頭も心もゆるむ60分 下関市「眠りの魔法使いMJ」
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新下関駅から徒歩5分。下関市にあるドライヘッドスパ専門店「眠りの魔法使いMJ」で、60分の施術を体験してきました。

ドライヘッドスパとは?
水やオイルなどを使用せず、ハンドマッサージによって、頭皮や頭の筋肉をもみほぐすことをメインとしたヘッドスパの一種です。頭を中心にゆっくりと時間をかけてほぐすのが特徴。リラックスしたい方や、日頃から疲れを感じて眠りが浅い方などが訪れています。

体のメンテナンスにヘッドマッサージをオプションで加えたり、美容室でヘッドスパを受けたことがある方は多いかもしれません。それでも、「頭をほぐすこと」にこれだけじっくり時間をかけるのは初めて、という方も少なくないそうです。 では、実際にはどのような施術が行われているのでしょうか。
ドライヘッドスパ60分を体験
「眠りの魔法使いMJ」を運営するのは、代表のMieさん。ドライヘッドスパの施術だけでなく、セラピストを育成するスクールの運営も行っています。

施術前のカウンセリングでは、一人ひとりと向き合う時間を大切にしています。疲れを感じている体の部位を伺うだけでなく、生活習慣、仕事、心身の状態などについても丁寧に話を聞き、お客様が何を求め、どんな時間を過ごしたいのかを確認しているそうです。
一人ひとりに合わせてゆっくりと頭をほぐしながら、頭や体だけでなく、心までゆるめるような会話を心がけているといいます。
施術中、眠って過ごされる方もいれば、会話を楽しみに訪れる方もいらっしゃるそうです。 実は、私もその一人です。

約2年前、下関に移住して間もない頃、癒しを求めてヘッドスパを受けられる美容室を探していたところ、こちらの店舗が検索に出てきたことをきっかけに、ドライヘッドスパの存在を知りました。
初めて訪れたときに、新生活でいつの間にか溜まっていた疲れや悩みを、Mieさんが親身になって聞いてくださったのを覚えています。丁寧なハンドマッサージに癒され、終わる頃には、心身ともに軽くなり、前向きな気持ちになれました。
今でも、「元気をもらいたい」と思うときに足を運びたくなる場所のひとつです。
いよいよ60分の体験がスタート。
頭全体を丁寧にほぐしていきます。ほどよい圧が心地よく、時間が経つにつれて、少しずつ力が抜けていくのを感じます。
「眠りの魔法使いMJ」では、頭だけでなく、肩や首、デコルテまでほぐし、顔のリフトアップも行うのが特徴のひとつです。80分コースでは、さらに腕や手のマッサージが加わります。
終わる頃には、頭も体もすっきり。次回の予約をされるリピーターも多いそうです。
通う頻度は3週間に一度ほどが目安で、頭の疲れが強い方や眠りに悩んでいる方には、週に1回のケアを3~4回続けることを提案することもあるといいます。
「脳の休息」がコンセプト
同店が大切にしているのは、「脳の休息」。 Mieさんがドライヘッドスパを知ったきっかけは、産後に頭痛に悩んだ経験でした。当時は薬を飲むことができず、つらい日々を過ごしていたそうです。
何かできることはないかと調べていく中で、ドライヘッドスパに出会いました。 「自分と同じように悩んでいる人がいるのでは」と思ったことから、詳しく知りたいと思うようになったといいます。 その後、東京の学校に通い、一般社団法人ドライヘッドスパ協会のヘッドマイスター講座に挑戦。合格率が低く、取得できる保証もありませんでしたが、お店を開く未来を具体的にイメージしていたそうです。 そして、見事に合格。2018年に店舗をオープンしました。

開業当時は、まだドライヘッドスパの認知度がほとんどなかった頃。 もともと喫茶店だった店舗を活かし、週末にはハイボールバーも営業していました。施術を受けたお客様が、カウンターでドリンクを飲みながら会話を楽しめる場になっていたそうです。
そんな中、テレビの取材を受けたことをきっかけに、ドライヘッドスパの存在が一気に知られるようになりました。 施術に集中するためバーの営業は終了し、そこから約3年間は休みなく営業していたほどだったといいます。
現在も広告は出しておらず、口コミをきっかけに多くの方が訪れています。 「満足度の高い、本物のサービスでなければ続いていかない。一人ひとりが癒やされて、満足してもらえる時間を届けたい」 そう話す言葉からも、お客様と真摯に向き合う姿勢が伝わってきます。
縁と運に導かれて
2018年のオープンから、来年で10年目を迎えます。 Mieさんがこれまでを振り返るとき、たびたび口にするのが「運が良い」という言葉です。 開業当初、認知度が低かったにもかかわらずテレビから取材の声がかかったこと、お客様が自らチラシを配ってくれたことなど、思いがけない出来事が重なっていきました。

現在運営しているスクールにも、山口県内だけでなく福岡や長崎など、県外から受講生が訪れています。 「素敵な人たちが集まります」と話すほど、スクールでも多くの出会いに恵まれているといいます。 飾らず自然体でいることを大切にする人柄も、これまで多くの人との縁を育んできた理由のひとつなのかもしれません。
「ここに来てよかった」と思ってもらえる場所に
今後は、海外の方にもドライヘッドスパの魅力や技術を広めていきたいと話すMieさん。 まずはオンラインで海外の方とつながり、そこから下関へ足を運んでもらう。そんな未来も思い描いています。
お店を訪れるのは幅広い年代ですが、特に30〜50代が多く、疲れを感じている方や眠りについて悩みを抱えている方も少なくありません。 一人で悩みを抱え込まず、気軽に足を運んでほしいといいます。 そして、せっかく時間をつくって訪れてくれたからには、帰るときに「ここに来てよかった」と思ってもらえるよう、少しでも明るい気持ちになれる時間を届けたいと話します。
頭をほぐすだけではなく、心までゆるめてくれる「眠りの魔法使いMJ」。
忙しい毎日の中でも、自分自身をいたわる時間を過ごしたい。そんなときに、ふと思い出したい場所です。






