岩国れんこんとザクザクしたフライドチキン 岩国市「ネオ大衆食堂47」
- グルメ
今回は、岩国市にある、レンコン料理と韓国風のザクザクしたフライドチキンを味わえるお店を紹介します。
甘辛なヤンニョムソースがおすすめな、ボリュームたっぷりのランチですよ。
れんこんも自家製!な食堂
岩国市麻里布町にある「ネオ大衆食堂47(ヨンナナ)」(山口県岩国市麻里布町6丁目3-6)。
グレーを基調としたスタイリッシュな店内には、韓国ドラマに出てくる居酒屋みたいな、かわいいネオンの装飾もあります。
食堂の店主・浜田晴奈(はまだ・はるな)さんと、夫の裕之(ひろゆき)さん。
裕之さんは岩国れんこんを育てる農家です。
そんな裕之さんのれんこんの畑にお邪魔し、収穫したばかりのれんこんをみせていただきました。
裕之さんは、「岩国れんこんには、粘りがあってビタミンCたっぷりでおいしいんですよ」と話していました。
“岩国れんこん”といえば、シャキシャキの食感と糸を引くほどの粘りが特徴。新鮮なものほど、粘りが強いのだそう。
レンコンを贅沢に使ったランチ
ここで注目が、傷がついたり、売り物にならなくなった部分のレンコンです。
「傷がついているだけで、鮮度もいいしおいしい。気軽に安く食べてもらいたい」と「47」の店主・晴奈さん。
その思いで作り出したのが、そういったレンコンを使ったランチです。
「47」では、その日の朝か前日にとれた新鮮なレンコンを使っています。
そのレンコンを、新鮮さを保つため酢水につけておくと、よりシャキシャキに仕上げることができるそう。
厚切りしたレンコンに天ぷら粉をつけて、揚げていきます。
ランチでは、常にこの大きなレンコンの天ぷらを味わうことができます。
独自に粉を配合して作る韓国風のフライドチキン!
定食のメインはさん晴奈さんが大好きという韓国風フライドチキン!
独自に粉を配合して、韓国で流行っているタイプの衣を再現したそう。
「企業秘密」という衣をつけて揚げていくと衣が膨らんで、ボコボコになって浮かびあがってきました。
衣が硬くてガリガリとした仕上がりのフライドチキンに、韓国風の濃いめな甘辛ソース・ヤンニョムソースを味付けにかけていきます。
チキンにかけるソースは、3種類から選べて、ヤンニョムソースのほか、タマネギを使っていないタルタルソースのチキン南蛮やハチミツがとろりと甘いハニーマスタードがありますよ。
そして、サラダや小鉢にも岩国レンコンが使われたレンコン尽くしの「47定食」がこちら。
- 47定食 ドリンク付き 1320円
まずは晴奈さんも大好きというフライドチキンから。
ガリっとした食感で中はジューシー。
ヤンニョムソースはお子さんでも食べられるぐらいの甘みもあり「甘辛旨い」という味付けになっています。
続いて、新鮮なレンコンを贅沢に肉厚にカットして作った天ぷら。
衣はサクッと、レンコンはシャキッとしていながら粘りもあり瑞々しい一品です。
「真ん中の丸いところが一番シャキシャキしていて、少しもっちり感があるのが岩国レンコンの特徴で、それを一番楽しめるのが天ぷらだと思う」と話す晴奈さん。
47定食には、その他にも週替わりでさまざまなレンコン料理がついてきます。
サラダにはれんこんチップを載せて食感を楽しめるように。
ひじきの煮物にもレンコンを入れます。
「いろいろな調理方法を提案し、岩国レンコンの消費にもつながってほしい」と話す晴奈さん。
ごま油の香りと干しエビの旨味が効いた中華炒めもレンコンでは初めて食べる味付けで新たな魅力の発見にもなりましたよ!
また、こちらの食堂は、夜は居酒屋として営業しています。
フライドチキンは、夜は昼の2倍の大きさに!
シャキシャキのレンコンに甘いハチミツを合わせたハニーチーズピザもおすすめです。
写真映え間違いなしのドリンクもありますよ。
レンコンを使ったランチが楽しめるのは、レンコンが採れる5月20日ごろまでで、そこから2ヵ月間ぐらいはレンコンを使ったメニューはお休みとなりますので、ぜひ、お早めに味わってみてはいかがでしょうか?
※今回は、2024年4月23日放送 yab山口朝日放送『YOU!どきっ』のコーナー「あちこちグルメ」の内容を記事化したものです。