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”最高傑作”のプリンとコーヒーを昔ながらの喫茶店で 山口市「琥珀」

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春は桜、夏は蛍、山口市のまちを見守る憩いの川「一の坂川」。
今回は、京の風情ただよう一の坂川沿いで半世紀の時を重ねる喫茶店「琥珀」(山口県山口市後河原136)をご紹介します。

【写真はこちら】おしゃれな空間で過ごすブレイクタイム

老若男女が50年愛するお店

50年ほど前に創業した「琥珀」ですが、土日に限らず今もなお多くの人が足を運んでいます。
昔からの常連さんだけではなく、幅広い年齢層の方々で店内は賑わっています。

一の坂川沿いに大きな駐車場看板がありますので、場所はすぐに見つけることができます。

「手づくりプリンあります」と書いてあるポップな看板を見つけると今日はプリンを注文しようと思ってしまいますね。

レトロ感漂う扉が入り口です。

 

アンティークに囲まれた異世界へようこそ!

店内に入ると左手のショーケース越しにきらきらと輝くお皿とカップがお出迎えしてくれ、一歩踏み入れるとここが一の坂川沿いであることを忘れてしまいます。

店内はテーブル席が24席、カウンターが4席あります。
カウンターは常連さんがよく座られるようです。

長い間使われてきた机やソファ、天井から下がるシャンデリアが、どこか懐かしい気持ちにさせてくれます。

 

お店の中に入っていくと、ひと際目立つケーキ専用ショーケースが。
ショーケースの上に書かれている「珈琲と紅茶の軌跡の中に本当のケーキの歴史があるのかも・・・・・・」の文字は、何か深い意味があるのか、考えさせられます。

中には手作りのコーヒーゼリーとプリンが並べられています。
看板を見て「プリンを注文しよう」と入店するも、このショーケースを眺めるとコーヒーゼリーも注文したくなる誘惑にかられます。

 

皆に愛されるマスター

「琥珀」を切り盛りするのは2代目店主の上田知(うえださとる)さん。常連さんに限らず多くの人に「マスター」の愛称で呼ばれています。

とても気さくなマスターと話をするために通う常連さんも多いのだとか。

営業日は不定休としていますが、最近は月・火を休みにしていることが多いそうです。

 

今も変わらない創業からの味

ここからは多くの人に愛される「琥珀」の人気商品を紹介していきます!

  • オムライス 800円

みんな大好きオムライスから。この店のご飯はミートソースがベースとなっています。
ふわふわの卵に自家製ミートソースベースのライスの組み合わせは「琥珀」ならでは。

 

  • ミートソースパスタ

こちらは、まさに「シンプルイズザベスト!」という言葉がぴったりなパスタです。

 

  • 琥珀プリンセット 800円 ※セットにするドリンクによって価格が異なります。

 

お腹いっぱいでも食べたくなる食後の「琥珀プリンセット」は鉄板です。

コーヒーはお好きな豆を選べることができますので、気分によって、様々な味を楽しむこともできますよ。


注文を受けてからその豆を挽いていくので、コーヒーの風味をしっかり楽しむことができます。

目の前でマスターが一杯一杯丁寧に淹れるのを眺めるのは至福のひと時…!

 

・ガテマラ(単品) 550円

私が本日選んだ豆は「ガテマラ」。
フルーティーな酸味とチョコレートナッツのような甘みがあり、コクがある上品なコーヒーです。

  • 琥珀プリン(単品) 450円

 

そしてこちらが「琥珀」一番の人気商品、「琥珀プリン」です。
先ほどお店の真ん中にあったショーケースのプリンにスイートポテトとコーンフレークを乗せ、
さらにその上にアイスクリームを豪快に乗せてカラメルソースをかけたプリンの「最高傑作」です。

何も語ることはありません。
一度口にすると虜になること間違いありませんので是非一度試してみてください。

 

  • アイスコーヒー 500円

これからの季節、涼しい場所でアイスコーヒーを飲みたいですよね。
「琥珀」のアイスコーヒーは優しい味なので飲みやすく大容量なので、一杯で暑さを忘れてしまいます。

 

初代からの伝統

店内は、創業した50年前からほぼ形を変えていないそうです。

テーブル席の椅子の座る部分は、驚くことに50年前から変わっていないのだとか。

「琥珀」は喫煙可能です。

「タバコが吸える喫茶店」として愛煙家の初代が創業したため、マスターはタバコが苦手ですが、その気持ちを受け継ぎ、今も喫煙可能なお店として営業されています。

 

「琥珀」は人生そのもの

マスターは「琥珀は俺の人生」と話していらっしゃいました。

元プロ野球選手の長嶋茂雄氏は「自分のために野球をやらなかった、人のために野球をやっていた」と言っていましたが、
マスターは「自分のために琥珀を営業しているのではない、お客さんのために営業している」と力強く語っていました。

60歳になるマスターは誰よりもお客さんのことを考え営業し続ける、これが50年経っても老若男女から愛されるお店の秘訣なのでしょう。

アットホームな喫茶店「琥珀」を訪れてみませんか?

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