椿と海鮮を一日で味わう春のお出かけ 萩市「つばきの館」&「萩・椿まつり」
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2月中旬~3月下旬に見ごろを迎える萩・笠山の椿群生林。その向かいに、日本海の幸をたっぷり味わえるお食事処があるのをご存じでしょうか?今回は、越ヶ浜漁協の婦人部が切り盛りする「つばきの館」(山口県萩市椿東716-16)をご紹介します。
笠山椿群生林のすぐそばにある海辺の食事処
萩市・越ヶ浜地区にそびえる笠山は、「日本一小さな火山」とも呼ばれる標高112mの火山です。その周辺には火山の地形に恵まれた豊かな漁場と、約25,000本のヤブツバキが自生する椿の群生林が広がっています。
明神池を通り過ぎ、細い道路を行き止まりまで進んだ先に現れるのが、今回ご紹介する「つばきの館」です。

萩の中心地から少し離れていることもあり、まさに”穴場”という言葉が似あう雰囲気。店を切り盛りするのは越ヶ浜漁協の婦人部の皆さんで、長年この海とともに暮らしてきた”おばあちゃん達”が腕をふるう、家庭的な雰囲気の食事処です。

席に座ってまず目に入るのは、この絶景!

訪れた日はあいにくの雨でしたが、それでも沖合の島々を眺めることができました。どの席からでもオーシャンビューを楽しめますよ。

迷ったらこれ!旬の魚を味わい尽くす「つばき定食」
店内には刺身や煮付け、イカなど海鮮メニューが中心にそろっています。なかでも、まず味わってほしいのが看板メニューの「つばき定食」です。

- つばき定食 2,400円(白ご飯の場合は2,200円)
その日萩沖で獲れたアマダイを、注文が入ってからさばいて甘く煮付けた一皿。ふっくらと炊かれたアマダイは、骨のまわりまで身がしっとりしていて、思わずご飯が進みます。

そしてご飯も萩ならではの一品。日本海の荒波に揉まれたサザエを使った「サザエ飯」です。
日本海の恵みをぎゅっと詰めたこの味を目当てに、何度も足を運ぶ常連さんもいるのだとか。

また「刺身定食」も、萩の新鮮な魚が沢山盛り込まれています。お刺身好きの方は、ぜひこちらもチェックしてみてくださいね。

食事のもう一品に、名物の焼イカはいかがでしょうか。

- 焼イカ 1枚700円
プリップリで肉厚なイカを、じっくりと焼き上げた一品です。肉厚なのに、身は驚くほどふんわり。噛むたびに旨味がジュワッとにじみ出てきます!
気付けばあっという間に食べ終わってしまう、至福のひとときでした。

「この味を知ってもらって、若い人にももっと来てほしいね」と語るお母さんたち。
美味しい料理と温かいおもてなしに、お腹も心も満たされました。
食後は散策へ。萩・椿まつり開催中の「笠山椿群生林」を散策!

食事を終えたら、向かいにある笠山椿群生林へ足を運んでみてはいかがでしょうか?
2026年は2月21日(土)から3月22日(日)まで、「萩・椿まつり」が開催されています。

笠山周辺の10ヘクタールの広さには、なんと25,000本ものヤブツバキが自生しているそうです。

これは、かつて笠山が萩城の鬼門の方角(北東)にあたるため、人が立ち入らないよう制限していたことからこの景観が生まれたのだとか。

明治時代に入ると多くの人が立ち入るようになり、伐採や交配を繰り返したことで、約60タイプものさまざまなヤブツバキが生まれました。
群生林に立ち入ってまずおどろくのは木々の高さ! 高いものではなんと樹高10メートルにもなるそうです。

色鮮やかな椿の花だけでなく、木目の美しさも楽しみながら街道を散策しました。
途中には、大胆にヤブツバキを伐採しているエリアも。

これは椿群生林再生事業として、かつてのように伐採されなくなって衰えてしまった木々を再生するために行われているのだそうです。未来のことまで考えた取り組みに、思わず胸が熱くなりました。
「萩・椿まつり」の期間中は、さまざまなイベントが行われています。春の訪れを告げるこの季節に、ぜひ笠山椿群生林を散策してみてはいかがでしょうか?






