世界で評価されるブルワリーに! 周南市「スカイホップブルーイング」
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クラフトビールって?
最近、見聞きすることが増えた
「クラフトビール」という言葉。
本場のアメリカでは、
「小規模であること」
「独立していること」
「伝統的な原料や製法でつくっていること」
という3点を満たすものを
クラフトビールと呼ぶそうです。
日本もそれに倣って
上記のようなものを
クラフトビールと呼ぶことが多いですが、
実情としては、3点を満たすものというよりも、
「小規模の醸造所で
ビール職人が
こだわりを持って製造しているビール」
というイメージを持つ人が
多いのではないでしょうか。
そんなクラフトビールを製造する
周南市の醸造所を取材してきました。
大のビール好きがつくるクラフトビール
2021年に製造・販売をはじめた
周南市の「スカイホップブルーイング」。
川沿いのビルの1階に
ブルワリーを構えています。
500リットルのタンクを5基備えたブルワリーで、
定番の商品に加えて、委託製造も受けています。
商品は周南市内や福岡県を中心に
100店舗以上の料飲店に卸していて、
中にはミシュランの星を獲得しているお店もあるそうな。
「本当においしいビールを届けたい」
そう話すのは
製造を担当する取締役工場長の大空さん。
大学在学中に、ビールに魅せられて、
卒業後は山口市内の地ビール会社に就職。
働いていく中で
「いつかは自分でつくりたい」という気持ちが大きくなり、退職を決意。
今の社長との縁もあって
周南市で醸造所を開くことになりました。
取材中も
ビールの話題ならずっと話せる!という熱を感じるほど
ビールへの深い愛が伝わってきました。笑
救世“酒”
スカイホップブルーイングが製造する「SAVEER」。
救世主という意味の「SAVIOR」と
ビール =「BEER」を掛け合わせ造語です。
現在は6種類を展開しています。
左から、
豊かな香りとジューシーさが特徴の「ヘイジーIPA」、
アルコール度数が比較的低めですっきり飲める「セッション」、
フルーティーな柔らかい香りの「ヴァイツェン」
スパイシーな香りでさっぱりとした飲み口の「セゾン」、
すっきり飲みやすくもキレのある苦さが売りの「ブラックIPA」、
飲みやすさと飲みごたえが同居する「プレミアムラガー」
となっています。
大空さんのオススメは「セゾン」。
スパイシーな香りは酵母由来だとか。
酢橙の皮で柑橘の香りをつけてあり、
さっぱりとした印象を後押しします。
暑くなってくるこの時期にぴったりです。
筆者が一番好きなのは「ヘイジーIPA」。
見た目は、この鮮やかな色と
ちょっとした濁りが印象的です。
華やかで豊かな香りと
ソフトな口当たりが癖になります。
同じビールでも、
違う飲み物かのように
味や香りにバリエーションがあり
ビールの奥深さを感じますね…
世界で評価されるブルワリーに
大空さんは
「将来は世界レベルのコンペでも
賞を取れるようなブルワリーになりたい。
味わいでしっかり認めてもらえるように
間違いない製品をつくりたい」と話します。
「食事とあわせて楽しんでもらえるビールを作る。
個性も大事だけど、それよりも、
スタンダード・王道、でもおいしい。
というビールを作りたい。」
と熱い気持ちで語ってくれました。
スカイホップブルーイングの商品は
醸造所や自社のネットショッピングサイト、
周南市内の酒店や一部のコンビニで購入いただくことができます。
様々な味わいを楽しめるこだわりのビール。
自分のお気に入りを見つけたり
好きな料理に合う種類で楽しんだり
クラフトビールの世界を体験してみてはいかがですか?
※スカイホップブルーイングの商品は、酒税法上の品目は発泡酒です。