パティシエがつくるかき氷に行列も! 防府市「シェモム」
- グルメ
夏真っ只中。
毎日うだるような暑さが続きますが、
そんな時には、たまには冷たい「かき氷」でリフレッシュしませんか?
今回はパティシエが手掛ける、夏季限定の「オリジナルかき氷」を紹介します!
1990年創業のケーキ屋さん
防府市のほぼ中央にある桑山で30年以上に渡っておいしいお菓子を提供されているケーキ屋さん「シェモム」。
桑山中学校の前を通って西に向かうとおしゃれな外観が目を引きます。
1990年に開業した「シェモム」。
その店名の由来は、フランス語の「Chez(○○の家や店)」という言葉と、オーナーのニックネーム「Momu」を組み合わせたものだそう。
「Momuさんのお店」ということですね。
パティシエ手作りのオリジナルシロップ
13時から販売が開始される「シェモム」の夏季限定かき氷は、パティシエが丁寧に手作りしたオリジナルシロップがたっぷりかかった特別なかき氷。
大人気で、取材中もかき氷待ちのお客様で大行列。
あっという間に40分待ちになりました。
同じく防府市で老舗氷店として有名な「朝日製氷㈲」さんの氷を使用。
専用の機械でふわふわに削って、上にかけるシロップは全て手作りというこだわりです。
もも、キウイ、いちご、抹茶、マンゴー、ぶどう、リンゴ、キャラメル、チョコレート、白くま、ミルク金時、など日替わりで7種類くらいがメニューに並びます。
筆者は『ぶどう』に『季節のフルーツ』をトッピングしていただきました。
- かき氷ぶどう 600円(税別)
- トッピング季節のフルーツ 250円(税別)
う〜ん!濃厚なぶどうの味が広がって幸せ!
季節のフルーツも惜しみなく、沢山乗っかっています。
トッピングは全3種類あります。
生クリームと練乳をパティシエがホイップして作る『ふわとろ練乳』
特製シロップとの相性の良い粒あんの『あん』
ケーキに使われるフルーツがたくさん乗せられる『季節のフルーツ』
見た目がかわいい『白くま』は3種類全てのトッピングが乗っていて、とってもお得なんですよ。
- かき氷白くま 1,080円(税別)
食べ進めると中にも沢山のフルーツが入っていて、嬉しい驚きの連続です。
氷の量が多くて食べきれない方のために小盛のかき氷(480円)もあるので、小さなお子様やいろんな味をシェアしたい方にはおすすめですよ。
シェモムのかき氷はテイクアウト専用ですが、車で召しあがる方のために外には手が洗える水道まで用意されています。
そんな「シェモム」さんの優しい心遣いは、人気商品誕生のきっかけにもなりました。
看板商品のモンブラン
- モンブラン 450円(税別)
2013年のやまぐち美食コレクションのお菓子部門では3位に選ばれるなど、お店を代表する看板商品の1つです。
この珍しい形のモンブランはお客様へのサービス心から誕生したそうです。
「シェモム」では季節に沿ったケーキを提供していて、モンブランは秋限定の商品でした。
ある夏の日に、お客様から「どーしてもモンブランが食べたい」と言われて、即席で提供したものがこの形のモンブラン。
突発的に作ったメニューながらあまりの好評ぶりで、レギュラー商品となりました。
その他、思い入れのある商品は?と尋ねると「全てです」と答えてくださったオーナーの松本さん。
商品作りでは、まずはベースである生地・クリームをきちんと作る。それがあれば「美味しいもの」が出来る。
そして「お客様を喜ばせたい」気持ち。お客様を裏切ることはしない。出来ない。
個性的な商品も
イチゴと生クリームを牛皮で包んだ「おっぱいケーキ」。夏はイチゴがすっぱい為、イチゴではなくパインを使用した「おっぱいんケーキ」が新登場。
松本さんは「人と違うことがしたい性格。人と違うものをつくりたい。日常生活の中で常にケーキと結びつける。」と自己分析。
ケーキ作り以外の場面などでも「これはケーキにならないかな」と発想されているそうです。
アイディア商品の構想だけでなく、常に基本を大事にする松本さん。
「パティシエの技術、材料は日々進化している。お客様に喜んでいただくため、その情報を収集し、学ぶ。」
これからも、確かな技術に裏付けられた定番商品と、ワクワクする驚きの新商品をお楽しみに!