熟成タレが織りなす極上の鰻体験 山口市「西京げんや」
- グルメ
毎日暑い日が続いていますね。今回ご紹介するのは、まさに夏バテ知らずのスタミナ源、山口市の中心商店街近くに佇むうなぎの専門店「西京げんや」です。
こだわりの国産うなぎ
うなぎは鹿児島や愛知など、厳選された国産うなぎのみを使用しています。大きく、活きの良いうなぎをその場で調理していきます。
そして、うなぎと言えば「タレが命」という言葉に表されるように、秘伝のタレは「西京げんや」のうなぎを唯一無二の存在にしています。醤油、みりん、砂糖に、うなぎの骨を素焼きにして煮出したエキスを加えるというこのタレ。さらに、作ってから最低10日、2週間、あるいは1ヶ月、2ヶ月と寝かせれば寝かせるほど、まろやかさが増すというから驚きです。この熟成されたタレこそが、長年の歴史と共に深みを増しているのです。
関西風の真髄!蒸さずに焼き上げる絶品うな重
「西京げんや」のうなぎは、蒸さずに焼き上げる関西風です。そこに継ぎ足しの秘伝のタレを何度も塗り重ねながら丁寧に焼き上げていきます。
芸術品のような「特上うな重」に心ときめく
- 特上2段うな重(吸い物付き) 4120円 ※肝吸いはプラス200円
蓋を開けた瞬間に広がる香りに、食欲は最高潮に達します。ご飯とは別に二段に分かれて提供されています。うなぎだけではなく、ごはんにもたっぷりのタレがかかっています。
箸で持ち上げると、その身のふかふかとした柔らかさに驚かされます。一口食べると、うなぎの美味しさに思わず心ときめきます。皮目はパリッと香ばしく、中の身はふんわりとした絶妙な焼き加減。そして何より、サラッとせず、とろ~んとした柔らかい甘みとコクのあるタレが、うなぎの旨みを最大限に引き出しています。長年の歳月が育んだタレの深みに、ただただ感嘆するばかりです。
ご飯に乗せて食べれば、うなぎとタレとご飯が三位一体となり、口の中に至福のハーモニーが広がります。タレがしっかりご飯にも染み込んでいるので、一口ごとに旨みが広がり、元気が出てくるのを感じます。まさに夏バテ防止にも最適な逸品です。
うな重にセットで付いてくるお吸い物に、プラス料金で変更できる肝吸いもぜひ味わってほしい逸品です。うなぎ一本につき一つしか取れないという貴重な肝は、臭みが全くなく、旨みがぎゅっと凝縮されています。この肝吸いを口にすると、うなぎの奥深さを改めて実感できます。
鰻の新たな魅力を発見するサイドメニュー
そして、「西京げんや」の魅力はうな重だけではありません。サイドメニューも非常に充実しています。
- うまき玉子 660円
うなぎを巻いた玉子焼きは、そのボリュームにまず驚かされます。口に入れると、玉子にうなぎの旨みがじゅわっと溶け込み、主役級のうなぎが名脇役として輝きます。うなぎと玉子の相性の良さに、新たな発見があること間違いなしです。
- うなぎ白焼(小)1,000円
うなぎ本来の味を存分に楽しめる白焼きは、まさに通好みの逸品です。わさび醤油でいただくと、臭みが一切なく、濃厚な旨みが口いっぱいに広がります。うなぎ本来のポテンシャルの高さに感動を覚えます。
- うざく酢 660円
うざく酢はうなぎが入っている酢の物です。こちらにもうなぎがたっぷり入っています。
「西京げんや」では、うなぎの無限の可能性を感じさせてくれます。長年の歴史が刻まれたタレの熟成が、うなぎ料理の奥行きをさらに深めているのでしょう。
贅沢で奥深い、主役にも脇役にもなれる「西京げんや」のうなぎ料理。厳しい暑さが続くこの夏を乗り切るためにも、ぜひ一度足を運んで、うなぎを心ゆくまで堪能し、夏バテ知らずのスタミナをチャージしてください。
★今回の内容は、2025年7月15日放送、yab山口朝日放送『You!どきっ』のコーナーを記事化したものです。