地元の魅力が詰まったワンプレートランチ 防府市「AIMAカフェ」
- グルメ
美しい海が印象的な防府市の富海（とのみ）にあるカフェでいただける品数豊富なワンプレートランチ。
自家菜園をはじめ地元産の野菜をふんだんに使うなど、地域の魅力が詰まったランチをご紹介します！
地元の恵みを生かしたワンプレートランチ
防府市富海の、国道２号を山側に少し入ったところにある「AIMA（あいま）カフェ」。
（車で行く場合、駐車場はありますが、お店までの道が狭いのでお気をつけてください。）
藍染で町おこしに取り組む「とのみまちづくり社」が運営するカフェで、
旅館や藍染工房、藍染のギャラリーも併設しています。
店長の原田さんは「富海産のお野菜やフルーツも活用して、富海の顔になっていくようなカフェを目指しております」と話します。
ランチは自家菜園や近所の畑で採れた野菜を中心に、できるだけ県内産を使用しているそうです。
実際にカフェで使う野菜が作られている近所の畑におじゃましてみました。
立派なサツマイモが収穫されていました。
AIMAカフェのメニューには旬の食材を使うため、おかずは週替わりです。
今はサツマイモやサトイモがよく使われていますよ。
そんな旬の野菜がふんだんに使われたランチがこちら！
- ワンプレートサラダランチ ローストビーフ（パン・スープ付き） 1,200円
サラダを中心とした、全１０品のワンプレートランチで、パンとスープがついています。
どれから食べようか迷ってしまいますが、まずは、近所の畑のサトイモで作ったポタージュから。
クリーミーでまろやか、あとからふわーっとサトイモの風味が香ってきて、やさしいお味でした。
つづいて、メインのサラダにいきましょう。
こちらは、自家菜園の水菜とリーフレタスがたっぷり使われています。
噛むと音がしてくるほどシャッキシャキ。やっぱり新鮮な野菜は、歯ごたえが違いますよね。
お次はローストビーフ。
大根おろしを混ぜたタレで味付けしてあります。
甘酸っぱいタレが絡んでいて、大根おろしが爽やか。とろんとやわらかなお肉が良いですね。
調理を見させていただいて一番気になったのがこちらのお芋を使ったおかず。
自家菜園のサツマイモに衣をつけて揚げたのち、ソースをのせるんですが、
そのソースが意外な組み合わせ。クリームチーズとごま豆腐のソースなんです。
どんな味か想像がつかないのですが、原田さん曰く、オシャレな味なんだとか。
実際に食べてみると…
クリームチーズが濃厚でサツマイモの甘味とよく絡んで合います！爽やかさもあっておいしいです！
ちなみに、上にのっている赤いのは自家製の干し柿だそうです。
おかずの内容は、味のバリエーションを考えて作られていて、
例えば、白菜と蒸し鶏を寒天で固めたおかずは旨味、
ローズマリーをきかせたピクルスは酸味、
ピーマンとミョウガのナムルは苦味、
サツマイモをのせたクラッカーは甘味を楽しむことができます。
和洋中と料理のジャンルもさまざまで、
最後まで、楽しくおいしくいただける、大満足のワンプレートでした。
富海の恵み・みかんの生搾りジュース
今が旬の富海のみかんを、半分に切って搾った、生搾りジュース。
この時期だけの限定メニューです。
- 富海みかん 生搾りジュース 400円
濃くて甘い。それでいて爽やかな清涼感もあります。
果肉も入っているので、その粒をプチっと噛むと甘さが増します！
富海の山の斜面に、そのみかんを作っている畑があります。
みかん作り名人・中山さんの畑です。
中山さんによると、7月以降ほとんど雨が降らなかったこともあり、今年のみかんの味は最高だそう。
そもそも富海は、石垣による太陽光線の反射や海からくる風などで、みかん作りに適しているそうです。
木と木の間を十分にあけて、日光がたくさん当たるようにしていることも大事なポイント。
富海の恵みともいえるこのみかんを後世につなげるため、
AIMAカフェを運営する「とのみまちづくり社」などで、今後、ミカン作りをお手伝いしていくそうです。
富海の魅力が詰まったカフェへ行ってみませんか？
新鮮な野菜で作られたバリエーション豊かな料理の数々。
ひとつひとつ心を込めてつくった100％のみかんジュース。
日本古来の伝統技法を駆使した藍染。
富海の魅力を味わいに、みなさんもおでかけしてみませんか？
★今回の内容は山口朝日放送で11月28日に放送された『YOU!どきっ』の「あちこちグルメ」を記事化したものです
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