老舗が紡ぐ情熱の濃厚イタリアン 山陽小野田市「スパゲティ&ピザBuono」
- グルメ
長年、地元の方々に熱狂的に愛され続けてきた名店が、待望の移転オープンしました。
山陽小野田市で実に25年もの長きにわたり、地域の人々の胃袋と心をガッチリと掴んできた実力派のイタリア料理店「スパゲティ&ピザBuono」。
以前は「おのだサンパーク」内で営業していましたが、今年の3月に現在の場所へと移転リニューアル。さらにパワーアップしたという噂を聞けば、グルメ好きとしては居ても立ってもいられません。
山陽小野田市で25年続くイタリア料理店「スパゲティ&ピザ Buono」

「スパゲティ&ピザBuono」(山口県山陽小野田市平成町10-41)があるのは「おのだサンパーク」からすぐ近く。
新しいお店に一歩足を踏み入れると、そこには外の喧騒を忘れさせてくれるような、実にお洒落で落ち着いた大人好みの空間が広がっています。

店内を彩るのは、店主こだわりの美しいイタリア製の陶器たち。温かみがありながらも洗練された調度品が、これから始まる美味しい時間への期待感を高めてくれます。

そして、この新店舗にはファンにはたまらない特別な空間が用意あるんです。
それが「レノファ山口」の歴代選手たちのユニフォームがずらりとディスプレイされた、ファンにはたまらない「レノファルーム」。

お店の方にお話を伺うと、たまたまチームスタッフの方が来店されたのをきっかけに仲良くなり、次第に選手たちもプライベートで通い詰めるようになったのだとか。
選手たちとの深い絆から自然と出来上がったというこの空間は、サポーターならずとも胸が熱くなる雰囲気を放っています。
事前に予約をすればこのお部屋で食事ができるとのことで、レノファファンにとっては聖地のような場所ですね。
さらに、今回新設されたテラス席ではペット同伴での食事も可能とのことで、愛犬家の方々にとっても嬉しい配慮がなされています。さまざまなシーンで気取らずに、それでいて本格的な味を楽しめる懐の深さを感じさせます。

約8年ぶりに復活!奇跡の復活を遂げた贅沢アワビのパスタ

- 【ランチ限定】アワビとキノコのガーリックバターソース 1,980円 (アンティパスト・スープ付き)
まず運ばれてきたのは、今月から約8年ぶりに復活したという、ランチ限定のスペシャルメニュー。
贅沢にもアワビを丸ごと1個使った、「アワビとキノコのガーリックバターソース」のパスタです。
お皿の中央には、旨味をギュッと閉じ込めた蒸しアワビがぶつ切りにされトッピングされています。

店主に伺うと、たまたまアワビを安定して仕入れられるルートが見つかったことから、満を持して復活させた一皿なのだそう。
アンティパストとスープがセットになっており、この内容からは信じられないほどリーズナブルに出されているため、常連客からも「本当にこのお値段でいいの?」と驚きの声が上がっているというのも納得です。
さっそくフォークでパスタを巻き、アワビとともに口へ運ぶと…これは、本当に素晴らしい!
何と言ってもアワビの食感がとにかく最高なのです。新鮮なアワビ特有のコリコリとした心地よい歯ごたえを残しつつも、決して硬くはなく、噛むほどにむっちりとした絶妙な柔らかさが広がります。

さらに感動的なのが、濃厚な自家製ソース。ソースにはアワビの肝が贅沢に練り込まれているため、コクはもちろんのこと、特有の磯の香りやほんのりとした大人っぽいほろ苦さが全体の味わいに奥行きを与えています。

そこに白ワインの華やかな風味と、パンチの効いた自家製ガーリックソースが合わさり、仕上げにバターを加えることで角のないまろやかなテイストに昇華されています。一つの皿の中に複雑な旨味が何層にも重なり合っており、一口ごとに美味しさのレベルがグンと上昇していくような、まさに至福のパスタでした。
4種のチーズとトマトソースが織りなす極上ピザ
続いて登場したのは、パスタと並ぶこちらの絶対的な看板メニュー、4種類のチーズを主役にしたピザです。

