海風とスパイスが織りなす、絶景トレーラーカフェ 下関市「Banksia Cafe」
- グルメ
下関市福江に、潮風と青い海に包まれた、まるで夏のリゾートのようなカフェがあるのをご存知ですか?
訪れたのは「Banksia Cafe(バンクシアカフェ)」。トレーラーハウスを改装した空間から見渡す一面のオーシャンビューは、心を解きほぐす特別な景色ですよ。
海を間近に感じるトレーラーハウス
「Banksia Cafe」(山口県下関市福江屋根下545-2)は下関市福江の海岸沿いに2024年5月オープンしたトレーラーハウス型のカフェです。
内装や装飾は、オーナーや友人たちによる手作り。
木の温もりを感じる壁や遊び心のある照明、海辺の暮らしに馴染む雑貨の数々が調和し、心地よい空間を生み出しています。
小物類、木製のテーブルの質感まで、ひとつひとつのディテールにこだわりが感じられます。
お店の魅力は何といっても店内のすべての席から楽しむことができるオーシャンビュー。
窓際に座れば、目の前に広がるのは真っ青な水平線。海の香りと潮風、そして光の変化を感じながら、ゆったりと時間が流れていくのを体感できます。
夏の潮風と楽しむ絶品スパイシーチキンカレー
カフェの看板メニュー「特製ココナッツスパイシーチキンカレー」は、まず見た目から強烈な印象を残します。
- 特製ココナッツスパイシーチキンカレー 1,100円 ※期間限定・数量限定
ルーの中央に堂々と盛り付けられた骨付きチキンは、ナイフを入れる前からほろっと崩れそうな柔らかさ。
丁寧に煮込まれた鶏肉は、スプーンを入れるだけで簡単にほぐれ、口に含むとスパイスの深い味わいがじんわりと広がります。
見た目も映えるカレーのスパイスはクミン、カルダモン、シナモンなど7種類。
これらの香りを引き立たせるためにスパイスを炒めていきます。
そして、骨付き肉はなんと3時間も煮込んでいて、食べ応えが良くインパクトも抜群です。
ルーにまろやかさをプラスするため、仕上げにココナッツミルクを加えれば完成!
口に運ぶと、まずココナッツミルクのまろやかな甘さが広がり、次の瞬間にピリッとしたスパイスの刺激が舌をくすぐります。
甘さと辛さのコントラストが心地よく、汗ばむほどの熱気と爽快感が同時に押し寄せる感覚は、まさに夏に食べるのにふさわしい一皿。
骨付きチキンの食感はほろほろで、噛むたびに肉汁とスパイスの香りが口いっぱいに広がります。
ルーに絡むご飯との相性も抜群で、ひと口ひと口が夏の思い出として記憶に残る味わいです。
潮風に吹かれながらこのカレーを味わう時間は、日常の喧騒を忘れさせ、心も体もリフレッシュされるような感覚です。
果実たっぷりの爽やかドリンク
カレーの余韻をさらに心地よくしてくれるのが、「白桃と苺のレモンアイスソーダ」です。
・白桃と苺のレモンアイスソーダ 660円
グラスに層をなして沈む桃シロップと苺ペースト、そこに浮かぶ白いレモンアイス。
淡いピンクと透明な炭酸の気泡が、まるで夏の光を閉じ込めたかのように輝きます。
まずはグラスにモモシロップを30g注ぎ、鮮やかなイチゴペーストを重ねていきます。
バニラアイスではなくレモンアイスを加えることで、味わいに爽やかなアクセントが生まれます。
その上に桃をのせ、仕上げにソーダを注げば、果物たっぷりのひんやりドリンクが完成です。
ストローでひと口飲むと、白桃のとろけるような甘さが口いっぱいに広がり、続いて苺の酸味が後味を引き締めます。
さらにレモンアイスが溶け出すことで炭酸の爽快感と相まって、体の中まで涼しくなるような感覚に包まれます。
スプーンですくった果実とソーダを一緒に口に運ぶと、甘さ、酸味、爽快感が一度に広がり、五感すべてで夏を感じるひとときです。
窓越しに広がる青い海を背景に、このドリンクを味わう瞬間は、まるで南国リゾートに来たかのような特別な感覚を味わえます。
地域に愛されるあたたかいカフェ
オープンからわずか1年ながら、すでに「また訪れたい」という声が数多く寄せられています。
地元の常連客に愛され、観光で訪れる人々も交わりながら、アットホームで温かな空間が育まれています。
「Banksia Cafe」という店名は、店先に植えられたバンクシアの木にちなんで名付けられました。この植物の花言葉は「新たな始まり」。
「来ていただけるお客さんたちと一緒に、新たにスタートを切ってつないでいく」と願いを込めて店名をつけました。
潮風を感じながら味わうスパイシーカレーと爽やかなドリンクは、ここでしか出会えない特別な一皿です。
ぜひ足を運んで、この至福の味わいを体験してみてください。
★今回の内容は、2025年8月19日放送、yab山口朝日放送『You!どきっ』のコーナーを記事化したものです。