台湾料理が好きすぎて 萩市「yamamichi食堂」
- グルメ
豚肉はロースとミンチをしっかり炒めて!そこに、ピリリとするスパイス!
ほろほろになるまでお肉を煮込んだら…ご飯の上に豪快に!香りが食欲をそそる、台湾料理をご紹介します。
田町商店街を抜けたところにある「yamamichi食堂」。
煉瓦づくりで、窓がアーチ状になっており、おしゃれな雰囲気を感じます。60年代のレトロな雰囲気をコンセプトにしたお店です。
台湾料理が好きすぎて
台湾料理が好きすぎて、食堂を開いたご夫婦、スパイス香る、料理の数々が常連客をトリコにしています。
店主の平山賢太(ひらやま けんた)さんと妻の美穂(みほ)さん、ご夫婦。
人気メニュー「ルーロー飯」
ルーロー飯といえば、屋台や食堂でよく食べられる台湾の大衆料理です。
甘辛く味付けした豚肉にスパイスを加えたご飯が進む逸品です。
台湾好きなご夫婦が、みなさんにも食べたことないものを提供しようということで、ルーロー飯を提供するようになったそう。
使っている豚肉は、少し厚めにきった肩ロースです。
台湾とかは豚バラとかでするそうですが、ちょっと脂がしつこすぎるので、肩ロースにしてちょっと物足りないのでミンチを入れてごはんにもなじむようにしています。
いろいろ試して、この2種類が1番良いなと思って、これで作っているそうです。
そして、ルーロー飯に欠かせないスパイスが「八角(はっかく)と五香粉(ごこうふん)」。
八角は、独特の甘みと苦みがあるので、苦手だという方もいるそうですが量を調節して食べやすくしているそうです。
とろみが強い中国の醤油に辛口の山口の醤油、甘口の福岡の醤油をブレンドして日本人好みの味付けに。
しばらくお肉を煮込んだら、ちょっとレトロさを感じるお鍋の中へ。
大同電鍋という”台湾のお鍋”で、ルーロー飯を炊いて柔らかくなるまで煮込むそうです。
豚肉を煮込むこと、およそ40分。肩ロースとミンチが、いい具合に、ほぐれていました。とっても、ご飯にあいそう!
お肉をご飯の上にたっぷりと!お味噌汁と、サラダがついた、ルーローハンの完成です!
●ルーロー飯 950円
スーっとするスパイスが香る本場の味です。クセとかなくってすごく食べやすい。ごはんにタレもよくからんでます。
ルーロー飯に添えられているのが、香辛料のクミンとニンジンを炒めた、クミンニンジン。カレーなどによく使われているスパイスですよね~。
お二人が台湾料理を始めたのは、ノスタルジックで活気のある台湾の町や人、そして、素朴でどこかなつかしい味に魅せられたからなんだそうです。
ご主人は、元介護士、奥さんは元美容師と、まったく違う仕事をしていましたが、大好きな台湾料理をふるまおうと独学で料理を学びました。
「街並みもそうですけども、屋台であったり人々もそうですし、全体的にみんな大好きです。」と賢太さん。
人気のスパイスメニューがもうひとつ!
エスニック料理の定番「グリーンカレー」です。鶏肉をはじめ、ナスやシメジ、ズッキーニなど具材がたっぷり。
青唐辛子の辛さを引き立てつつ、ココナッツミルクなどで、マイルドさを加えます。
●グリーンカレー 950円
常連客をとりこにする人気の定食
常連さんが通いたくなる”人気メニュー”というのが週替わりの定食!
バランスの良いメニューが人気で、これまでと同じメニューにならないよう、毎週レシピを考案。
●週替わり定食 950円 (※2024年7月、取材時のメニュー)
地元野菜を使い、メインに合う小鉢が3つほどついています。
この週の副菜には、チャプチェやひじき煮などが並びます。野菜もしっかり使われていて、優しい味わい。
メインは、とりミンチの大葉チーズ焼きでしたよ。
週替わり定食は、毎週お店のインスタグラムでメニューが紹介されるそうです。
こちらでご紹介したメニューの他に台湾まぜそばやエスニックそぼろなどもあるそうです。
ご家族や友人とランチに出かけてみてはいかがでしょうか。