ランチにカフェに足湯まで魅力たっぷり 長門湯本温泉をぶらり散策
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長門湯本温泉。
温泉街の中心を流れる音信川のせせらぎが癒しの時を運んでくれます。
今回は、この街並みを散策しながら、おすすめの飲食店を紹介します。
絶景+絶品カレー
今回はこの方が温泉街を案内してくれることに。
伊藤就一さん。
温泉旅館の若旦那で、3年前に「まちづくり」の会社を立ち上げ、イベントなどを通して街を元気にする活動もしているそうです。
最初に紹介するのはこちらのお店。
雰囲気のある建物「だいご長屋」の2階にある「cafe and shop tre」です。
接客してくれたのは、店長の村上優美子さん。
こちらではランチ(土・日・月のみ)にチキンカレーを注文することができ、伺ったときには南インド・ケララ州のチキンカレーでした。
- ランチ(トゥレカリー) 1,200円
ケララ州のカレーはココナッツを使ったカレーで、こちらでは丸鶏を使用し、骨の出汁も出るように作っているそうです。
運ばれてくると、スパイシーな香り!
お肉もホロホロで、つけあわせも「ワダ」(ペーストにした豆を揚げたスナック)に、「ライタ」(ヨーグルトの白いサラダ)、そして、キャベツのポリヤル(ココナッツとスパイスの炒め蒸し)、と、どれも本格的!
こちらのお店が入る建物は、約70年前に長門市の旧日置地区にあった小学校をここに移設して再利用しているんだそう。
この雰囲気のある建物の窓から温泉街の街並みを眺めながら美味しいものをいただくのは、まさに至福の時間。
時が過ぎるのを忘れてしまいそうです!
村上さんによると、今は定番のカレーを出しているそうですが、カレーも1種類ではなくほかの種類を出したり、その時々で(ランチのメニューが)変わるとのことです。
店名:cafe and shop tre
住所:長門市深川湯本1235-1 2F
営業時間:11:00~17:00(l.o16:30)
ランチは土・日・月 11:00~14:00(l.o13:30)
店休日:火・水曜日
そぞろ歩きで魅力発見
美味しいものを食べた後は、川沿いを下流に向かってそぞろ歩き。
長門湯本温泉街は春は桜、秋は紅葉と、四季を通じて景色を楽しむことができるんです。
川のテラスや手湯や足湯など、音信川と温泉を生かした街づくりがすすんでいて、行くたびに新しい発見がありますよ。
伊藤さんは、以前よりも温泉街全体で人の歩いている姿を見るようになった、と話しており、「まちづくり」の会社を作ってこの3年間頑張ってきて、だんだん温泉全体に活気が出てきている、とその手応えを感じているようでした。
赤い橋を渡ると、外湯の「恩湯」が見えてきます。
【恩湯】
料金:大人900円・子ども(4~12歳)500円
住所:長門市深川湯本2265
営業時間:10:00~22:00
電話番号:0837-25-4100
休み:毎月 第3火曜日(祝日の場合は変更あり)
その脇を進んでいくと「竹林の階段」が見えてきます。
「竹林の階段」は温泉街で行うイベント「うたあかり」のメイン会場。
「うたあかり」は現在開催中で、夜の温泉街を舞台に、長門市出身の詩人・金子みすゞの詩が流れたり、歌が流れたりしながら階段に影絵が照らされるほか、市内の幼稚園、保育園、小学校の子供たちが作った明かりのモチーフがあたりを彩るんです。
「音信川のうたあかり」
期間:1月26日(金)~3月3日(日)
点灯時間:日没~22:00
萩焼でいただくスイーツ
下流に向かってそぞろ歩きを続けましょう。
八千代橋を渡りさらに奥へ進んでいくと、右手側に見えてくるのが「caffee&pottery音」です。
萩焼の器を使ってドリンクを楽しむことができるというのが特徴なんですが、特におすすめなのがお店を抜けたところにあるテラス席だそう。
確かに、音信川を見下ろすいい眺めです。
カフェの中にはギャラリーもあり、お店の方によると、展示販売されている焼き物は、江戸時代から続く地元の伝統産業、「萩焼深川窯」のものなのだとか。
ちなみに、カフェで使われている食器もこの「萩焼深川窯」のものです。
その器を使ってスイーツはいかがですか?
- チーズケーキ 650円
- 抹茶 700円
「外の雰囲気とこの清々しい感じの空気感と抹茶とケーキ。これが最高」と伊藤さん。
店名:caffee&pottery音
住所:長門市深川湯本1261-12
営業時間:10:00~16:00
店休日:水・木曜日
電話:0837-25-4004
夜まで違う景色を楽しめる
お腹も満たされたところでそぞろ歩きの最後に、伊藤さんがお気に入りの場所を教えてくれました。
それが、「音信川河川公園」の足湯です。
お湯の量が豊富だけど人が少ない、という穴場スポット。
そしてこちらの「せせらぎ橋」。
伊藤さん、「この橋から上流を見たときの景色がすごくいい。(夜になると)橋がそれぞれ光るので、ここから見ると橋が一本一本景色がちょっとずつ違う感じで遠くまで見える。」とその魅力を教えてくれました。
昼間とはまた違った表情でいい景色です。
長門湯本温泉、朝から夜まで、そぞろ歩きしながら自分だけの楽しさを見つけてみませんか?
★今回の記事は2024年2月18日放送『YOU!どきっ』の内容を記事化したものです