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学んで味わう、出汁の魅力。光市のランチ付き出汁教室体験レポ

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和食の土台ともいわれる出汁。味噌汁や煮物、出汁巻き卵など、日々の食卓を支える存在ですが、選び方や使い方をじっくり学ぶ機会は、意外と少ないものです。

今回訪れたのは、光市役所前にある「kitchen blue Bird」(山口県光市光井9丁目20-1)で開かれた、特製ランチ付きのお出汁教室。講師を務めるのは、山口県東部を拠点に、子どもから大人まで“食べる力”を育む食育活動を続ける「TSUTAU」主宰、出汁マイスターの資格を持つ倉掛えみさんです。

出汁の基本を五感で学びながら、最後にはそのおいしさをランチで味わえる教室。毎日のごはんを少し見つめなおしたい人にも、ぴったりの時間でした。

 

4種類の出汁を飲み比べ。まずは“好きな味”を知るところから

教室は、4種類の出汁の飲み比べからスタート。昆布、かつお節、いりこ、椎茸と、素材の違う出汁をひとつずつ味わっていきます。

あらためて飲み比べてみると、その違いは想像以上にはっきり。口に入れた瞬間に広がる香りや、あとから感じるうまみの余韻にも、それぞれ個性があります。参加者からは「こんなに違うんですね」という声もこぼれていました。

どの出汁が好きか、どんな料理に合いそうかを考えながら味わうことで、普段何気なく使っている出汁がぐっと身近な存在に。教室はまず、自分の“おいしい”を知るところから始まります。

 

かつお節を削って実感する、素材のおいしさ

続いて行われたのは、かつお節削り体験です。

参加者はまず、かつお節の「節」そのものを手に取って、その硬さや重さにびっくり。「これがあのかつお節になるんですね」と、思わず感心する声も聞こえてきました。削り節になる前の“本物”に触れることで、素材への理解も自然と深まっていきます。

そして、いよいよ削り器で削る体験へ。シンプルに見えて、実はこれがなかなか難しく、力の入れ方や角度によって削れ方が変わります。きれいに薄く削るには、ちょっとしたコツが必要なのだそう。

だからこそ、自分で削れたときのうれしさもひとしお。削りたてのかつお節をその場で口に入れると、ふわっと立ちのぼる香りと、噛むほどに広がる濃いうまみに思わず驚かされます。

体験に参加していた2歳のお子さんが、おやつのようにパクパク食べていた姿も印象的でした。素材そのもののおいしさは、大人にも子どもにも、まっすぐ伝わるのだと感じる場面でした。

 

自分だけのオリジナル出汁パック作り

次に行われたのは、無添加の出汁パック作り。好みに合わせて素材を組み合わせ、自分だけのオリジナルを作っていきます。

「お味噌汁に使いたいな」「こんな料理にも合いそう」と、できあがりを思い浮かべながら手を動かす時間も、この教室の楽しさのひとつ。便利な時代だからこそ、“何を選ぶか”を知ることの大切さにも気づかされます。

ただ作るだけでなく、素材を選ぶ理由まで考えられるのが、この教室ならでは。毎日の食卓にそのまま持ち帰れる学びになっていました。

 

学んだあとは、お楽しみの特製ランチ

教室の最後には、会場でもある「kitchen blue Bird」の特製ランチが登場。倉掛さんのお出汁を使った、大きな出汁巻き卵定食です。

ふわふわの卵に、じゅわっと広がる出汁のうまみ。さきほどまで学んでいた出汁が、こうして一皿の料理として目の前に並ぶことで、その魅力をより実感できます。

学んで終わりではなく、すぐに味わえるのもこの教室のうれしいところです。

  • 参加費:2,500円
  • 内容:特製ランチ、持ち帰り用オリジナル出汁パック付き。

知識も体験も、おいしさも持ち帰れる、満足感のある内容でした。

 

地域に寄り添いながら広がる、倉掛さんの食育活動

倉掛さんは、大人だけでなく子どもたちにも、料理を通して食の大切さを伝える活動を続けています。

「一人でも多くの方に、食の楽しさを伝えることができたらうれしいです」と話す倉掛さん。習いごととしての食育教室に加え、地域のマルシェやお祭りでのワークショップ出店、主催の料理教室などにも取り組み、活動の場を広げています。

日々の暮らしに寄り添いながら、食育をもっと身近に届けていく。そんな思いが、この教室のあたたかな空気にも表れていました。

 

日々の食卓を、もっと豊かに

忙しい毎日のなかでは、つい手軽さを優先したくなる食事づくり。それでも、ほんの少し立ち止まって素材に目を向けるだけで、食卓の景色は変わるのかもしれません。

今回のお出汁教室では、素材に触れ、香りや味の違いを知ることで、普段何気なく使っている出汁の奥深さをあらためて感じることができました。ひとつひとつの体験が、食べることの楽しさや興味を自然と広げてくれます。

毎日のごはんを少し豊かにしたい人や、出汁のおいしさをあらためて知りたい人は、一度参加してみてはいかがでしょうか。食卓との向き合い方が、少し変わるきっかけになるかもしれません。

 

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