パリ五輪で最注目の競技を山口で! 「ブレイキンyabCUP」予選リポート
- お出かけ
- ライフ
パリ五輪で正式種目に採用された都市型スポーツ「ブレイキン」。
今まさに注目急上昇中の競技が山口にやってきました!
その名も「BREAKING BATTLE yab CUP」。
先月、8月12日に山口市で行われた予選ラウンドの様子をリポートします。
全国から60人以上が集結!
「ブレイキン」とは、「ブレイクダンス」として知られるダンス競技の一種。
DJが即興で演奏する音楽に合わせ、回ったり跳ねたりアクロバティックな動きをし、その技術や表現力を競うものです。
「yabCUP」の大会はジュニア(小学生)・ユース(中~高校生)・一般の3部門で構成。
山口県内だけでなく、九州や関西などから、技に自身のあるB-BOY、B-GIRL65人が集結しました。
大会に先立ちゲスト審査員によるパフォーマンスが。全国・世界でも活躍している選手が繰り出す技の数々に会場の熱気は高まっていきます。
最年少は6歳!迫力のダンスバトル
予選は2つのラウンドで実施。
最多30人が出場したジュニアの部では、まず7~8人がサークルになって、音楽に合わせて自分のタイミングで中央に入っていき30~40秒ほどのパフォーマンスを繰り広げていきます。
DJを務めるのはB-BOY WACKY。山口県ダンススポーツ連盟のブレイキン部部長を務める、いわば県内のブレイキンの取りまとめ役。
自身も現役B-BOYとして数々の大会で賞を取っていますが、この日はDJ役として、華麗なスクラッチで会場を音楽で盛り上げていきます。
ジュニア部門出場者のうち最年少はなんと6歳の選手も。
歳の差はありますが、選手はまだまだ小さい体をダイナミックに動かし審査員にアピール。
年上の選手と対等に渡り合います。
また、このサークルでの見どころは、踊る順番が決まっていないため、自分が何番目にダンスを入るかお互いに探り合うところ。
流れや雰囲気を見ながら、他の選手を牽制しあいながら、張り詰めた空気が漂います。
そして全員が演技を終えた後はジャッジタイム。
後ろを向いた選手たちのもとへ審査員が歩み寄り、第一次ラウンド通過を告げるように肩を叩いていきます。
緊張感と開放感が同居する瞬間です。
続いて、ユース部門には19人が参加。
中学生と高校生が出場とあって、ジュニア部門と比べるとやはり力強さが目を引きます。
「パワームーブ」と呼ばれる、ダイナミックでパワフルな技も映えます。
B-GIRLも男性に負けじと、時に柔らかく、時にダイナミックな技を繰り出し審査員にアピール。
男性も女性も同じ土俵で争うのもブレイキンの大きな特徴といえそうです。
1on1の緊迫感は必見!
そして第1ラウンドを勝ち抜いた各部門16人が第2ラウンドの1on1へ。
このバトルで勝利した8人が決勝ラウンドへ駒を進めます。
1on1では、互いに向かい合いになった2人が、相手に見せつけるように技を繋げていき”煽り”ます。
どうだ、お前にこの技ができるかー
そんな声が聞こえてきそうな雰囲気。
そして相手に負けじとさらにすごい技を見せようと試みる選手たち。
1on1でのジャッジでは審査員3人のうち、2人以上が勝ちと判定したほうが勝利です。
16人がエントリーした一般部門では、1on1のみ実施しましたが、最大の見所はなんといっても大人同士の迫力!
それぞれが自分の強みを最大限に活かし、磨き抜かれた技の連続でブレイキンの奥深さを知らしめてくれます。
決勝ラウンドは10月7日・8日
こうして、3部門で各8人ずつ、計24人が決勝ラウンドに進出を決めました。
決勝は10月7日と8日、山口市のやまぐち富士商ドームで開催される「yabふれあいフェスタ」で開催します。
全国のツワモノたちが技を披露し合う迫力の決勝ラウンド。
是非会場に足を運んで体感してみてください!