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エフォートレスな1着を求めてセレクトショップへ  山口市「Quemacocos(ケマココス)」

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山口市の中心部、スーパーや飲食店などが軒を連ねる「山口市中心商店街」

実は多くのセレクトショップが立ち並ぶ、”ファッション激戦区”でもあるんです。

 

今回はその中から、駅から県庁を結ぶ道路沿いに南北に伸びる新町商店街に2023年にオープンした「Quemacocos(ケマココス)」さんにお邪魔してきました。

 

新町商店街に誕生したセレクトショップ

「Quemacocos」は駅前通りとアーケート街がぶつかる交差点すぐ近くにあるセレクトショップです。

路面店なので、通りからお店の中の様子も見ることができますよ。

 

店主は山口市出身の中田圭介さん。

2023年3月にオープンし、まもなく1周年を迎えます。

 

店内では10を超えるブランドの商品がずらり。

基本はメンズサイズの取扱いですが、女性のお客さんも多く、ユニセックス的に着たり、カップルやご夫婦でシェアして楽しんでいただけるようなアイテムも。

靴やデニムはレディースサイズも揃っていますよ。

 

「エフォートレス」な1着を

中田さんの商品選びのコンセプトは「エフォートレス」だそう。

エフォートレスとは英語で「努力を要しない」「気楽な」という意味を持つ言葉。

ファッションでは「気取らずにオシャレを楽しむ」という意味を持ち、中田さんは価格やサイズを含め、身の丈に合った洋服を品良く着こなすことを提唱しています。

店内はどちらかというと落ち着いた色味・かつシンプルなデザインの商品が多く取り揃えられています。

流行にとらわれず、長く着られそうな洋服はまさしく「愛着」のある1着になることでしょう。

ただ、シンプルだけではなく、ちょっとした遊び心も。

インディアンジュエリーをはじめ、カラフルなアクセサリーはアクセントにぴったり。

シンプルな洋服を明るく引き立ててくれそうですね。

 

小さい頃からの夢を叶えに地元へ

中田さんに話を聞くと、小さい頃から「将来はアパレルの仕事に就きたい」と考えていたのだとか。

きっかけは、お父様の行きつけだったジーンズショップで買い物をした時でした。

その時応対した店員さんがとても優しくてカッコよく、あんな風になりたいという思いがあり、アパレルの道を選んだそうです。

 

山口市出身の中田さんは、高校卒業後に神戸の大学に進学し学生時代からアパレルショップでアルバイト。

卒業後は大手セレクトショップなどでの経験を経て、山口で自分のお店を出すという夢を叶えました。

高校時代によく遊びに来ていた山口市の商店街も、いざ独立するための場所を探しながら商店街のことを知っていくと、昔とはまた違った印象を受け、おしゃれを楽しんでいる人が多いなと感じたそう。新規出店の補助金制度なども整っていたこともあり、新町商店街での出店に至ったと話します。

 

「ちょっとした特別感」を感じてほしい

現在はお店の業務はすべて一人で行っています。

大変な時もあるものの、これまでできなかったことができたり、自分が良いと思った品だけを仕入れることができたり、それを自信を持ってお勧めできることがとても嬉しい、と中田さん。

 

店名の「Quemacocos」は、耳慣れないのになぜか耳に残る不思議な感覚の言葉ですよね。

由来を伺ってみると、「Quemacocos(ケマココス)」とはそもそもスペイン語で「サンルーフ」(車の屋根に取り付けられた天窓)という意味。

 

中田さんはその語感の面白さに加え、サンルーフのような「ちょっとした特別感」「共有できる楽しさ」を感じることができたら、という思いを込めてこの店名にしたそうです。

大学時代にスペイン語の勉強をされていた中田さんならではの発想かもしれませんね。

 

 

中田さんは若いながらもアパレルの経験・知識が豊富ですのでファッションのお悩みも気軽に相談してみてください!

 

もうすぐ開店1周年を迎え、中田さんは「今後も地域に愛されるお店であり続けたい」と語っています。

どんな新しいアイテムが加わるのか、今後の展開にも期待ですね。

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