初詣は日本最古の天神様で 防府市「防府天満宮」
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年の瀬も迫るこの頃、皆様は如何お過ごしでしょうか?
年越しに向けて、大掃除をしたり買い出しをしたりといつも以上に慌ただしくしているのは筆者だけではないはずです(汗)
いよいよ新年!新年を迎えて向かう場所と言えば… そう。初詣ですよね。
今回は、山口県を代表する初詣スポットである防府天満宮をご紹介します。
日本最古の天神様
学問の神様として有名な菅原道真公(すがわらのみちざねこう)が祀られている天満宮の中でも、京都の北野天満宮、福岡の太宰府天満宮とともに”日本三大天神”の1つに数えられる、「防府天満宮」。
防府市のほぼ中央、松崎地区にある神社です。
今ではすっかり「防府天満宮」の名称が定着していますが、時代ごとに「松崎神社」「松崎天神」「松崎天満宮」「宮市天満宮」など、呼ばれ方は変わってきたそうです。
その歴史は古く、全国に12,000社ある天満宮のなかで、一番最初に創建されたと伝わるそうです。
数ある天満宮の中で最も古く、日本で最初に創建された天神様が山口県にあるというのは感慨深いですね。
そんな防府天満宮の初詣について、神職さんにお話を聞いてきました。
参拝客は毎年47万人!
正月三が日では毎年約47万人が参拝されるという防府天満宮。
12月31日の夜には一番祈願を受けるために全国の企業や受験生が訪れて並ぶそうです。
23:45頃には一番太鼓や神楽が披露されて、楼門が開き、カウントダウンで新年を迎えるという貴重な体験が出来ます。
参拝だけじゃない!催し物も充実
そして年が明け、1月1日は「歳旦祭」という、一年間の無事と隆昌をお祈りする祭事が行われます。
本殿で祈願が行われており、梅林側にある「参集殿」では梅茶の振る舞いがあるほか、書き初めの体験も出来るそうです。
また、参集殿の1階では11月に開催された『天神おんな神輿』のフォトコンテストが開催されます。
本殿に向かって左手に進んだ「客殿前」の奥の広場では1日から3日までの日中、猿回しがあり、いつもとは違う賑わいが楽しめるそうですよ。
そして表参道の店や境内の出店も参拝客で賑わう楽しみのひとつとなっています。
さらに注目していただきたいのが、大石段の手前に置かれている「干支の御柱」です。
地元出身のログハウス建築家、林隆雄氏がチェーンソーでその年の干支をモチーフにして彫刻したもので、毎年、参拝客の楽しみにもなっています。
今年は辰年にちなんで龍の御柱となっていて、2月まで飾られていますよ。
沢山の人で賑わう初詣ですが、防府天満宮では12月25日から大晦日までを「予祝詣(よしゅくもうで)」としており、初詣を先取りできる期間を設けています。
これはコロナ禍でも多くの方がご参拝出来るように、分散参拝の方法として開始されたそうです。
破魔矢や干支のグッズも一足早く購入することが出来ます。
菅原道真公は、子宝に恵まれ、家族愛に満ちていたといわれることから、防府天満宮の境内に「LOVE神社の碑」という石碑が立っています。
このLOVE神社の石碑と写真を撮ると、幸せになれるという噂もあるとか。
大石段を上がって手水舎の反対側、歴史館の手前にあるので探してみてくださいね。
そして、願いを込めて触ると願いや夢が叶うという「夢叶う牛」にも触ってみてください。
新年の挨拶と1年の祈願に。
防府市にある日本最初の天神さまへ行かれてみてはいかがでしょうか?