あっさり!牛骨スープの中華そば 岩国市「麺屋 鼓」
- グルメ
材料は旨味を生み出す巨大な骨、大将がほれ込んだ牛骨スープで、最高の一杯を作り出します!
シンプル、だけど奥が深い!牛骨スープでも、あっさり!中華そばをご紹介します。
今回、お邪魔したのは、JR岩国駅近くにある「麺屋 鼓(めんや つづみ)」です。
2024年7月にオープンした「麺屋 鼓」。
廣川さんは、いろんな店をめぐるとともに2年間の修業を経て、独自の味にたどりつきました。
臭みを感じさせない、牛骨スープ
臭みを感じさせない、牛骨スープ。味の柱となる牛骨は、とても大きいんです。
通称、ゲンコツと呼ばれる牛の大腿骨。重さは3、4キロあり、この骨をおよそ1時間、
重曹を加えたお湯で煮込み、灰汁を取り除きます。
さらに、水でも灰汁を洗い流します。牛の臭みを抑えるためには、欠かせない作業です。
そして、ノコギリで骨に切り目を入れます。たたき割った牛骨を
10時間も鍋で煮込み、じっくり、骨に眠る「旨み」を引き出します。
途中、さらに臭みを抑えるためショウガやタマネギを加えます。
あっさり味を目指すため、スープのかえしは塩味。そこに旨味が染み出した、牛骨スープをイーン!
そして、麺は、もっちり感を出すために、全粒粉を使った、オリジナルの中太麺。それをスープにイーン!
スープの旨さを存分に味わってもらうため、具材は、もやしと自家製のチャーシュー、そしてねぎと最小限。
試行錯誤の末、「シンプル」な中華そばにたどりつきました。
●中華そば(小) 870円
シンプルに、具材との調和も優れた牛骨スープの中華そば。
そして、牛骨スープを使った、もう一つの勝負麺!ちゃんぽんも必見です!
巨大な牛骨から生まれる、あっさりスープがたまらない、岩国市にある 麺屋 鼓。
若き店主が、7月にオープンしたお店です。牛骨なのに、あさっりな中華そばと二枚看板を張っているのが
牛骨スープを使った、ちゃんぽん!
まずは、豚肉を炒め、さらに、イカやキャベツやニンジンなど、たっぷり野菜を炒めます。
そして味付けは塩、コショウ。そこに、中華そばと同じ、10時間煮込んだ牛骨スープを投入!
かえしは、豆乳ベースのダシを使いまろやかさを加えます。さらに、もやしやウズラの玉子と、具だくさんです。
「ちゃんぽんは、やっぱり、野菜ありきだと思うのでいっぱい食べてもらいたいな、と思って」と店主の廣川さん。
ちゃんぽんに使う麺は、中華そばと同じ、中太麺。その麺の上に、たっぷりと野菜で覆ったら、ちゃんぽんの完成です。
●ちゃんぽん(小) 1,000円
チモチ麺で、このクリーミーなスープがっかり抱きかかえるような感じで持ち上がってきますね。
中華そばと同じだしなんですけれども、焼いた野菜の甘み、香ばしさ、
そしてお肉や魚介の旨みがまた溶け込んでいて、旨味に何か厚みがさらに増したって感じですね。美味しい。
あっさりと、クリーミーさが共存する、牛骨ちゃんぽん。
女性客にも人気だそうで大将の、細やかな味へのこだわりを感じる逸品です。
「お客様に来ていただいて、とにかく満足して帰ってもらえたら僕はそれで嬉しいので、
そういったお店にしていきたいですね」と店主の廣川さん。
あっさり!がたまらない牛骨の中華そばを味わってみてはいかがでしょうか。