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歴史ある町並みとこだわりスパイスカレーを満喫 萩市「旧湯川家屋敷」と「かくれ椿」

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萩市の藍場川沿いにある川島地区は、元内閣総理大臣・桂太郎の旧宅をはじめ、昔ながらの町並みが残るエリアです。

今回は、水とともに暮らしてきた知恵にふれられる「旧湯川家屋敷」と、こだわりのカレーやスイーツを楽しめる「かくれ椿」をご紹介します。川沿いをのんびり歩きながら、萩らしい時間を過ごしたい方にぴったりのお出かけ先です。

【写真はこちら】「かくれ椿」の月替わりスイーツの一例はこちら!

水の恵みを活かした武家屋敷「旧湯川家屋敷」

阿武川の分岐点にあたる萩市川島地区には、「藍場川」と呼ばれる水路が、街を縫うように巡っています。今回訪れた「旧湯川家屋敷」(萩市川島67)は、その水門の起点に位置する武家屋敷です。

今回は、NPO法人萩観光ガイド協会の方にご案内いただき、屋敷や藍場川の歴史についてお話をうかがいました。

旧湯川家屋敷の最大の見どころは、なんといっても家のなかに小川が流れるこの光景!

この水路へ下っていく階段のことを「ハトバ」と呼び、ここのハトバは台所として茶碗や野菜を洗っていたそうです。

取材の日はジリジリとした暑さだったのですが、それでも屋敷に入ると川沿いからスーッと心地よい風が吹き抜けてきました。

このハトバの水は、横を流れる藍場川から屋敷へと引かれています。

引き込まれた水は庭園の池を満たしたあと、台所のハトバへと巡って、再び藍場川へと戻っていくのです。

また、このハトバはお風呂場にも設けられており、お風呂に使う水や流れ出たお湯は藍場川へ戻るような仕組みとなっています。

お風呂場のプライバシーも保たれ、なおかつ水を引き込める先人の知恵にただただ感服でした。

藍場川の水を家全体で無駄なく活かすつくりは、昔の建物でありながら、今の暮らしにも通じる考え方のように思えます。

とても風情ある情景ですが、家の中に小川があると「大雨が降ったときに氾濫しないのだろうか?」と思い、ガイドさんに尋ねてみました。

実は、藍場川自体が農業用水や物資の運搬のために開削された人工の川。川の分岐点に樋門(水門)があるため、氾濫は起きにくかったのだそうです。

現在でも、コンクリート製の水門で水量を調整しているようでした。

旧湯川家屋敷は、藍場川沿いだけではなく建物内部も見どころ満載です。

屋敷に上がってすぐ見える茶室では、額縁で切り取られたかのような日本庭園を眺めることができます。

奥の座敷にある庭園は、中秋の名月のときに美しく満月が見えるように設計されているのだとか。

NPO法人の方の説明を受けながら、ただ見るだけでは気づかない魅力をたくさん教えていただきました。

計算し尽くされた美しさと機能性に、思わず「こういうところに住んでみたい!」と心が動かされっぱなしでした。

素晴らしい庭園の眺めと、先人のすばらしい知恵をぜひ見てみてください。

 

こだわりのバターチキンカレーとスイーツの隠れ家「かくれ椿」

藍場川沿いを散策したあとは、ランチとスイーツはいかがでしょうか?

旧湯川家屋敷のほど近くにある「かくれ椿」(萩市川島2番地1)は、旧湯川家屋敷の反対側、橋本川沿いにある隠れ家スポットです。

お店のイチオシはこちら、こだわりの特製バターチキンカレーです!

  • 特製バターチキンカレー 1,375円(税込)

一口食べてみると、辛さは控えめながらスパイスがしっかり効いており、少しずつ身体が熱くなってきます!

たっぷりと入ったしょうがの効果もあって、食べ進めていくうちに身体の芯からぽかぽかしてくるのを感じました。

このカレーには、クローブやカルダモン、クミンなど14種類ものスパイスを独自にブレンドしているんだとか。

特に分厚いカシアシナモンを使うことが、味にぐっと深みを出すこだわりのポイントだそうです。長時間の煮込みでも崩れないため、なめらかな口当たりを邪魔することなく豊かな香りを移せるのだとか。

店主によると、この味に仕上げるため、カレーは3日前から仕込みを始めるそうです。

チキンは別途専用のスパイスに一晩漬け込み、しっかりと旨味を染み込ませたうえで煮込みに入ります。しっかり時間をかけることで、スパイスの角が取れてまろやかになり、旨味がぎゅっと凝縮された一皿に。

夏バテやクーラーに当たりすぎて弱ってしまった身体に力を分け与えてくれるような、元気の出る一杯でした。

 

ひんやりスイーツと絶品とろけるチーズケーキはいかが?

「かくれ椿」は、スイーツの名店「萩椿」のオーナーの奥様が営むお店です。萩椿のケーキに加え、ここでしか食べられない限定スイーツを味わえるのも大きな魅力となっています。

暑い時期限定で登場するのが、こちらの「冷やし甘味和膳」です。

<画像提供=かくれ椿>
  • 冷やし甘味和膳 1,320円(税込)

練乳かき氷の上には、お団子やフルーツ、バニラアイス、そして萩椿の特製水まんじゅうが贅沢に乗っています!

水まんじゅうは「さくら・みるく・抹茶」の3種類から選べるので、お好みの味をチョイスしてくださいね。

 

また、多くのお客さんがこの味を求めてやってくる大人気メニューが、こちらのとろけるチーズケーキです。

<画像提供=かくれ椿>
  • とろけるチーズケーキ

上がレアチーズ、下がベイクドチーズと2層に分かれており、注文を受けてからその場でカリッと焼き上げる一品。

キャラメリゼされた香ばしい表面をスプーンで崩すと、中からはとろとろのチーズケーキが顔を覗かせます。

ほかのお菓子たちは月替わりでメニューが変わりますが、このとろけるチーズケーキだけはいつでも食べられるように準備されているのだとか。

「今月はどんなケーキに出会えるだろう」と訪れるたびに新しい楽しみがあるのもうれしいですね。

 

町外れにある、のんびりとした隠れ家を目指して

「かくれ椿」がオープンしたのは、店主の子育てがちょうど一段落し「何か新しいことを始めよう」と考えたことがきっかけでした。

新しいお店を始めるにあたり、あえて街の中心部から外れた、のんびりとした場所を選んだそうです。

店主は「目の前で川が2つに分かれるこの景色や、開放感のある雰囲気がすごく好きなんです」と語っていました。

日常の喧騒から離れて、美しい水景と美味しい料理に癒やされてみてはいかがでしょうか。

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