こだわり、個性がたくさん! 山口市のパン6選
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ハードパンから惣菜パン、食パンまで、みんな大好き、パン!
ベーカリーショップを訪ねると、パンのいい香りが鼻を刺激し、あれもこれもと目移りしてついつい買い過ぎてしまった、なんてこともありますよね。
取材してみると、どこもオーナーの思いやこだわりが詰まっていて、パンの世界の奥深さを感じてしまいます。
今回は、これまで「山口さん」で取材してきた中から、山口市の注目すべきベーカリー6選を紹介します!
80種類から選べる湯田温泉の人気店「THE BAKERS LOAF」
山口市の人気観光エリアである湯田温泉街にある「THE BAKERS LOAF」(山口県山口市湯田温泉4-2-18)。
2022年3月にオープンしてから、地元の方々はもちろん、観光客の方々も多く訪れるそうです。
店内に入ってみると、パンのいい香りが漂ってきます。子どもからご年配の方、パン好きの方まで幅広い方のニーズに合うよう、定番から個性的なものまで1日約80種類ものパンが店頭に並びます。
小麦は山口県産小麦「せときらら」をメインに、国産の小麦をブレンド。挟む具材なども店内で極力手作りし安心安全で美味しいパンを作っています。
定番の「せときらら食パン」(イートイン352円、テイクアウト346円)。
「せときらら」ならではの旨味ともっちり感が存分に味わえます。
ちぎってみるともちもち感は想像以上!食べてみるとしっとりむちっとした食感で自然な甘みが感じられ、何もつけずそのままで楽しめますよ。
テイクアウトだけでなく、イートイン用の席も豊富でカウンター席やソファ席、テラス席など人数や気分に応じて使い分けられます。
住宅街にある隠れ家のような「ゴトウパン」
次に紹介するのは、山口市・中央公園から車で3分程の住宅街にあるちょっぴりレトロな外観の「ゴトウパン」(山口県山口市旭通り1-7-5)。
コンパクトな造りの店内には季節のお花や植物飾られ、木目調の棚にはパンと焼菓子を合わせ約30種類が並んでいます。
- 毎朝の食パン 400円(ハーフ 205円)
人気商品は「毎朝の食パン」。
山口県産小麦・せときららを100%にごま油を合わせたもっちり食感が特徴のシンプルな食パン。
「たくさんの方に毎日のものとして食べてほしい」という思いから、アレルギーにも配慮し、乳・卵は使っていません。
食パンやバゲットの王道パン以外にも店内の棚にはおいしそうなパンがずらり!
- (写真左)キャラメルリンゴ 300円 (写真右)伊予柑クリームチーズ 410円
バゲットの生地の中にドライリンゴをキャラメル味にしたものを閉じ込めた「キャラメルリンゴ」。甘く煮た伊予間を全粒粉のパンに混ぜ込んだ「伊予柑クリームチーズ」などフルーツを使ったパンなどなど。
毎日食べたくなる、小麦の香りと甘みが味わい深いパンたちを求めて足を運んでみてくださいね。
ショーケース越しに注文するパン「パン工房かば。」
昨年12月、山口市阿知須の「道の駅きららあじす」や「きらら博記念公園」からほど近い場所にオープンした「パン工房かば。」(山口県山口市阿知須10509-35)。
お店の軒下からショーケースを見ながら欲しいパンをオーダーするという、ちょっと珍しい販売スタイル。店内に入らなくて良いぶん、通りがかりでも立ち寄りやすいです。
ショーケースには、美味しそうなパンやシフォンケーキが並びます。
現在、パンは12種類、シフォンケーキは11種類あります。日によって店頭に並ぶものも異なるそうで、今日はどのメニューが並んでいるのか、訪れる楽しみがありますね♪
- (写真左から)しおまる明太 320円、しおまる 180円、しおまるチーズ 250円
お店の定番商品でもあるこちらのパン。
しおまるは、いわゆる「塩パン」に近い味わいですが、パンの外側は弾力があり、中はふんわり。
そのしおまるに明太やチーズが加わったら、間違いない美味しさ!サイズも大きくてボリュームもあり、大満足のひと品です。
ぜひ前を通った際はお立ち寄りくださいね。
パンの香りで笑顔晴々!「晴香 自然パン工房」
山口市大内、閑静な住宅街の一角にあるのが、「晴香 自然パン工房」(山口県山口市大内長野1488)です。
国内外で食べ歩きや研究をしてきたご夫婦が営むパン工房は、地元・山口市の風土にあわせた製法が持ち味!
その言葉どおり、惣菜パンやサンドイッチに使われる野菜類はすべて農薬にたよらない自家栽培!だからこそ素材を惜しむことなく、ボリューミーに仕上げられます。
パン生地は新鮮で香り高い福岡県産小麦やドイツ産小麦などを使用しています。
店内にはハード系パンを中心に、惣菜パンや菓子パンなどの魅力的なメニューもズラリと並んでいます。
- ニョロ・ニョロ(260円)
小さなお子さまに大人気!見た目もユニークな「ニョロ・ニョロ」はオープン当時から姿変わらず、今も現役ですよ!
レトロ空間で可愛いパンを「生き残った者の掟」
山口市嘉川にあるベーカリー「生き残った者の掟」(山口県山口市嘉川3436-1)。2023年5月24日にオープンしたお店です。
パン屋さんとは思えない独特な店名ですが、オーナーが税務署に開業届を出しに行く時に全く屋号を決めていなかったそうで、屋号を求められその時たまたま読んでいた小説のタイトルを店名にしたそうです。
店内にはおよそ20種類のパンが並んでいて、イチオシは、クランベリーとクリームチーズを練りこんだモチモチのベーグルです。
- クランベリーとクリームチーズのベーグル 240円
ベーグルと言っても、柔らかいタイプであったりフワフワしたベーグルであったり色々違いがありますが、オーナーの理想とするベーグルは「ギュッと詰まったような生地」。ベーグルで使っている小麦粉は国内産で熊本県のものを使用しているそうです。
レトロな空間と見た目も可愛いパンならここで間違いなしですよ。
県外からも注文殺到!インパクトある滋養パン「菊本」
最後に紹介するのが、山口市吉敷の山すそにある住宅街の一角。看板も何もないこちらの民家が事前予約制の薪窯パン「菊本」(山口県山口市吉敷赤田2)です。
元銀行員の経歴をもつ菊本拓志さんが2023年8月に開いたパン工房です。
工房で作って販売するパンはフランスの”田舎パン”「カンパーニュ」1種類のみという潔さ。
材料は北海道産の小麦とライ麦、萩の塩と水のみで、いずれもこだわり抜いた最高級のものを使用しているのだそう。
窯に入れて焼くこと1時間近く。
最終的な焼き具合を確認すると、いい色に焼き上がったパンが次々と取り出されていき、工房はパンの焼ける香ばしい香りに包まれます。
こちらが「菊本」が手掛ける1つあたりおよそ2kgというカンパーニュパン「御養ひ」です。
- 御養ひ 3,700円 ハーフサイズは2,000円
パンは現在店舗等での販売は行なっておらず、ネットでの受注を通じて、郵送もしくは工房での受け渡しのみという完全事前予約制となっています。
いかがでしたか?毎日通って買いたくなるパン、特別な日のために、予約してでも買いたくなるパンなど様々でしたよね。
さあ、明日の食卓にこだわり詰まった山口市のパン、いかがですか?