市街地で気軽“田舎”体験 下関市「こどもの宙」
- お出かけ
縁側や畳の上で遊ぶ。庭で走り回って虫取りをし、川遊びで生き物と触れ合う。
親世代の私たちには当たり前な事も、今の子供たちにとっては貴重な体験なのかもしれません。
ただ、お家ではなかなか経験させてあげられない場合も少なくはないと思います。
そんな経験が気軽に出来るということで、
縁側からの景色がどこか懐かしい
下関市の「こどもの宙(そら)」に遊びに行ってみました。
アクセス
「こどもの宙」は、長府の住宅地にあり駐車場(数台分)も施設に併設されています。
入り口までの階段を登ると、趣のある立派な門構えが迎えてくれます。
左の小さな扉は安全ロックがついています。
この門をくぐってすすむと、素敵な庭が広がります。
少し高台にあるためか、流れる空気がとても気持ち良いです。
ちなみに、線路沿いの為、電車が通る度に子供たちが走って見に行くんだとか。
お家にお邪魔します
こちらが入口。ガラガラとドアを開けて中に入ると、何だか懐かしい気持ちに。
まるで田舎のおばあちゃんちに遊びに来た感覚になります。
利用方法
初めての場合は、現地で利用登録をしましょう。
自由に遊べる「ひろば」の利用料は無料で、予約も必要ありません。
用事やリフレッシュでの「一時預かり」を利用する場合は
事前予約が必要ですが、この登録をしておけばスムーズです。
どちらも、未就学の子どもなら誰でも利用が可能なので、
小学校入学前の春休み期間も遊びに行けるのが嬉しいところ。
中は3部屋あり、一番大きな畳の部屋の縁側からは庭の景色が見えます。
季節によって枝垂れ桜や紅葉、山桃などが楽しめるそうです。
廊下を進むと部屋が2つ。一時預かりや年齢によって使い分けをされています。
本棚も充実、人気の図鑑や今では懐かしい紙芝居がありました。
育児本や離乳食ガイドなどは貸し出しもOKとのこと。
ひろばで遊びを楽しもう!
毎日、11:45頃から「宙の時間」があり、遊んだおもちゃは一旦片付けて、
みんなで体操や手遊びをしたり、季節の歌やわらべうたを楽しむ時間があります。
昼からは幼稚園が終わった子供たちも遊びに来ます。
子どもにとってはお庭で自由に走り回れるのも嬉しいポイントです。
おもちゃは自由に使えるので、砂場や可愛い遊具で思いっきり遊びましょう。
カブトムシを幼虫から育てたり、メダカのお世話もできたり、
生き物とふれあう体験もできます。
また、季節の野菜を植える体験もできるそうです。
伺った時には夏野菜のトマトやオクラ、そしてサツマイモが元気に育っていました。
自分で植えて収穫した野菜を食べるまでの経験が気軽に出来るって、貴重ですね。
出張イベントも
もっと自然と触れ合いたいなら出張ひろばもオススメです。
「もりのひろば」(エコピアの森 下関・深坂)では、
毎週月曜日に森の中を探険したり川の浅瀬でカニを獲ったりと、お家ではなかなかできない自然体験ができます。
夏休み中は小学生(未就学児のきょうだいに限る)も参加OKとの事でしたので、自由研究にピッタリですね。
また「おひさま」(長府東公民館和室)では、
同じ建物内の保健センターと連携しているので
遊びのついでに身体測定もでき、ママ同士のおしゃべり会なども開催されています。
開催の日程はHPのおたよりと予定表から確認ができます。
利用してみて
長府の街なかにあるのに、長閑で大人ものんびり過ごせました。
保育士資格を持っているスタッフの皆様はとてもあやし上手。
娘はいつもなら寝る時間なのに、ずっとご機嫌で遊んで頂いてました。
その間に、
私は他の利用者さんと話したり、庭の景色を見て季節を感じたりと、親の気分転換にもなりました。
よく利用されているママさんにお話を伺うと、
「話しやすいスタッフさんで安心、自分のリフレッシュにもなる」とのこと。
日々子どもに向き合っていると色んな事で悩んだりしますが、
雑談しながら育児の事を話せると、気持ちが軽くなるものです。
子供の為はもちろん、親もゆったり気持ちを整えに遊びに来る、そんな素敵な場所でした。