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自然の中で、小さな「芽」を見守る場所 山口市「いいなみ自然学校」

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山口市阿知須。穏やかな瀬戸内の海沿いに、子ども達が伸びやかに駆け回り、火を囲み、風や土、水に触れながら過ごす場所があります。それが、「一般社団法人 いいなみ自然学校」(山口県山口市阿知須8991)

【写真はこちら】自然の中で目覚める子供たちの可能性

ディレクターで代表理事を務める北澤良太さんが、この自然学校を立ち上げたのは2023年のこと。神奈川県にある「湘南自然学校」で16年にわたり、サーフィンやスキー、キャンプ、山登りなど、自然と向き合う時間を子どもたちと共に過ごしてきました。その中で積み重ねた対話と経験が、「いつか自分の自然学校を作りたい」という強い決意となり、この山口の地での開校につながりました。

代表理事・北澤良太さん

今回は、この「いいなみ自然学校」の魅力についてたっぷりお伝えします。

 

年齢やスタイルにあわせて選べる3つのプログラム

いいなみ自然学校では、子どもの年齢や家族構成に合わせた多彩なプログラムを用意しています。

①「週末 アウトドアクラブ」

  • 対象∶年中〜小・中学生
  • 内容∶身近な自然の中での遊びを通して、「楽しむ心」と「考える力」を育みます。
  • 特徴∶異年齢の子どもたちとの共同生活を通じ、協調性や思いやりの心も育てます。

 

②「親子で楽しむアウトドア」

  • 対象∶ご家族
  • 内容∶親子で自然遊びを体験。家族でアウトドアを楽しむ最初のきっかけ作りをサポートします。
  • 特徴∶お子様の成長を間近で感じながら、家族の絆を深めるひとときを提供します。

 

③「森のようちえんいっぽ」

  • 対象∶年少〜年長
  • 内容∶五感をフルに使った青空保育。自然遊びの楽しさを体いっぱいに感じます。
  • 特徴∶一人ひとりの歩幅に合わせ、豊かな感性をゆっくりと育みます。

詳しい活動の様子や年間スケジュールは、公式サイトやInstagramから確認できますので概要欄からチェックしてみてくださいね。

 

「手を貸しすぎない」ことで、考える力は育つ

 子どもたちはふとした瞬間に、大人があっと驚くような知恵を発揮することがあります。

たとえば、焚き火。最初はなかなか火がつかなくても、「どうしたら火が大きくなるんだろう?」と、小さな気づきと試行錯誤を繰り返します。そのプロセスこそが、自分で考えて行動する力へとつながっていくのです。

自然の中での体験に、正解はひとつではありません。だからこそ、失敗しても大丈夫。むしろ、失敗したほうが学びになることだってあります。子どもが自分で決めたことなら、成功も失敗もすべてに意味がある。その姿を見守ることは、保護者の方にとっても大きな気づきになるはずです。

「手を出しすぎず、見守る」。それこそが子どもを伸ばす一番の支えになる。参加した多くの保護者の方が、「いいなみ自然学校」を通じてそう実感しているそうです。

 

子どもの「やってみたい」が、芽を出す場所

プログラムに参加する子どもたちは、時間とともに少しずつ表情が変わっていきます。それは目に見える大きな成果というよりは、ほんの小さな変化の積み重ねです。

北澤さんが何より大切にしているのは、その「小さな一歩」なのだとか。

大人はつい「できた・できない」という結果で判断してしまいがちですが、実はその隣にこそ本当の成長があります。子どもたちは自分のペースとタイミングで、遊び、挑戦し、感性を育んでいく。スタッフ一同はそれを尊重し、あたたかく見守り続けているのです。

 

山口のフィールドを活かして、地域と子どもを豊かに

現在は一人で運営を行っている北澤さんですが、今後は同じ思いを持つ地域の方々と協力しながら、様々なコラボレーションも計画中です。

また、他県出身だからこそ感じる「山口の魅力」を活かし、県外の自然学校の子どもたちやスタッフを受け入れる仕組み作りも構想しています。外からの視点が入ることで、地域の人々が地元の良さを再発見し、発信するきっかけになればと考えているそうです。

自然と共に過ごす時間が、子どもたちの小さな一歩を、大きな成長へとつなげていく。そんな場所が、ここ山口にはありますよ。

 

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