- 四種のチーズピザ 30㎝ 2,000円
一般的に4種のチーズピザといえば、ハチミツをかけてデザート感覚でいただく「クワトロフォルマッジ」を連想しがちですが、こちらのお店では「お食事メニューとして純粋にチーズの旨味を楽しんでほしい」という確固たるこだわりから、あえてトマトソースと組み合わせているのが特徴です。

トッピングされているのは、クリーミーで芳醇な香りが鼻腔をくすぐるゴルゴンゾーラ(左下)、爽やかな酸味とキレのあるコクが際立つチェダー(右下)、高貴な香りと圧倒的な旨味の塊であるパルミジャーノ・レッジャーノ(真ん中)、そしてまろやかなミルクの甘みが引き立つモッツァレラ(右上)。モッツァレラはとろりと溶けて見事な伸びをみせるシュレッドタイプ(左上)もブレンドされており、焼き立てを持ち上げると、チーズがどこまでも美しく伸びて視覚的にも食欲をそそります。
口に含むと、4つのチーズがそれぞれの強烈な個性を主張しながらも、複雑なコクへと変化します。この濃厚なチーズの海を優しく、かつ的確に受け止めるのが、入れるハーブの種類を厳選してシンプルに仕上げられた特製のトマトソース。トマトの爽やかな酸味がチーズの濃厚さを引き締め、絶妙なバランスを保っています。生地の香ばしさと相まって、最後の一切れまで飽きることなくペロリと平らげてしまえる悪魔的な美味しさです。

プロの選手をも虜にした完璧な火入れの合鴨ロースト
そして最後にいただいたのが、多くのレノファの選手たちをも虜にし、来店時には必ず注文されていたという熱いエピソードを持つ「合鴨のロースト わさびソース」です。

- 合鴨のロースト わさびソース 1,700円
運ばれてきた一皿は、実に立派で美しい肉厚の合鴨ムネ肉。ナイフを入れると、心地よい弾力がありながらもスッと吸い込まれるように切れていく、その繊細な柔らかさに驚かされます。
一口食べると、皮目の部分が驚くほどパリッと香ばしく、中の肉からはジューシーで濃厚な旨味が溢れ出してきます。お肉の繊維がお口の中でまったりと、そしてゆっくりとほどけていくような食感。
まずはフライパンで表面をこんがりと焼き上げて、旨味たっぷりの肉汁を中にしっかりと閉じ込めます。
その後、お肉を柔らかく仕上げるために、オーブンで約6分間、状態を見極めながらじっくりと火を通し、焼き上がったらさらにアルミホイルで包んで3分ほど寝かせるのだそう。
この「休ませる」工程によって、熱で活性化した美味しい肉汁が繊維の隅々までジュワ~っと均一に行き渡るのです。

この極上のお肉に合わせるのが、肉汁をダシにした特製のグレイビーソース。牛すじや野菜、ハーブ、ワインの旨味を凝縮させたベースに醤油を加え、和風テイストに落とし込んでいます。そこに爽やかな辛みのワサビを合わせるのですが、ワサビの持つ繊細な風味と香りを最大限に生かすため、あえてソースを熱々にしないという徹底的なこだわりぶり。
お肉の力強い旨味を、ワサビのシャープな清涼感が見事なまでにさっぱりと引き締めてくれます。

ちなみにこちらのお店、レノファ山口のホーム戦の際にはスタジアムグルメとしても出店されているそうで、限定のパスタやピザ、フォカッチャサンドなどを販売し、食の面からもチームを熱く盛り上げているそうです。地域に根差し、ファンや選手たちと相思相愛の関係を築いているのも非常に素敵ですね。

熟練の技が光る料理の数々は、どれもお腹だけでなく心まで存分に満たしてくれるものばかり。25年間愛されてきた理由が、その一口ごとにギッシリと凝縮されていました。気取らないアットホームな雰囲気の中で、これほどまでにハイクオリティで情熱的なイタリアンに出会えるとは、まさに感動の一言に尽きます。

地域の人々に愛され、スポーツ選手やサポーターの笑顔が絶えない温かい名店。新しくなったこの素晴らしい場所で、これからもたくさんの人々に感動を届けてくれることでしょう。

★今回の記事は2026年6月16日放送、yab山口朝日放送『You!どきっ』のコーナーを記事化したものです。





