情熱ソースで料理を格上げ! 防府市「元町キッチンnobu」
- グルメ
今回は、執念の手作りソースが命!
長年の経験を生かし作られる、極上ソースがお肉をまとう、ハンバーグを目指し、防府市へ向かいました。
横浜で30年の洋食屋経験のあるノブさんのお店
やってきたのは、防府駅・天神口側の通りを1本入ったところにある「元町キッチンnobu」(山口県防府市八王子1-2-18)。
店内に入ると、テーブル席や壁際の1人がけ席、カウンター席などがあり、お一人でも仲間とでも利用できそうです。
オーナーは防府市出身の「ノブさん」こと中西信夫さん。
横浜・元町で約30年洋食屋をやっていましたが、還暦を機にふるさとである防府市に戻り、5年前「元町キッチンnobu」をオープンしました。
店名の「元町」はお店がある地名というわけではなく、横浜「元町」からとっているそうです。
こだわりソースでハンバーグを堪能
ノブさんが情熱を注いで作るのは「ソース」。
その「ソース」を堪能できる料理をご紹介していきます。
まずはハンバーグから。
炒めたニンニクに、料理用のマデラワインをたっぷり注いでいった後、手作りのデミグラスソースを入れ、隠し味だという味噌を加えていきます。
「味噌をいれたらコクが増す」のだとか。
まさに和と洋が融合した、オリジナルのソース。
しょう油やチキンコンソメなども入れ、2時間ほど煮込みます。
続いてハンバーグのタネを作っていきます。
お肉はしっかり肉質を感じられる粗びき肉を使用。秋吉台高原牛を使います。
ほどよい食感を生み出すためには50回の練りが、ベストだとのこと!
ブラックペッパーやナツメグなどの調味料とともに練り上げていきます。
そこへアクセントになる、生の玉ねぎとともに加えていくのが、生のパン粉とお麩です。
これらを入れることで肉汁がハンバーグの中に閉じ込められるとか。
フライパンで、じっくり焼きあげること、10分。
美しい焦げ目の上に自家製ソースをかけたら、「ハンバーグ ステーキソース」の完成です。
- ハンバーグ ステーキソース(ライス付き) 1,360円
ステーキに近いぐらい肉肉しいハンバーグで、食感はとてもふんわり。
玉ねぎが生なのが面白い食感となっています。
何よりもソースが最大の魅力。いろんな材料が合わさって、複雑な旨味になっています。
このハンバーグにまとわせて、余すことなく食べたくなりますね。
トマトソースでパスタもペロリ!
ノブさんのソースへのこだわりはハンバーグだけではありません。
もうひとつノブさんが執念を燃やすソース、それがトマトソース!
ずん胴の中にいれていくのは、大量のタマネギ。さらにセロリも加えてあめ色になるまでひたすら炒めていきます。
しゃもじを、かき回し!そしてかき回す!
この暑い夏でも、鍋との格闘が続きます
まさに執念のソースづくり。
これもタマネギの甘味を生かしきるために重要な工程だそうです。
「やっぱり砂糖の甘さとまた違うんですよね。玉ねぎから炒めた甘みと」そう話すノブさん。
あめ色まで炒め抜いた タマネギにホールトマトなどを加えて、さらに2時間ほど煮込むとトマトソースが完成します。
そのうまさを存分に味わえるのがパスタです。
具材は、ガーリックやフレッシュトマト、エビやキノコを炒め、そこにノブさん渾身のトマトソースを投入。
さらにチーズや生クリームを加えて火にかけながらコクやまろやかさを出していきます。
そして、しっかりとパスタとソースを絡めれば、具もたっぷり、「トマトクリームソーススパゲッティ」の出来上がりです!
- トマトクリームソーススパゲッティ エビとキノコ 1,160円
最初に口に来るのは、トマトの酸味。でも、後に残るのはお野菜から出ている、旨みのような、
甘みなんです。
生クリームとかが入っているからとてもクリーミーな味わいで最後に口の中でふわっと完成する「もう一回、食べたい!」と思わせられる、ノブさんの一皿です。
衰えしらずの探求心で作られるほっこりグルメが、あなたを待っていますよ!
★今回の内容は2024年8月13日放送、yab『YOU!どきっ』のコーナーを記事化したものです。