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食べたらわかる!懐かしく新しいポン菓子 山陽小野田市「ぽんの時間」

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体に優しく、素朴な味わいで昔から人気のお菓子「ポン菓子」。

今、そんな「ポン菓子」に”新しい魅力”を加えて販売しているお店があるのを知っていますか?

 

場所はJR小野田駅の近く、小野田駅バス停のところにある、石焼き芋の大きな壺が目印の「ぽんの時間」です。

店内に入ると「いらっしゃい」と、まるで常連や家族を迎え入れるような自然体で笑顔の店主が声をかけてくれます。

二代目店主の多原美加さんです。

ポン菓子の製造販売を行う両親のもと、幼い頃からポン菓子の音と香りの中で育ってきた美加さんに、こだわりのポン菓子についてお話をうかがってきました。

本物のポン菓子を知ってほしい

まず、美加さんが父から受け継いだポン菓子を通販で出品しようとしたときに、「ポン菓子」のカテゴリがない事に驚いたそうです。

「駄菓子のひとつじゃなくて、ポン菓子はポン菓子」美加さんのプライドに火がつきました。

 

ポン菓子は、お米を膨張させた素朴なお菓子。

「シンプルだからこそ奥深い」と美加さんは考えます。

 

県内産、国内産のお米をきれいな水で煮詰めた砂糖で味付けし、素材や砂糖の種類で温度設定を変えるという「ほりうち」のポン菓子は、大きく分けて2つのシリーズがあります。

 

「自然をぽん!」シリーズ

まずは、人気の”昔ながらのぽん菓子シリーズ”です。

 

美加さんの父・堀内辰美さんと母・文枝さんが昭和50年から続けてきたぽん菓子製造と販売。

お祭りでは目の前で実演するパフォーマンスでも人気だった「美味しいぽん菓子」を日々追求し続けて、出来上がってきたポン菓子は長い間山口県で親しまれています。

看板商品である「ぽんげんこつ」はひとつずつ手作業で丸めて形成します。

 

そして美加さんが特に大事にしている商品「シロぽん」は昔からの王道のポン菓子です。

 

シンプルで素朴な「シロぽん」ですが、こだわりの証である、「表面のツヤ」が最もわかりやすく出る商品です。

「ぽんとろーね」シリーズ

そしてこちらが、今までにない新しい感覚のプレミアムぽん菓子「ぽんとろーね」です。

お米だけでなく、大豆、とうもろこし、マカロニ、ペンネのポン菓子も発売されています。

甜菜糖、きび砂糖、カラメル色素の無い三温糖など、それぞれの素材にあった砂糖を使用するこだわりのシリーズです。

砂糖だけではなく、ミネラル豊富な最進の塩を使った塩味もありますよ。

 

昔から近所の人がいろんなものを「ぽんしてほしい」と持って来られていたそうで、

「過去には梅干しの種をぽんしたことがあるんですよ。それは失敗だったけど楽しい経験です」と笑って教えてくださいました。

地場産の農産物を使ったドライフルーツや、ドライ野菜をポン菓子に入れたプレミアムシリーズの「ミニおこし」は生産が追いつかないこともあるほどの人気です。

 

1番人気のゆずきちは、プレーン、くるみとともにファミリーパックも発売されました。

カフェ

「ぽんの時間」が今の日の出に移転したのは、2021年10月28日。

それまで店舗は商店街があったセメント町にありました。

実は小学生時代の筆者の通学路で、下校時に「ぽん!」と鳴るのを楽しみに歩いていたのを覚えています。

まさに『ぽんの時間』が楽しみでした。

 

移転を機に、「みんなが集える場所を作りたい」という想いでカフェスペースもオープンしました。

ドリンクを注文すると、「モロコシぽん」「大豆ぽん」「玄米ぽんてんさい」「アーモンド入りぽんげんこつ」「マカぽん 」「ペンネぽん」の6種類の中から、選べるポン菓子が付いてきます。

今回、「玄米ぽんてんさい」を選びました。

冷たいほうじ茶ラテ 450円

ラテの上にポン菓子が浮かんでいます。香り深いほうじ茶が、ポン菓子ともよく合います。

 

スイーツもありますよ。

冷やし焼き芋と朝搾りミルクジェラートのパフェ(小)350円

ミルクのジェラートと焼き芋の組み合わせがとっても美味しいです。

筆者は(小)を選びましたが、(大)にすれば良かったと少し後悔をしました(笑)。

ペンネのポン菓子は、初めて食べましたがお米に比べてしっかりとした味わい。甘さ控えめでサクサクと何個も食べてしまいそうになります。

優しい時間

美加さんは、子育て相談員としての相談をうけたり、ペアレントメンターとしての活動や講演活動も行われているそうで、毎月第2土曜日・第4土曜日には子ども・若者の居場所支援として、店舗をフリースペースとして提供しています。

「困ったことがあったらここに来たらなんとかなる。」

そんな場所を目指しているそうです。

 

だれでも気軽に来られるかな、という想いではじめた焼き芋も人気で、焼き芋だけを買いに来られる常連さんもいるほどです。

お店の正面がバス停という立地に「バス待ちの時間にも利用してほしい」と美加さん。

優しさ溢れる『ぽんの時間』で、ポン菓子の魅力を知り、お気に入りのポン菓子を見つけてみませんか?

是非遊びにいってみてください。

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