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人生を変えるかも!?山口市のシェア型本屋「HONYAらDO」

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山口市の米屋町商店街にある「ショクバカフェ」の2階にある本屋さん、「HONYAらDO」

2021年10月1日に同じ米屋町商店街にある「mirai365」内にオープンし、2022年5月1日に現在の場所に引っ越しました。

 

新たな形態”シェア型本屋”って!?

ここの本屋さんはただの本屋とは違う”一棚本屋”と呼ばれるもの。一棚本屋は、1つの本棚を借りる自分だけの小さな本屋さんが集まった”シェア型書店”のこと。2019年に東京に誕生した「ブックマンション」が有名にしたスタイルです。

個性的な棚

 

思わぬ1冊との出会いに期待を込めて

管理人の伊藤さんに「HONYAらDO」の由来を聞いてみると、小さな本屋(HONYA)さんの集まり(等、ら)が、ひとつの本屋さんをやっている(DO)という意味の造語なんだそうです。
「HONYAらDO」は、本を売るだけでなく、本好きな人が本を通じて自分の好きな世界を伝えたいという表現の場にもなっています。
また、本屋を通じて人と人が集まり、繋がれるようにイベントも開催されています。
商店街の面白い場所にふらっと立ち寄って、そこで出会った1冊があなたの人生を変えるかも知れない。
そんな偶然が起きるかもしれないワクワクが詰まった場所に、棚主さんが現在20名ほどいらっしゃいます。

HONYAらDO管理人の伊藤さん

 

棚主になると、まず最初に自分の棚を作るところから始まります。
そして、屋号と名札をつけ、販売する本一冊ずつにスリップをつけます。棚には自分の読み終えた本や、お勧めの本が並びます。
現在は、詩や子育て、北欧、ホッピー、開運、アートなどの専門書が並ぶこだわりの棚が並んでいます。
自身の著作、創作本などの発表の場にも使えるので、世界にひとつだけの本屋さんを作り上げることができます。

マンションなので、敷金や礼金もあり、家賃は店番の有無などで変わってきます。
学生さん向けに学割もありますよ。店番のスケジュールはSNSで発信しています。

 

「他の棚主さんや、お客と本の話で盛り上がりたい」

棚主さんの一人である、田辺哲也さんにお話を伺いました。

棚主の田辺さん

田辺さんはオープン当初から棚主をされていて、屋号は「亭句於譜(テイクオフ)」。
飛行機がお好きなのかと思ったら、幼い頃から鉄道が大好きだそうです。

そんな田辺さんの本棚には、鉄道の他にもアート、哲学などダブって買ってしまった本や、みなさんに読んでもらいたいオススメの本が並んでいます。
お仕事であるパソコン関係の本は内容が古くなるサイクルが早いので置かないようにしているのだとか。

興味のある分野をどんどん掘り下げていくうちに他の分野とも関係があることに気づいて、本を集めていたら家の中が本だらけになってしまい、
本の重みで床が抜けるのではないかとヒヤヒヤしているそうです。それでも毎月平均5~10冊は本を購入してしまいます。

田辺さんの選書が並ぶ棚

 

棚主をすることで、他の棚主さんと知り合えたり、店番をしている時に来店された方と本の会話で盛り上がることが楽しみだそうです。
今後は、山口市にはない大型書店でないとお目にかかれないような人文書や芸術書、自然科学や鉄道など趣味を追求したマニアックな品揃えを目指しますということでした。

個性的な棚主さんが増えて、地域の本好きの方が集まれるような場所になることを期待しています。

 

GWに「やまぐち一箱古本市」という段ボール一箱分程度の古本を持ち寄り、古本市を開催するというイベントがあり、現在、参加出店者を募集しています。
詳細・申し込みはWebサイトから受付中です。

【やまぐち一箱古本市】

日時:2023年5月5日(金・祝) 11時~16時
場所:山口中心商店街道場門前を中心に開催します(亀山公園から中心商店街にかけて行われる「青空天国いこいの広場」イベント内)

※イベントは終了しました

 

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