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新鮮な魚を使った漁師めしが味わえる 阿武町「うおっちゃ食堂」

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”道の駅発祥の地”として知られる「道の駅 阿武町」は、新鮮な魚が多く売られていて、平日でも朝早くから多くの人が訪れる人気スポット。
今回はその道の駅に店舗を構える、「漁師めし」を味わえる飲食店を紹介します!

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海のすぐそばにあるそのお店の名は「うぉっちゃ食堂」。阿武町の魚を使った料理を堪能できるんです。
外のテーブルを利用することもできますが、店内にもカウンター席が4つほどあります。

名物「漁師めしセット」の魚の仕入れに同行!

店主の田口直子さんと一緒に道の駅の中にある物産直売所に、店の名物「漁師めしセット」で使う魚を仕入れに行ってみました。

店内の魚売り場は、人でいっぱい!朝獲れの魚を買い求める人で溢れていました。

真鯛はなんと900円。カレイは3尾で350円と、どれもこれも破格のお値段!

取材した、平日も多くの人が訪れていましたが、土日はさらに増えるそう。

 

もともとは、魚をさばくことができなかったという店主の田口さん。

6年前に山口へ帰ってきてから役場の協力隊制度に応募し、水産担当になったことがきっかけで、全国で魚食の普及に取り組む魚の伝道師・上田勝彦さんから
さばき方、しめ方、料理など、魚をおいしく食べるための極意の数々を教わったそうです。

 

田口さんは、協力隊の勉強で3年前まで、2年間、阿武町の定置網漁を行っていました。
定置網の引き揚げを経験したことで、「スーパーに当たり前のように並ぶ魚も漁師がとってくれているからだと感謝している」と話す田口さん。

アラはアラ汁に使うなど、無駄なく使い切ります。

そんな田口さんに、仕入れたばかりヨコワマグロ(クロマグロの幼魚)を使って看板メニューの「漁師めしセット」を作っていただきました。

 

目から鱗が落ちる作り方!?師匠直伝「味噌水炊き」とは?

 

「超独特」というアラ汁の作り方から。

「味噌水炊き」といって、一般的な味噌汁とは手順が全然違います。

 

まず、冷たい水で先に味噌をときます。

その中に塩をして30秒ほど待ったあと、アラを火にかけて、旨味をじっくり水から炊き出します。このとき、沸騰しないように気を付けるそう。

田口さんは、炊き出すポイントとして、「アラの旨味をじっくりと水から炊き出して、火加減は、沸騰しないようにだけ気を付けてください。沸騰したら麦味噌のおいしい匂いが飛んでしまうので、アクが出てきたら取ります」と話していました。

魚のアラに火が通ったところに、最後に昆布を入れることで旨味が出るのだそう。

 

さあ、そして漁師めしの盛り付けです。

その日に仕入れておろしたばかりのヨコワマグロを、半分はごま油香る自家製の漬けダレに軽く絡め、もう半分は刺身のまま、あったかいご飯の上に。

 

先ほど作った師匠直伝のアラ汁を添えれば…

  • 漁師めしセット 1000円 
    ※魚種は仕入れによって変わります。

看板メニューの漁師めしセットの完成!

 

魚の旨味がよく出たアラ汁と漁師めしの漬けも甘すぎず、しょっぱすぎず、ゴマ油の風味もよく合います。

「うぉっちゃ食堂」の田口さんは「漁師さんが命がけで取り、船上できれいに締めてある立派なお魚なので、阿武町のおいしい魚をおいしく召し上がっていただきたい」と話していました。

 

阿武町の海の恵が詰め込まれた漁師めし。

産地ならではのおいしさを、味わってみませんか?

 

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