レノファを愛するオーナーの気取らないイタリア料理　山陽小野田市「Buono」

グルメ
2024.03.30

レノファ山口FCの練習拠点である「おのサンサッカーパーク」のすぐそばにある「おのだサンパーク」。1983年のオープンから、多くの山口県民に親しまれてきたショッピングモールです。約140の専門店が入っており、飲食店は施設内のフードコートと、施設外側のグルメストリートにあります。
今回は、「おのだサンパーク」で20年以上に渡って愛され続けるイタリアン食堂「スパゲッティ＆ピザ　Buono（ボーノ）」を紹介いたします！

レノファ愛に溢れた店内の写真はこちら

イタリア語で美味しい！素晴らしい！

グルメストリートの中央、スターバックスコーヒーの斜向かいにお店を構える「Buono」。

オーナーは山陽小野田市出身の西岡勝利さんで、奥様と一緒にお店を営んでいます。
創業は1991年で、今年で33年目。当初は山陽小野田市内の路面店として営業されていましたが、2001年に「おのだサンパーク」からの誘いを受けて移転されました。

店名の「Buono」は、イタリア語で「美味しい。素晴らしい。」という意味。老若男女のお客様、皆様に覚えてもらいやすいと思い名付けたそうです。

店内に入ると、タイルやお皿などのシチリア陶器が並んでおり、一瞬にして異国に来た雰囲気に。席に着くと、壁一面に掲示されたサッカーユニフォームに目が釘付けになります。

サッカー元イタリア代表のファンタジスタ、ロベルト・バッジョや、元日本代表スターの中村俊輔のユニフォームもありますが、レノファ山口のユニフォーム枚数は圧巻！
西岡オーナーが7年前にレノファ山口のチームスタッフの方と親交ができたことがきっかけでレノファ推しになったそうで、今では、歴代選手達から頂いたユニフォームがお店の壁の半分ほどを占めています。
オーナーや奥様がつくりあげる店内の居心地の良さや、料理の美味しさに選手も足繫く通うお店となりました。

「レノファ推しのお店」は装飾だけでなくメニューにまで！

レノファ選手がよく注文されるという人気メニューをご紹介します。

スペシャルランチ熟成ビーフステーキ　約130ｇ　1,300円（サラダ、スープ、ライスorパン付）

香り豊かなソースに包まれた上質な赤身はコラーゲンたっぷりで柔らかく、脂肪が少なくとても食べやすいメニュー。

なんと、この料理の誕生にもレノファとの繋がりがきっかけとのこと。6年前、とある選手が頻繁に肉離れをして悩んでいました。
ケガの予防には牛肉の赤身とコラーゲンが良いとされていることから、それに適した部位を柔らかく、コクの出る熟成肉にして提供。
メニューに加えたところたちまち人気商品に。今ではファンの多いメニューとなったそう。

柔らかい赤身によくあう特製のソースが筆者のお気に入りです。

もう一品、筆者のお気に入りをご紹介します。

生ウニのペペロンチーノ　1,250円

生ウニを使ったペペロンチーノは、イタリアではメジャーな料理だそうです。「こだわりはウニをたくさん使うこと！」と西岡オーナー。
確かに、ニンニクのパンチがガツンとくるなかで、ウニの味をしっかりと堪能できます。レノファ山口ＯＢの坪井慶介さんや、多くの現役選手もお気に入りなのだとか。

気取らず気軽に

西岡オーナーにお店のことを伺ったところ、「Buonoのメニューは見た目の華やかさはありません。気取らず気軽に、美味しい時間を楽しんでいただけるお店がコンセプトです。また、私の料理に対する思いの中に、『どこで、どんなお客様に、どんな食事をしていただくか』という思いもあります。サンパークは、山口県全域か、いろいろなお客様が来店され、その目的はショッピング。そういうお客様のことを考え、楽しいショッピングの時間の合間を美味しい時間でつなげられるように営業しております。」と教えてくださいました。

常にお客様のことを大事に考えるオーナーだからこそ、レノファ山口の選手やサポーターのみならず、多くのファンに愛されるお店になっているのだと感じました。

レノファ山口を応援するために、店内に試合観戦用の大型モニターを設置した西岡オーナー。
「昨年はレノファ山口ＦＣのホーム戦の際、維新みらいふスタジアムへ出店していたのですが、今年は、維新みらいふスタジアムへ行くことができなかったり、アウェーの応援に行けないサポーターの方たちと全試合、お店で観戦しながらレノファを応援したい。」と意気込んでいます。