干潮の時間だけ歩いて行ける奇岩。山陽小野田市「本山岬公園」のくぐり岩
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山陽小野田市の最南端、周防灘に面した「本山岬公園」に、自然がつくり出した奇岩「くぐり岩」があります。(山陽小野田市大字小野田字赤崎)
くぐり岩の最大の特徴は、干潮時にしか近づくことができないこと。潮が引く時間に合わせて海岸へ向かうと、岩に開いた空洞を間近で見ることができます。
今回は実際に本山岬公園を訪れ、くぐり岩までの道のりや現地の様子、訪れる際に確認しておきたい干潮時刻、服装や靴などの注意点を紹介します。
干潮時だけ近づける「くぐり岩」

本山岬公園の海岸にたどり着くと、海辺に大きな岩がそびえ、その岩肌にはぽっかりと空洞が開いています。
反対側まで見通すことができ、まるで自然がつくったトンネルのようです。
この特徴的な形は、長い年月をかけて波による浸食や風化を繰り返してできたものとされています。自然の力でつくられたとは思えないような不思議な形を、間近で見上げられるのが「くぐり岩」の魅力です。
本山岬公園からくぐり岩へ

本山岬公園からくぐり岩へ向かう道には案内看板が設置されているため、迷わず進むことができました。

くぐり岩のある海岸へ向かう際は階段を下りていきます。長い距離を歩くわけではありませんが、海岸にはごつごつとした岩場があります。

海岸に下りると、トンネルのように穴が開いた岩がありますが、まだくぐり岩ではありません。写真の左端には、岩の向こうから差し込む光が見えます。
この岩の間をさらに進んでいくと、目的の「くぐり岩」にたどり着きます。

今回訪れた15:00頃は、くぐり岩を正面から撮影すると逆光になりました。

岩のトンネルを抜けて反対側から撮影すると、岩の形や空洞がきれいに写ったので、写真を撮る際は撮影する方向を変えてみるのもおすすめです。

くぐり岩周辺では、岩にぽっかりと穴が開いた場所や、何層にも重なったように見える岩肌も間近で観察できます。

普段は海水に覆われている場所を歩けるのも、干潮時ならでは。足元には大きめの貝殻があちこちに落ちていました。
岩のくぼみに残った海水をのぞいてみると、3cmほどの小魚が泳いでいる姿も。さらに目を凝らすと、ヤドカリやカニ、エビなど、さまざまな海辺の生き物を見つけることができました。

沖側へ進むと、大きな岩が点在しています。案内看板によると、沖の海底には約1kmにおよぶ岩があり「沖の瀬」と呼ばれているそうです。
潮が引いた時間帯には、普段は海になっている場所を自分の足で歩きながら、こうした海岸の地形を間近で感じられます。

岩と岩の間では風が吹き抜け、歩いていてとても心地よく感じました。海辺ならではの風を感じながら進めるのも、この場所ならではの楽しさです。

岩と岩の間を抜けた先にも、海岸が広がっていました。
くぐり岩へ行くなら干潮時刻をチェック

くぐり岩へ行く前に、必ず確認しておきたいのが干潮時刻です。くぐり岩は潮が引いた時間帯にしか近づけないため、訪問日が決まったら事前に潮位表を確認しておきましょう。
今回訪れたのは2026年10月11日(日)。気象庁の「宇部」の潮位表によると、この日の午後の干潮は15:12、潮位87cmの予測でした。
私たちは干潮時刻に合わせて15:00頃に現地を訪問。海岸の潮が引いており、普段は海水に覆われている場所を歩いて、くぐり岩の近くまで向かうことができました。
気象庁の潮位表では、その日の満潮・干潮の時刻と予測潮位を確認できます。くぐり岩へ行く際は、気象庁の「宇部」の潮位表などを参考に、干潮の時間帯を事前にチェックしておくのがおすすめです。

干潮時刻を過ぎると徐々に潮が満ちてきます。写真撮影や周辺の散策を楽しむ時間も考え、時間に余裕を持って訪れましょう。帰る際も、時刻だけに頼らず実際の海の様子を確認しながら早めに戻ると安心です。
※潮位や干潮時刻は日によって異なります。訪問前に最新の潮位情報をご確認ください。
服装や靴は?くぐり岩を訪れる際の注意点

くぐり岩へ向かう際は、歩きやすい靴がおすすめです。海岸にはごつごつとした岩場があるため、履き慣れたスニーカーなど、足元が安定する靴を選ぶと安心です。
今回訪れた日は3連休中で、本山岬公園の駐車場は満車になっていました。休日は満車になることもあるため、早めに到着しておくと安心です。
本山岬公園へ向かう途中には、道幅が細い場所もあります。対向車とすれ違う際などは、周囲をよく確認しながらゆっくり進みましょう。
くぐり岩は、訪れる時間や足元の状態によって歩きやすさが変わる場所です。干潮時刻だけでなく、靴や移動時間にも余裕を持って出かけると安心です。
干潮時を狙って「くぐり岩」を見に行こう!

山陽小野田市の本山岬公園にある「くぐり岩」は、干潮時にだけ近くまで歩いて行ける自然スポットです。
岩に開いた空洞だけでなく、周辺の地層や貝殻、小魚、ヤドカリ、カニなど、普段は海の中にある場所ならではの発見もありました。潮が引いた時間帯だからこそ楽しめる景色や、生き物の観察も、くぐり岩の魅力です。
訪れる際は、事前に干潮時刻を確認し、歩きやすい靴で向かいましょう。休日は駐車場が混雑することもあるため、時間に余裕を持って訪れるのがおすすめです。
自然がつくり出した不思議な景観を間近で楽しみたい方は、干潮の時間を狙って「くぐり岩」へ足を運んでみてはいかがでしょうか。





