角打ちで魅力を身近に!スイーツも充実 周南市「原田酒場」
- グルメ
味わいの違いが奥深い日本酒の世界。
いろんな種類を比較できたら、楽しさも広がりますよね。
今回はフレッシュな日本酒を気軽にいただける角打ちのお店をご紹介します。
お酒を飲めない方でも楽しめるスイーツもありますよ!
年間通して日本酒を作る老舗酒蔵
周南市中心市街地で日本酒を製造している 「はつもみぢ」。
1819年(文政2年)に創業した、老舗の酒蔵です。
通常は冬から春先にかけて仕込むことの多い日本酒ですが、こちらでは、四季醸造といって、年間通して酒造りを行っています。
だから、お酒はいつも搾りたて!
「0次会」にもオススメな角打ちできました
そのフレッシュな味わいを気軽に楽しんでもらおうと、今年8月、自社の倉庫を改装して角打ちの店「原田酒場」をオープンしました。
角打ちとは、酒屋の一角で、買ったお酒を立ち飲みするスタイルのことです。
飲食店が多い立地でもあるため、待ち合わせ場所にしたり、一次会前の”0次会”として使ってもらうことを想定しているのだとか。
- 「原田」飲み比べセット 800円
おすすめは、「はつもみぢ」を代表する銘柄「原田」を飲み比べできるセット。
全て同じ酒米の山田錦を使っているんですが、精米歩合と酵母が違うそうで、同じお込めでも米感や香りの違いを楽しめるようになっています。
まずは、「原田 純米酒80」から。こちらは、精米歩合80%。山田錦を8割まで磨いた米で作られています。
「原田」なかでは辛口になっているのでキリッとしています。香りが芳醇で複雑な味わいが揚げ物などの料理にも相性良さそうです。
次はさらに磨いた精米歩合60%の特別純米酒です。
こちらは「原田」の中の「スタンダード」という位置づけで、軽やかでマイルドなのが特長。
それでいてお肉とかにも負けない力強さもあります。
そして精米歩合50%、酒米を半分まで磨いて作った贅沢な純米大吟醸は、フルーティーで香りが華やか!
甘みを最初に感じながら酸味も感じられ、飲みやすさもあります。
カフェも充実!
「原田酒場」では酒蔵ならではのスイーツも提供しています。
こちらはスポンジに日本酒をたっぷり染み込ませた「日本酒抹茶ティラミス」。
- 日本酒抹茶ティラミス 700円
周南市の日本茶専門店「田原清香園(たはらせいこうえん)」で、材料や製法にこだわって作られています。
食べると一気に日本酒の香りが広がって、抹茶のほろ苦さと、マスカルポーネチーズの濃厚なコクも感じられるリッチな味わいの”大人のティラミス”でした。
そして注目は「はつもみぢ」で作っている「麹甘酒」。
米麹を糖化させたもので、甘味が強く、また、酒粕から作る甘酒とは違い、アルコールを全く含んでいないんだそう。
よく見るとお米の粒つぶが見えますね。
砂糖も何も入れていないのに、自然の甘みを感じられるのですが、この麹甘酒で作るドリンクメニューがこちら。
- 麹甘酒抹茶ラテ(ノンアルコール) HOT 600円
ミキサーで粒を滑らかにして、豆乳や抹茶を混ぜたものです。
今回はホットでいただきましたが、アイスでも注文できますよ。
気になるお味はミルキーで甘く、そしてほんのり抹茶の渋みもあって、美味!
カフェ感覚でいただける、ノンアルコールドリンクがあるのは、ありがたいですね。
「はつもみぢ」の原田美和さんは、「周南に来ていただいた方が、日本酒を身近なものに感じていただけ、みなさんが気軽に立ち寄って時間を楽しく過ごしていただける場所になっていけたら」と話していました。
日本酒好きの方も、初心者の方も、気軽に楽しめる角打ちのお店で日本酒の味わいの違いや奥深さ、体感してみませんか?
今回は2023年12月12日放送、yab山口朝日放送『YOU!どきっ』のコーナー「あちこちグルメ」の内容を記事化したものです。