なめらか新食感の熟成焼き芋 下関市「SATSUMAYA」
- グルメ
今巷で話題沸騰の焼き芋。自然の甘さがスイーツとして注目を集めていますが、今回は去年4月に下関にオープンした焼き芋とスイーツのお店「SATSUMAYA(さつまや)長府店」を紹介します。
研究・開発に時間をかけてたどり着いた焼き芋
「SATSUMAYA長府店」はテイクアウトで利用する方が多いですが、居心地のいいイートインスペースも用意されています。
「SATSUMAYA長府店」店長の永野雅也さんは「お店をオープンする3カ月くらい前から、毎日、自宅で芋を買って、蒸したり、焼いたり、茹でたり、温度帯を計ったり、焼き芋の開発にすごく時間をかけました」と話していました。
サツマイモは、糖度が高い、1本およそ200~250gの紅はるかを使っています。
そして、時間をかけて開発した焼き芋の作り方が独特で、1番目の工程は『蒸す』。
1時間蒸して芋をやわらかくします。
2番目の工程は『焼く』。
焼き芋の機械に入れて35分、焼いていきます。
このとき70℃~80℃くらいを保つことで、サツマイモの中の酵素が活発に作用し、芋のでんぷんが糖に変わって、とても甘く仕上がります。
焼き上がってすぐの芋がこちら。
熱々、ホクホクでおいしそうですが、これで出来上がりではないとのこと。
店長の永野さんは、
「8時間、ねかせることによって、繊維がほぐれて、さらに、甘さも増します」と話します。
3番目の工程は『ねかせる』。
冷蔵庫で8時間熟成させると、繊維がほぐれて滑らかになるのだそう。
蒸して、焼いて、ねかせて、トータル10時間近くかかってできあがった、熟成焼き芋。
食べるときは、熱々の状態でいただくことができます。
焼き芋の天ぷらも人気
続いては、サツマイモの天ぷらではなく、熟成焼き芋に衣をつけて、天ぷらにします。
店長の永野さんが、生のサツマイモの天ぷらは口の中でパサついてあまり好きではなく、「どうしたらおいしくなるのかな」と思ったときに、焼き芋を天ぷらにしたことがきっかけでした。
- 芋天 600円
天ぷらをカップに6本詰めて、塩を適量かけたSATSUMAYAの人気ナンバーワンです。
衣がサクサクで、中がねっとりしていて、繊維を感じないくらい、しっとり滑らかで甘いのが特徴。
熟成焼き芋を使ったスイーツも!
下から焼き芋、カスタードクリーム、砂糖と重ねたものをバーナーで炙ってキャラメリゼしたものに・・・、
バニラアイスとさつまいもチップスをトッピングした、パリッとしたキャラメルに、濃厚カスタード、熟成焼き芋が一緒に食べられる、贅沢なひと品です。
- 濃厚芋ブリュレ 700円
最近は、焼き芋だけでなく、リンゴ飴にも力を入れていて、質の高い青森県産サンつがるに飴をまとわせて作る「SATSUMAYA CANDY」。
4種類のフレーバーがあり、いろんな味を選ぶ楽しさもあります。
- SATSUMAYA CANDY プレーン 630円
- SATSUMAYA CANDY ヨーグルト、ココア、宇治抹茶、シナモンシュガー 各680円
- カット&容器代 +50円
食べやすくカットして、容器に入れてもらうこともできます。
店長の永野さんは、「味、食感、甘さが今まで買っていた焼き芋とは全然違うとお客さんに言われるので、うれしい。これから来られるお客様には、焼き芋をまず、食べていただいて、天ぷらや、ブリュレなども楽しんでいただけたら」と話していました。
新食感の熟成焼き芋。
しっとり滑らかなおいしさを、ぜひ、味わってみてはいかがでしょうか?
※今回は、2024年3月12日放送 yab山口朝日放送『YOU!どきっ』のコーナー「あちこちグルメ」の内容を記事化したものです。