10日に一度、無性に食べたくなる。宇部の隠れた実力派ナポリタン 宇部市「ナポリタンTomato」
- グルメ

宇部市妻崎に店を構える「ナポリタンTomato」(山口県宇部市大字妻崎開作840-1)は、店名の通りナポリタンが看板のパスタ専門店です。
昔ながらの喫茶店の定番として親しまれてきたナポリタンですが、シンプルな見た目なのに、なぜかやみつきになる。ジャンクなのに、なぜかまた食べたくなる。そんな不思議な魅力を持った料理だと思います。
企業や大学が集まる妻崎エリアで、「いろいろな人にナポリタンのおいしさを知ってほしい」という思いからオープンしたそう。コンセプトに掲げるのは、「10日に一度は食べたくなる大人のジャンクフード」。一度食べるとまた足を運びたくなる、そんな味を追求しているお店です。

店内は赤を基調とした清潔感のある空間。席はカウンターが10席、6人掛けと4人掛けのテーブル席がそれぞれ1卓ずつあります。
お昼時には店内が活気に包まれ、カウンター越しに調理の様子を眺めていると、自然と期待が高まっていきます。
まろやかで酸味のない、クセになる自家製ソース

自家製ナポリタン(並)880円+(トッピング:炙りチーズ 270円/目玉焼き 190円)
まず運ばれてきたのは、真っ赤なソースをたっぷりとまとったお店の看板メニュー「自家製ナポリタン」。運ばれてきた瞬間からトマトの良い香りがふわっと広がり、大ぶりの具材とボリューム感のあるパスタが食欲をそそります。

ひと口食べると、トマト感はしっかりありながら、酸味は控えめでとてもまろやか。パスタはもちもちとした食感で食べ応えも十分、具材の大きさもあってソースとの絡みが心地いい一皿です。数種類の食材をブレンドした完全オリジナルのソースは、レシピは非公開ながら、食感を特に重視して仕上げられているそうです。
880円という価格でこのクオリティは、リーズナブルさも大きな魅力です。

トッピングには炙りチーズと目玉焼きがおすすめ。特に目玉焼きのとろりとした黄身を絡めると、ソースの味わいがさらにまろやかになります。ちなみに時間が経って表面が少し乾いてきたら、底からひっくり返すように混ぜると、沈んでいた油が全体に絡んでまた食べやすくなるのだとか。ちょっとした一手間で最後まで美味しく楽しめる一皿です。
昆布と卵が織りなす、和のパスタという発想

- 和風ペペたま(並)880円
続いていただいたのは、「和風ペペたま」。ナポリタンとは対照的に、落ち着いた和の雰囲気を感じる一皿です。

パスタに昆布を使うという発想には驚かされますが、食べてみるとその意外性に納得させられます。

和風ベースであっさりとした味わいの中に、昆布の旨みがしっかりと効いていて深みがあります。ふわふわの溶き卵が全体をまろやかにまとめ、醤油ベースの味わいとも絶妙にマッチ。出汁と卵とパスタの相性にこだわって作られたこの一皿は、洋食のイメージが強いパスタに昆布という発想がありながら違和感はまったくなく、むしろもっと早く出会いたかったと思わせる美味しさでした。熱心なファンが多いというのも頷ける、ナポリタンとはまた違った魅力を持つ名物メニューです。

なお、パスタの量は5段階から選べますが、並盛でも十分に満足できるボリューム。初めて訪れる方は、まず並盛から試してみることをおすすめします。
また食べたくなる、そんな一軒

ナポリタンといえば昔ながらの喫茶店の味というイメージがありますが、「ナポリタンTomato」のナポリタンは、そのイメージを良い意味で更新してくれる一皿でした。
まろやかで酸味のないオリジナルソース、もちもちでボリューム満点のパスタ、そして昆布の旨みが光る和風ペペたま。どれをとっても「また食べたい」と思わせてくれる味わいです。

ランチはもちろんディナータイムの営業もあり、夜には「濃厚すぎるカルボナーラ」という気になるメニューもあるとのこと。コンセプト通り、10日に一度は食べたくなる。そんな一軒でした。
気になる方は、営業日などを事前に確認してから足を運んでみてはいかがでしょうか。





