地元食材×本場イタリアの情熱! 美祢市「Pizzeria MASA(ピッツェリア マサ)」
- グルメ
山口県美祢市の隠れ家レストラン「Pizzeria MASA(ピッツェリア マサ)」。ここでは、地元産の新鮮な食材と本場イタリアから取り寄せた厳選素材を掛け合わせ、店主の情熱が生み出す本格窯焼きピザを味わうことができます。
ピザ窯から立ち上る香ばしい香りに誘われ、食欲を刺激する特別なひとときを楽しんでみませんか?
地元とイタリアをつなぐ
美祢市の静かな風景の中に佇む「Pizzeria MASA(ピッツェリア マサ)」(山口県美祢市美東町真名247-1)。
ここは、オーナーである藤本昌幸さんが「ナポリピザ」への情熱から手作りしたピザ窯で焼き上げる本格ピザを楽しめるお店です。
藤本さんは「最初は趣味で始めたんですが、次第に本格的な味を目指すようになりました」と語ります。
店内に入ると、温かみのある空間が広がり、訪れる人々を心地よく迎えてくれます。
藤本さんが手作業で1年以上かけて完成させたピザ窯は、職人魂を感じさせる美しい仕上がり。その窯で焼かれるピザは、まさに「本場の味」です。
職人技が光る「マルゲリータ」
「MASA」の看板メニューである「マルゲリータ」。このピザは、シンプルな食材が持つ本来の味わいを最大限に引き出した逸品です。
ピザソースには、イタリア産のサンマルツァーノ種トマトが使われています。藤本さんは「このトマト缶は、味が濃いときも薄いときもあります。その都度、味を確認して2種類をブレンドしています」と話します。トマトの甘みを引き出すため、トマトの量に対して1%の塩を加え、粗めに潰して仕上げます。
ピザ生地にもこだわりが詰まっています。
イタリア産小麦を使用し、仕込みから焼き上げまでに2日以上の時間をかけて熟成。藤本さんは「これを二日前に仕込んで、冷蔵庫で熟成させ、その日の朝に再び生地を練ります。その後6時間発酵させて提供しています」と、長時間かけて完成させるプロセスを語ります。
生地に特製のトマトソースとバジル、そしてイタリア産モッツァレラチーズをのせ、450℃の窯で焼き上げると、香ばしい香りが漂います。
こちらが看板メニュー、「マルゲリータ」です。
- マルゲリータ 1,760円
焼き上がったピザはふっくらと膨らみ、軽い口当たりの生地と濃厚なチーズ、トマトソースの酸味が絶妙なハーモニーを奏でます。
パリッとしたところともちもちの食感、そして空気を含んだ軽さがたまらない一品でした。
燻製チーズ香る「サルシッチャ・エ・スピーナーチョ」
もう一つの人気メニューは「サルシッチャ・エ・スピーナーチョ」。
ポイントとなるのは燻煙チーズ。藤本さんは「桜チップを使って燻製します。この香りがピザ全体を引き立てます」と説明。その燻製の工程はまるで魔法のよう。
自家燻製したモッツァレラチーズと、地元産のほうれん草、イタリア野菜のフリアリエッリ、そして自家製サルシッチャをトッピングし窯の中へ。
「サルシッチャ・エ・スピーナーチョ」の完成です!
- サルシッチャ・エ・スピーナーチョ(ソーセージとほうれん草) 2,090円
窯で焼き上げられると、燻製の芳醇な香りと、サルシッチャの肉の旨みが絶妙に絡み合い、一口食べるごとに幸せな気分に包まれます。噛めば噛むほど生地の甘さが出てきますよ。
地元愛とイタリアの伝統が織りなす味わい
藤本さんは「トッピングに関しては地元産にこだわりたい」と語ります。実際、ピザには美祢市や山口県内で採れた新鮮な野菜や特産品がふんだんに使われています。「地元の魅力を詰め込んだピザで、山口の良さをもっと多くの人に知ってもらいたい」との想いが、一枚一枚のピザに込められています。
イタリアと山口の素材を見事に融合させた「Pizzeria MASA」のピザは、地域の魅力を再発見できる味わい。美祢市を訪れた際には、ぜひその特別な一枚を体験してみてください。
★今回の内容は、2024年12月3日(火)山口朝日放送『YOU!どきっ』のコーナーを記事化したものです。