繊細なこだわり紅茶でほっと一息「畑からつくる紅茶カフェ 霞」
- グルメ
ふわっといい香りに癒される「紅茶」。
今回はおやつと共にティータイムに楽しむのはもちろん、一息つきたい仕事の合間や日々の食事と共に楽しみたくなる紅茶に出会える「紅茶専門カフェ」をご紹介します。
こだわり紅茶の専門カフェ
店内は白と木目調で統一されたグリーンの映える空間、
そして奥に進むと、また雰囲気の違う、ドライフラワーがふんだんに飾られたアンティーク調の落ち着いた空間が広がっています。
その隣には提供する紅茶を作っている製茶室が。
このカフェは隣接する「自然派マカロン専門店NeiGe」の店主・福本将之さんが「甘すぎない優しいマカロンに合う飲み物を作りたい」と2023年7月に出店しました。
店内に並ぶ約10種類の紅茶の茶葉たちは「畑からつくる紅茶カフェ 霞」というお店の名前の通り、福本さん自ら育てたもの。
宇部市小野と周南市高瀬の茶畑の一角を借りて、ご両親と共に農薬や肥料を使わずに栽培し、手摘みしています。
産地や季節、発酵時間で変わる繊細な味わい
茶葉の入った瓶を見てみると、産地や手摘みしたい日にちのほか、発酵時間が書かれているものもあります!
品種は「やぶきた」という緑茶の品種で、全体的に渋みが少なく華やかな香りが特徴ですが、宇部市小野で育った茶葉は蜜っぽい甘い香り、周南市高瀬で育った茶葉はフローラルな香りと違いがあるそう。
さらに同じ種類・同じ場所で育った茶葉でも4~5月の新芽のシーズンに摘んだものは若々しくみずみずしい爽やかな風味、6~7月に摘んだものは風味のバランスがよく、そして8~9月のシーズンに摘むとより渋みのある紅茶らしい味わいになるんだそう。
さらに通常2~3時間の発酵時間を5時間、8時間と長くしていくと酸味が出やすくなるんですって。
紅茶の世界は奥深いですね、おもしろい♡
その中から今回は2023年プレミアムティーコンテストの和紅茶部門で三ツ星のプレミアムティに選ばれた「5月20日摘み 小野」の紅茶をいただきました。
- セレクトティー(HOT) 750円 (テイクアウト 550円)
※ドリンク1杯につきマカロンクッキーが1枚ついてきます。
淡い黄金色をした紅茶はカップに注ぐだけでふわっと香りが広がり、一口いただくとすっきりと爽やかな味わいで甘い香りがスッと鼻に抜けていきました。
紅茶と聞いてイメージしがちな芳醇なコクのある味わいのものより軽く飲みやすいので紅茶に苦手意識がある方にもおすすめしたい一杯です。
その他にも季節に合わせ、県内産の果物を中心に使用したフルーツティーもありますよ。
3月末ごろまではいちご!
私はいちごティーソーダにしてみました♪
- いちごティーソーダ(ICE)710円(テイクアウト 650円)
紅茶の華やかな香りを感じつつ、いちごの甘酸っぱさ、さらに炭酸で清涼感たっぷりのドリンク♡
紅茶によく合う軽食やスイーツも
紅茶と一緒にいただきたい軽食やスイーツもありますよ。
- 季節のキッシュ 600円(ドリンクとご注文で50円引き)
元々フランス料理人だったという福本さん。
パイ生地はサクサク、中には具材がたっぷりでうまみがぎっしりでおいしい~!
紅茶にもよく合うキッシュです!
- チーズのタルト 700円(ドリンクとご注文で50円引き)
注文を受けてから、一つ一つ表面を焼き上げます。
下は濃厚なベイクドチーズケーキ、上はとろっとした食感のチーズのムースという2層になった味わい深いチーズタルトです。
その他にも季節のスイーツや紅茶を使った焼菓子や予約制の豪華なアフタヌーンティもありますよ。
店主の福本さんは「紅茶を日常的に気軽に楽しめるようマカロンなどのスイーツやお食事とのペアリングを提案していきたい。いつかハーブやブレンドティーなどいろんな種類のお茶も提供できれば」と話していました。
紅茶の茶葉は熟成が進むとさらに味わい深く美味しくなっていくそう。
「畑からつくる紅茶カフェ 霞」もさらに進化していきそうです!