「日本三大地鶏」の旨みを堪能!山口市 「薩摩ぢどり」
- グルメ
山口市の湯田温泉に鶏好きなら絶対に外せない一軒があります。その名も「薩摩ぢどり」(山口市熊野町4-15)。創業から20年以上、この地で地鶏の可能性を追求し続けている名店です。

ここの主役は何と言っても鹿児島の「さつま地鶏」。 なんでも、初代オーナーが「日本一旨い鶏」を探し求めて全国を食べ歩き、ようやく辿り着いたのがこの鶏だったとか。

さつま地鶏は比内地鶏・名古屋コーチンと並ぶ日本三大地鶏に数えられ、心地いい歯ごたえやコクのあるうまみを楽しめます。
まずはこれ!「もも炭火焼」でビールが止まらない

- もも炭火焼 1,188円
オーナーの岩井さんが看板メニューとして紹介して下さった「もも炭火焼」。地鶏本来のお肉を楽しめる商品だそうです。

もも炭火焼はまろやかな味わいの天日塩で下味をつけ、皮目を下にして焼き、食べやすい大きさに切ります。

仕上げに「チー油(鶏の油)」を投入して一気に高火力で焼き上げるのがコツだそう。 運ばれてきた一皿からは、炭火のワイルドで香ばしい香りが立ち上ります。

一口食べてみると……「ブリンッ!」と弾けるような凄い弾力! 噛めば噛むほど、肉の中に閉じ込められていたうまみが「ジュワッ、ジュワワ〜」と溢れ出してきます。天日塩のまろやかな塩気が、地鶏本来の濃い味をさらに引き立てていて、これはもうビールを頼まずにはいられません。

また、味変用に「ゆずこしょう」が用意されています。ちょこんとのせると ピリッとした刺激と爽やかな香りが加わり、また違った表情を見せてくれます。
ボリューム満点の「ぢどり鍋」
続いて、冬場に絶対おすすめなのが「ぢどり鍋」。

- ぢどり鍋 1人前3,135円
驚いたのがその量です。「1人前」と書かれていますが、実際は2人でシェアしてちょうど良いくらいの太っ腹なボリューム!

お肉は、新鮮さがひと目で分かる鮮やかな濃いピンク色。 これを、鶏ガラと香味野菜を2時間じっくり煮込んだ特製スープにくぐらせます。「お肉の色が変わってから15秒〜20秒がベストタイミング」とのことで、さっそくパクり。 炭火焼とはまた違う、スライス肉ならではの「プリップリ、コリッコリ」とした食感が楽しい!
そしてこのスープがまた絶品。下処理したさつま地鶏のガラと香味野菜におよそ2時間じっくり熱を加え、旨みを抽出します。

そして、しょうゆやみりんで味付けをすればおいしい鍋スープの出来上がり。

しょうゆや酒、みりんで整えられた味の輪郭はくっきりしているのに、後味は驚くほどスッキリ。鶏のエキスが丸ごと凝縮されたような、身体の芯から解きほぐされる逸品でした。
概念が変わる「チキン南蛮」

- チキン南蛮 902円
こちらではあえて「さつま地鶏のむね肉」を使用しています。

チキン南蛮のおいしさの秘訣は「二度揚げ」にあるそうです。一分ほど揚げたら一度引き上げ、予熱で肉を休ませる。そして再び油へ。この手間暇をかけることで、肉汁を油の中に逃さず、旨みを内側に閉じ込めたまま、中心まで完璧に熱を入れることができるのだとか。
揚がったものに甘酢だれをからめ、タルタルソースをたっぷりかけたらチキン南蛮の完成です。

弾力もあり、うまみもあふれる逸品です。
時代を越えて愛される、湯田の「とっておき」
「本当に美味しい地鶏を、一番美味しい食べ方で出してくれている」 岩井さんの鶏への愛情が、一皿一皿から伝わってくる素敵なお店でした。

夜は焼酎やレモンサワーを片手に、炭火焼を突っつくのが最高ですが、お昼は親子丼などの定食もやっているとのこと。
湯田温泉で「今日は旨い鶏で一杯やりたいな」という時に訪れてみるのはいかがでしょうか。
★今回紹介した3品は夜メニューです。
★今回の記事は2025年12月2日放送、yab山口朝日放送『You!どきっ』のコーナーを記事化したものです。





