心ときめくカラフルなアイスバー 長門市「村岡湖月堂 仁三郎」
- グルメ
見ているだけでわくわくする、色とりどりのアイスバー。
キウイやイチゴなどのフルーツもかわいらしく表面に見えています。
洋菓子、和菓子、双方の技術が盛り込まれた 心ときめくアイスバーをご紹介します。
老舗店のアイスバー
長門市の「村岡湖月堂 仁三郎(むらおかこげつどう にさぶろう)」は、創業130年を超える老舗和菓子店です。
店内の一角でひと際、目を引くのが、カラフルな商品が並ぶ冷凍庫!
ズラッと18種類ものアイスバーがあります。
こちらを作っているのは、創業者・仁三郎の玄孫(やしゃご)にあたるパティシエの宮本さんです。
撮影の日は、チョコバナナのアイスバーを作っていました。
バナナは見えるように外に張り付けます。
そこにチョコレートやバナナのピューレなどで作ったアイスの素を流し込みます。
特にチョコレートにはこだわっていて上質なものを使っているそう。
宮本さん自身が食べ比べて選ぶといいます。
およそマイナス30度の液に浸してアイスを固めます。
2、30分たてば、パキッとした歯ごたえのアイスバーの出来上がり。
気になるお味は?
今回はチョコバナナと、人気ナンバーワンの練乳フルーツをいただきました!
- petit236アイスバー チョコ&バナナ 360円
チョコバナナは、濃厚!
口の中でジワ~と溶けていって、ビターなチョコと甘いバナナが濃厚でリッチな味わいです。
- petit236アイスバー 練乳フルーツ
続いて、練乳フルーツ。
優しい甘さで濃厚!そこに甘酸っぱい果実が加わりちょうど良いバランス!
シャリシャリしておいしいです。
他にも、和菓子店ならではの個性的なアイスバーがそろっていて、
東洋美人の酒粕で作ったアイス(右)は、酒粕がフワッと香る、熱心なファンの多いひと品。
「仁三郎小倉あん」(中央)は、和菓子職人である 宮本さんのお兄さんが炊いた粒あんを使っています。
イタリア修業の経験を活かした新作も
宮本さんは、今年6月、修業も兼ねて、イタリアで行われたジェラートフェスティバルに参加しました。
会場で、ジェラートを製作し、イタリアのジェラート協会からジェラート大使に任命されました。
宮本さんは「イタリアの本場のところで一番強く感じたのは、ひと口目での香り・味のインパクトですかね。」と話します。
イタリアでの経験を生かした新商品が完成したと聞いて、同じ経営の萩市の洋菓子店プチシャトーを訪ねました。
宮本さんは、普段はこちらの店長として洋菓子を作っています。
今回の新作は、イタリアで実際に作ったジェラートをもとに開発したそうなんです。
その新作がこちら!
「アグリアーノチェリーチーズ」(右)はティラミスを意識。
マスカルポーネのチーズを使用し、チェリーのコンフィチュールとチョコチップを入れて作りました。
もうひとつの新作「ブルーベリーヨーグルト」(左)は更に日本人向けにあっさり仕上げたものだそうです。
宮本さんは「パッと見た瞬間できれいって思ってもらえるものを、こういうのが面白いんじゃないかと踏まえつつ作っているので、若い方を中心にと考えてますが、もちろんご年配の方含めて、幅広い方々に食べていただければ良いなと思っています。」と話します。
プチ・シャトー236(にさぶろう)アイスバーは、長門市の「村岡湖月堂 仁三郎」をはじめ、
プチ・シャトーのAコープ店や萩店、センザキッチンなどでも販売しています。
持ち帰り用商品のため、村岡湖月堂の喫茶コーナーでは食べられません。
なお、喫茶コーナーのかき氷はイートインのみで、テイクアウトはできないそうです。
和菓子と洋菓子の確かな技術で作り出す色とりどりのアイスバー。
みなさんもお気に入りの味を見つけてみませんか?
※この記事は2023年8月10日に放送された『Jチャンやまぐち』のコーナー『やまグル』の内容を記事化したものです。