子どもたちの「やってみたい」が未来を育てる場所 山口市「アクティブクラブ エブリワン」
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山口市黒川にある「アクティブクラブ エブリワン」は、家や学校とは違う“第3の居場所”として、子どもたちが安心して過ごし、自分の「やってみたい!」に挑戦できるクラブです。土曜日にアウトドア体験を楽しむ「アクティブクラブ」と、平日の放課後に体育館で体を動かす「エンジョイクラブ」の2つの活動を展開しています。気になる活動内容や立ち上げのきっかけや活動に込めた思いを紹介します。

土曜日は自然の中で冒険「アクティブクラブ」
月2回、第2・4土曜日の10時〜15時に開催されるのが「アクティブクラブ」。野外調理やお菓子作り、キャンプ、海・山・川遊び、魚釣り、里山体験など、山口の自然を舞台にしたアウトドア活動が中心です。このほか、体育館で体を動かす日や、お泊まり会、交流会、作品作り、DIYなど、バラエティ豊かなプログラムが用意されています。

料金は年間会員費が5,000円で、参加費は会員3,000円・非会員4,000円(いずれも活動内容により異なります)。「まずは1回、体験で参加してみたい」という場合でも、非会員として気軽に申し込めるのが嬉しいですね。
放課後の1時間で体を動かす「エンジョイクラブ」
もう一つの柱が、毎週水曜日の17時〜18時に開催される「エンジョイクラブ」です。場所は山口市小郡の小郡ふれあいセンター(体育館)。対象は小学生・中学生で、1回20名の定員制。参加費は1回500円と、続けやすい設定になっています。
学校帰りの平日夕方に、思いっきり体を動かせる場所があるのは、子どもたちにとっても保護者の方にとっても心強いのではないでしょうか。

「食べられない…」が「おいしい!!」に変わったハンバーガー体験

活動の様子がよく分かるエピソードをひとつ。「オリジナルハンバーガーセットを作ろう!」という体験でのこと、野菜が苦手だった子が、スタッフの声掛けでオニオンリングをひと口。「うめぇ」と笑顔を見せ、その後は畑を借りて、自分で野菜作りを始めたという嬉しい報告を、保護者の方からいただいたそうです。
苦手な食べ物を克服した体験は、食への興味を育てるだけでなく、「自分で育てて、家族に食べてもらいたい」という新たな挑戦へとつながりました。自然や調理体験には、子どもの可能性を大きく広げる力があることを改めて感じられる出来事ですね。

ルールも自分たちで決める。自主性の芽を育む場所
「エブリワン」が大切にしているのは、「自主性の芽を育むこと」。子どもたちが「やってみたい!」と思ったことを、どうすれば実現できるかを自分たちで考え、行動できるよう、スタッフの方が見守られています。活動のルールも大人が決めるのではなく、「みんなが楽しく過ごすにはどうしたらいいかな?」と子どもたち同士で話し合って決めるのだそうですよ。

最初は緊張して発言できなかった子も、お友達や年上の子と関わるうちに少しずつ自信がつき、自分から手を挙げたり、新しいことに挑戦する姿が見られるとのこと。イベントの終わりには、その日に頑張ったことや次に挑戦したいことを笑顔で発表する子もたくさんいるそうです。小さな「できた!」の積み重ねが、大きな自信につながっていくのでしょうね。
「安心して集まれる居場所をつくりたい」立ち上げのきっかけ
ここからは、代表の藤村真さんにお話を伺いました。
写真の中央が代表の藤村さん藤村さんが子どもたちと関わる仕事を志したのは、10代の頃。スイミングスクールでアルバイトをしていたときに、子どもたちと関わる楽しさを知ったのがきっかけだそうです。その後、支援が必要な子どもたちと接する中で「安心して集まれる居場所をつくりたい」という思いを抱くように。コロナ禍でその必要性を改めて実感し、40歳を機にエブリワンを設立されました。
育みたいのは「仲間・冒険・居場所・夢・自信」
活動を通して子どもたちに伝えたいのは、「仲間・冒険・居場所・夢・自信」という5つのキーワードだと藤村さんは言います。仲間と協力しながら挑戦を重ね、失敗も成功も経験することで、「自分ならできる!」という自信を育んでほしいという思いが込められています。藤村さんをはじめ、スタッフの方が見守ってくれる安心感があるからこそ、子どもたちは新しいことへの一歩を踏み出しやすくなるのでしょうね。

“第3の居場所”を、全国の子どもたちへ
発足からまだ4ヶ月とは思えないほど、予想を超える多くの子どもたちや保護者が集い、その輪は少しずつ広がっているそうです。
「エブリワン」が目指しているのは、家でも学校でもない“第3の居場所”。子どもたちが安心して過ごすことができ、「今日はエブリワンに行ってみようかな」「〇〇に挑戦してみたい!」と思える場所があること自体が、子どもたちにとって大きな励みになるのではないでしょうか。

現在は、藤村さんのご自宅を開放して活動されています。将来的には廃校なども活用しながら拠点を広げ、「子どもたちの居場所」を全国へ発信されたいそうです。
「子どもたちと一緒に、希望や夢を乗せて走り続けたいんです」。その言葉からは、子どもたちの笑顔を何より大切にしたいという温かな思いが伝わってきました。
「普段の様子を知りたい」「参加してみたい」と思われた方は、Instagramのプロフィール欄にある「公式LINE」からお問い合わせください。

次の土曜日は、「エブリワン」で“やってみたい!”を探しに行ってみてはいかがでしょうか。





