一汁九菜のよくばりランチ 山口市「和cafe大貫」
- グルメ
2023年10月、山口市商店街にある「マルシェ中市」内のテナントに「和cafe大貫」がオープンしました。
お店を切り盛りするオーナーの大貫さゆりさんにお話を伺ってきました。
暖簾は保育園のママ友からプレゼント
日本料理店で経験を積みオープン
大貫さんは千葉県のご出身。ご主人の転勤で兵庫県姫路市を経由し2年前に山口市へやってきました。
料理を始めたきっかけを伺うと、元は全然違う仕事をされていましたが、友達に誘われて千葉の日本料理店へ行った時に、料理の美味しさに感動してその店で働くことになったのだとか。
その後、姫路市でも日本料理店で経験を積み、山口市に来た際に「思い切ってお店を出そう」と決心されたそうです。
大貫さんには保育園に通う子供がおり、お店は子供が保育園に行っている時間帯でのオープンで、ランチがメインになります。
種類にも値段にもびっくりなランチ
筆者も最初は何の気なしにランチに入ったお店でしたが、なんとランチプレートには9種類ものおかずがちょっとずつ盛られていて、欲張りな私にはぴったりのプレートでした。
- 季節のランチプレート 1,200円
内容は月替りだそうですが3月の季節のランチプレートの内容を紹介します。(写真左上より)
・新タマネギと生湯葉の生ハム巻き、海苔ソース
・きのことはなっこりーのお浸し
・長州鶏の柚しょうゆ煮、さつまいもオレンジ煮
・じゃが芋とチーズのガレット、明太おろし
・和牛のたたき香味だれ
・蕪の炊いたん、空豆天、さくら麩
・春キャベツと里芋のごま和え
・筍と湯葉ちりめん山椒
・だし巻き卵、豚肉のしそ巻きみそだれ
(お吸い物)
・桜えびのしんじょう
ソースやたれももちろん手作り。
山口は食材が豊富なので、山口産の素材を使うことを心がけているそうです。
いただいてみるとどれも手が込んでいて、丁寧に作られているということが伝わってきます。
更に驚いたのが、お値段です。
季節のランチプレートはデザートとドリンクが付いてなんと1,200円。
大貫さんは、バランスの良い食事を摂って、心も身体も元気になって欲しいという思いでメニューを考えています。
また、持ち帰り用に「ぼっかけ焼うどん」のメニューも。
「ぼっかけ」とは神戸の家庭料理で、牛すじとこんにゃくを甘辛くじっくりと煮込んだもの。
山口で「ぼっかけ」が食べられるなんて思ってもみませんでした。
スイーツも種類豊富
ランチタイム営業のみですが、カフェメニューも揃っています。
デザートプレートは6種類のスイーツが入って、500円。
どれから食べようか迷ってしまうこと必至です。
- デザートプレート 500円(ドリンク付きプラス150円)
デザートプレート(左上から)の内容は、かぼちゃのプリン・イチゴムース・くるみのゆべし・チョコレートケーキ・芋ようかん・抹茶アイスとなっています。
少しずつ、いろんな種類を食べられるのは嬉しい心配りですね。
去年オープンしてから4か月が過ぎ、最初はお客さんがゼロだった日もあったそうですが、徐々に街の人にも知られてきてリピーターさんがお友達を連れて来て下さることもあり、じわりと店の魅力が浸透していっているようです。
「山口に来て、本当に人に恵まれているなと思います。また来たいと思ってもらえる店に育てていきたいです」と話す大貫さんでした。
※すべてワンオペでされているので、混み合った場合はお料理の提供までお待ちいただくことになります。その際はご了承ください。