味付けはその日の気分次第!?なスパイスカレー 周南市「ダラハラ」
- グルメ
タマネギ、ジャガイモ、空心菜など自家菜園でとれた野菜たち。
旬の野菜と県産チキンを使って、味付けはその日の気分次第！
自然の恵みにこだわったスパイスカレーをご紹介します。
「食べておもしろいカレーを」
周南市、徳山駅近くに2023年7月にオープンした「ダラハラ」。
カレーやスムージー、ワインが楽しめるカウンター席のお店です。
店長は原田寛司さん。
「食べておもしろいカレーを作りたい」と話します。
南インドとかネパールのカレーが好きで、混ぜて食べたときに口の中で様々な味がすることにカレーの”おもしろさ”を感じたそうです。
こだわりの野菜たち
こちらの野菜は、原田さん自身が畑で育てたもの。
畑から季節の旬みたいなものが分かるので、そういう食材を使うように心がけているのだとか。
「土を触ってたら、こういうカレーしたいなって思いつく」そうですよ。
材料の中には、原田さんの地元・下松市の成実農園から仕入れているトマトもあります。
このトマトを潰すのに使うのがインドネシアの友人からもらったという石でできた擦り棒。
こちら実は本来スパイスを擦り潰すための道具。
原田さんは、ミキサーにかけるよりも、果肉が残ったトマトのベースが作れるため、この道具を愛用しているようです。
自身の感覚を大事にしたカレー
次は、スパイスの準備です。
体調とか気候とかを見て、分量を量ったりせず「今日はこんな感じかな」という感覚を大事に調整していくそうです。
そしてここから、材料を火にかけていきます。
鍋にタマネギやニンニク、スパイスなどを入れて炒めていくとあたりにはとてもいい香りが。
さらに先ほど潰したトマトも加えます。
そしてフライパンで深川養鶏の長州どりを炒めます。
使用する食材は、地産地消のものを使っていくよう心がけているそうです。
炒めたチキンを先ほどのカレーに入れて、煮込むことおよそ２０分間。
その間に、副菜づくり。
ジャガイモやツルムラサキには、スパイスで香りづけした熱々の油をかけます。
そして盛り付けです。
副菜は季節や日ごとに変わるそうです。
カレーのスープをたっぷりかけたら・・・チキンカリーの完成です！
- チキンカリー 1,200円
スパイスは芳醇でフワッと広がりつつも、辛さはなく、トマトの果肉をほどよく感じる味。
副菜とカレー、全てを混ぜていただくと・・・
シャキシャキ、ホクホク、ジューシー、酸味、コク、まろやかな感じが次々にやってきます。
食感も、味も、複雑で”おもしろい”カレーの醍醐味を感じることができます。
原田さんは「カレーはアートの要素が強いと思っているので、見て楽しめ、食べて味が複雑になるような、『おもしろいカレー』を僕は作りたいと思います」と話しています。
辛さ控えめで複雑な味わい。
感性豊かなスパイスカレーをみなさんも味わってみませんか？
※この記事は2023年8月17日に放送された『Ｊチャンやまぐち』のコーナー『やまグル』の内容を記事化したものです。
関連タグ
この記事をみんなに広めてみる
