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完全予約制の特別ランチ 山陽小野田市「ル ココン 料理工房 (le cocon)」

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今回取材に訪れたのは、山陽小野田市の竜王山近くにあるコース限定の料理工房「ル ココン (le cocon)」です。
メニューは1つだけの完全予約制。こだわりのコースをご紹介します!

本文で紹介しきれなかったコースメニューの写真はこちら

 

創作コース料理をゆっくりとたのしめる料理工房

JR山陽本線の小野田駅から、きららビーチ焼野へ向かう途中にある「西ノ浜」交差点のすぐ南側にあります。


写真右側にある白い建物が「le cocon」(山口県山陽小野田市赤崎三3-1-16)です。


オシャレな民家のような外観です。

オーナーを務めるのは山陽小野田市出身の吉村光平さんで、奥様の恵子さんと二人三脚でお店を営みます。
吉村オーナーは、自分の店をもつことを夢見ながら、宇部市の結婚式場や飲食店で腕を磨き、2018年に念願だったお店をオープン。

店名の「cocon」はフランス語で「繭」のこと。
「繭のように温かくお客様を包み、お客様からも温かく見守っていただきたい」という思いから名付けられたそう。


店内の装飾などにも工夫し、穏やかにゆっくりと楽しんでいただけるよう温かい雰囲気づくりを心がけているそうです。

メニューは「コース」ただ一つ

「le cocon」のランチメニューは一種類の「コース」のみ!
最初のお皿、前菜、魚料理、パン、パスタ、肉料理、デザート、食後のドリンクを基本とするコースです。
メニューは毎月上旬に一新します。

毎月のコースメニューを考えるのは一苦労なのではないでしょうか。


吉村オーナーにお話しを伺ってみました。
「コースのコンセプトは『身近な食材の変化を楽しんでもらう』ということ。身近にある食材を調理の工夫で斬新なものにしつつ、月毎に季節感やイベントのテイストを加えるように考えます。見た目から楽しんでいただけるように盛り付けにも工夫し、それぞれの食材の組み合わせの意外性にも着目していただければ。」

「身近な食材の変化を楽しんでもらう」とても素敵なコンセプトだなと感じました。筆者が来店した3月は、菜の花、春菊、グリンピース、桜など、春を堪能出来るメニューでした。今回はそのランチコースの一部をご紹介いたします。

 

  • ランチコース:3,800円


最初に出てきたのは、菜の花のピュレを和えた野菜のタルトの上に帆立と海老のクリームが交互に絞ってあるお料理。
ガラスのお皿との相性もバッチリで思わず「かわいい~」と笑顔になります。

前菜の2品目は、煮込んだ鶏もも肉に生姜のクリームをコーティング。その上に、グリンピースのクリームとメレンゲ、八朔のマーマレードが乗っています。
八朔のクリームとそぼろ状の生姜のクッキーとの組み合わせも新しい感動レベルの美味しさです。実は筆者、グリンピースが得意ではないのですが、おいしく食べることができました。

 

つづいては魚料理。付け合せはもち米のロール。表面に付いているのは春菊のパン粉です。

そしてお肉料理。ソースは梅と桜です。

「来店した際のたのしみにしていただけるように」との思いで、SNSでのメニュー公開は月の終わりにすることを心がけられているそうです。
1品1品丁寧に創り上げられているお料理なので、すべてを紹介したいところですが、是非ご来店のおたのしみにしてくださいね。

また、「どの月も、コンセプトを基にコース内容を考えているため、「今月はこの料理に注目!」といったような推しポイントはなく、コース全体で、器や空間も含め、お客様それぞれの楽しみ方をしてもらいたい。長く続けていられるお店であるために大きい事は特に考えず、来ていただいたお客様に喜んで貰うために、常に驕らず、『まだ足りない』の思いを持ち続けたい」と語ってくださった吉村オーナー。

私たちの心もおなかも繭のように優しく包み込んでくれるようなお店です。

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