想いと遊び心を革に込めて 下関市「革創作工房TSU-CHEY」
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年が変わると気分一新、持ち物を新調してみたくなる事ありませんか?
私は長年愛用しているキーケースをそろそろ買い替えたくてお店を探していたら、川棚に何やら面白そうな革工房を発見。
革製品の購入やレザークラフトの体験などができるお店のようです。
それだけではなく、革のお店なのに、牧場があってヤギがいる!?
これは行かねばと、レザークラフトの体験教室を予約して伺ってきました!
革創作工房TSU-CHEYとは?
お店に到着した時の感想は、え、ここ!?
「 革 」と書かれた看板と、道沿いに広がる牧場の敷地、そしてアメリカンな佇まいの秘密基地のような工房。このまま海外映画に出て来そうです。
店内に入ると、ずらっと並ぶ革小物達。使いやすい定番から、ちょっと変わった小物まで多岐にわたります。ヴィンテージ雑貨や、レザークラフトの専門道具などもあります。
それぞれの商品のお値段を見てまたびっくり。質感はしっかりしてるのに、あれこれ思わず買いたくなる超お手頃価格なんです。
こちらのレザー鯛焼きのコインケースは、下関市のふるさと納税の返礼品にもなっている人気商品。思わずじっくり焼き上げたくなりました。ちょっとした説明書きを読むのが面白く、思わずクスッとしてしまいす。
読みながら、自然とこれはあの人にあげようかな〜と考えてしまいます。
ヤギでしょ!
「常に人を喜ばせる仕事がしたい」と言う思いから、中学の美術の先生を辞め、この地に移住し工房を作られた店主の土橋さん。
遊び心満載の工房商品はもちろん、併設されている楽しい牧場からも、そんな土橋さんの人柄が感じられます。
なぜ牧場を?と尋ねると、「田舎暮らしといえば山羊でしょう!」と。
山羊3匹から始まった牧場は、当時より大きくなり、今やアヒルやミニブタなどたくさんの動物がのびのび暮らしています。
他にもアヒルやニワトリを観察したりと、動物園に来た感覚になります。家族で来てもとっても楽しい場所ですね。
いざ、レザークラフト体験!
体験教室では2800円で、コインケース・キーケース・カード入れ・ブレスレットから好きなものを作ることができます。(一部大きいサイズの小物を作る場合は3000円) 今回はキーケースを作ることにしました。
①柄を決めて打ち付けよう
まずは革をスポンジで濡らして柔らかくし、その上から専用の道具で好きな柄を打ち付けていきます。
こちらの工房、この柄のバリエーションがすごいんです!干支や星座や数字と文字は一通りあり、探せば探す程珍しい柄があるので中々決まりません。でも、手作りならではの悩む時間も楽しいですね。
柄を決めたので、動かないよう手で固定して、真上からコンコンと叩いてみます。
綺麗に柄が浮かび上がりました!楽しくて、いろんな柄を入れたくなりますね。
②皮に色を塗ろう
柄が終わったら、色見本から好きな色を選んで塗る工程です。
今回は「黄茶」を選びました。筆を染料に浸して、ムラに気をつけながら塗り重ねます。回数は好みですが、3回重ねるとムラも目立たず綺麗な仕上がりに。
③乾かす&ボタン選び
ドライヤーを近距離・強風で当てて乾かし、乾いたら艶が出るように磨きます。
ここまで出来れば、ほぼ完成!あとはキーケースに付けるボタンを選びます。
やっぱりボタンも、サイズも柄も沢山!あーだこーだ悩みつつ、選んだボタンをつけて頂き、完成です!
作業自体は1時間程度。小学生高学年くらいからなら1人でも体験できそうと感じました。自分の手を動かし、柄や色を選びながら作る体験は、とても楽しく、柄や色など悩んでいるとあっという間に時間が経っていました。手作りって良いですね!経年変化を楽しみに、大事に使い込んでいこうと思います。
贈り物に悩んだら
オーダーメイドのご注文もとても多いそうで、写真に残し切れない程いろいろなオーダーがあるそうです。「うちは敷居がすごく低いので、とりあえず来たら何とかなります」と土橋さん。こんなの出来るかな?と悩んだら、気軽に相談してみましょう。
これからやってくる卒業・入学シーズンは贈り物を探す機会も増える時期。使い込んだランドセルのリメイクや、みんなでお揃いのペンケースなど、贈り物に迷ったら、革創作工房TSU-CHEYへぜひ足を運んでみて下さい!