美味しい食材と優しい公園で幸せます 防府市「道の駅潮彩市場防府」「メバル公園」
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今回紹介するのは防府市の周防灘を望む港と直結した「道の駅 潮彩市場防府」です。
新鮮な海の幸、揃ってますよ!
地産地消の取り組み
ここは、元々漁業組合がオープンした市場で、2012年に公共施設として整備された場所です。
瀬戸内の豊かな海産物を地元の人に届けたい。
新鮮で旬な食材を安心して食してほしい。
魚食についての正しい知識を広めたい。
生産者の願いは、港に停まった漁船から魚が揚がる魚市場のすぐ隣にある「道の駅 潮彩市場防府」で実現されています。
たとえば高級魚として知られ家庭で食べるイメージが少ないハモですが、専用の骨切り機を使って処理することで値段を抑えて提供することが可能に。
それまで水揚げされたハモのほとんどが関西の方へ出荷されていたそうですが、地元で安く美味しく食べられるようになりました。
漁港で水揚げ、ここで骨切りされた新鮮で美味しいハモは市内スーパーに卸したり、地元の給食にも使われているそうです。
ここにしかない「魚」と「味」
1階の売り場では、ちくわ・かまぼこ・天ぷらといったねり製品を製造・販売する「岡虎」(防府市)が出店しています。
天ぷらは豊富なラインナップで、どれを食べようか迷ってしまいそう。
なかでも名物の『魚ろっけ』は、「岡虎」の本店で作っているものとは材料や配分が違う、ここでしか食べられないオリジナル商品です。
※『魚ろっけ』は山口県のローカルフードで、魚のすり身と玉ねぎなどの野菜を揚げたコロッケのような食品です。
- 魚ろっけ 150円
筆者もいただきましたが、サクッとした食感と噛むたびに広がる魚の旨味がやみつきになります。
また直営ブースには山口県内を中心に地元産の青果がずらっと並びます。
夕方に来てくださるお客様にも喜んでいただけるように商品が欠品しない事を心掛けられているそうです。
青果だけではなく、各地から名産やこだわりの商品が集まり、常時約390点の品揃えなんだとか。
山口のお土産品も販売されています。
そして鮮魚がずらり。普段あまり目にしないような魚介類もたくさん並んでいます。
全てのお店が対面販売なので、調理法など知りたいことを聞くと丁寧に教えていただけますよ。
鮮魚だけではなく寿司や惣菜料理を販売するお店もあるので、プロの味を楽しめるのが嬉しいですよね。
別館の牡蠣小屋や2階の飲食店では漁港で水揚げされた新鮮な魚を使用した海鮮丼、炭火焼、定食などが楽しめます。
また、毎年7月に開催される「ハモフェス」をはじめ、季節に応じたイベントを開催するほか、
漁業体験や旬のお魚料理教室などといった、魚を知り・楽しめるイベントを数多く用意しています。
こちらの展望デッキでは、漁船から魚が水揚げされる漁港がすぐそばに見えて心地よい潮風がふいていました。
天気が良い日は大分県の姫島、国東半島までみえるロケーション。
ここで買ったものを食べながらゆっくりできます。
そして、この奥に見えるのが隣接する「メバル公園」と呼ばれている新築地町防災広場。
お腹を満たしたあとは、散策がてらこちらにも足を伸ばしてみましょう。
みんなに親しまれる防災広場
道の駅のすぐ横にある「メバル公園」は入場無料。
すべり台やネットトランポリンなど37種類の遊具があり、これらは非常時には防災施設に変わる仕組みを備えた『防災公園』です。
広場のシンボルにもなっているのが、メバルを型どった大型遊具の「がんばるメバール号」
とても目立ってかわいいのですが、なぜメバルなのだろう?と不思議に思っていたのは筆者だけではないはず。
瀬戸内海を泳ぐメバルは、目がとってもよく見える魚で「子ども達の遊びをいつも見守り続ける」というメッセージが込められているそうですよ。
内部は2層構造で、下部は緊急時には仮設テントで約50人収容できる シェルターになります。
上部には波型のトランポリンが張られており、揺れる吊り橋やリングネットのトンネルなどが設置してあり、アクティブな遊びが好きなお子さまに大人気。
他にも、小さな子供たちを対象としたタコの遊具などをはじめ、幼児・乳幼児エリアには知育パネルやベビーカー置き場。
大人も利用できる健康遊具まであって、幅広い世代が楽しめる工夫がされています。
そのうえ非常時にはテーブルとかまどに分かれるベンチや物資・資材を運搬するための手押し車に変わる列車型遊具、充電が出来るソーラー照明なども設置されていて、防災施設としての役割もしっかり担っている頼もしい公園です。
お出かけ日和が続く初夏。
道の駅潮彩市場防府で新鮮な地元食材を堪能し、メバル公園で楽しい時間を過ごしてみてはいかがでしょうか。