東京のパン屋さんが、看板犬モンゴ&18匹の猫と移住!? 美祢市「練粉屋(ねこや)」
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今回は、美祢市にある週に3日だけオープンしているパン屋さんを紹介します。
30年のベテランパン職人、東京から美祢市に移住!!
美祢市秋芳町岩永に2024年6月にオープンした「練粉屋 (ねこや)」。
美祢市内からだと山口市方面に向かう途中にある秋芳町岩永公民館を過ぎ、少し走ると岩永郵便局の手前に店主手作りの看板が出迎えてくれます。
山口方面からだと看板は見えませんが、下郷小学校(現在は廃校)横の橋を渡った道なりに岩永郵便局が見えるのでそこを目指して来られるといいと思います。
駐車場に入るまでの道は、車1台が通れるほどの道幅なので気を付けて運転してくださいね♪
オープン前から並ぶ方の足元にふと目をむけるとちらりと見えた靴下の柄。
私は見てしまいました…そこにはなんと、ねこのイラストが!!
お店の名前も練粉屋で”ねこや”ですし、店のあらゆる場所には猫のオブジェなど猫好きさんにはたまらない空間です。
もしかするとその方も猫好きの方だったのかな~♪
そんな猫好き店主は元々、東京で30年パン屋さんをしていた大ベテラン。
名前はなんと…”山口さん”!!!取材のお願いに伺った際、山口さん?え?わたしについての取材?となったそう!
パン作りのモットーは、山口さんが食べたいし、作りたいと思えるパン!だそうです。
”このパンにはこれじゃないとダメ!”というのはなく、1つ1つのパンにイメージをもって作る山口さんのパンはどれも絶品♪
常連さんのイチオシ!!!
●抹茶あんぱん 200円 (写真左) 粒あんぱん 200円(写真右)
中のあんこは東京時代からお付き合いがあるあんこ屋さんから取り寄せているそう。
この取材中に、来店の度に数日分のストックまでたくさん購入して帰るという常連さんにオススメを聞いたところ、
「どれもおすすめだけど、一押しは抹茶あんぱん!抹茶のいい風味に、あっさりして食べやすいあんこが良く合い気が付いたらなくなってるんよ♪」
と幸せそうにお話してくださいました♪
今回は売り切れで抹茶あんぱんが食べられなかったので、次の来店時には必ずゲットしたいと思います!!
今日はどんなパンがあるかな?毎回変わるショーケースの中身
営業日には毎回同じ種類にならないようにたくさんの種類を準備。
「とにかくショーケースいっぱいに作ることを心掛けている」と話す山口さん。
パンを作っている山口さんご本人でも何種類作っているかわからないというほど、種類が多いのです。
そんな多くの種類を仕込みから販売におけるまで、全てをおひとりでされているときいて驚かされました!
なぜ、これまで縁もゆかりもなかった山口県美祢市に移住したのかを山口さんに尋ねてみました。
次の出店地探しでビビっときたのが”ここ”だった
以前は、東京でパン屋を構えていた山口さんですが、その店舗が立ち退きになってしまったそう。
いつか田舎に行きたいと考えていたが、これは今しかない!と動き出した時にたまたま話をしたのが山口県出身の経営者さん。
山口を盛り上げたいと東京で奮闘するその方からの紹介で出会ったのが美祢市の移住・定住を支援している職員さん。
物件だけでも見に来てみたら?と山口県に出向きここの物件を紹介してもらい、
ひと目見て、駐車場からの風情ある道のりも、山影から少し見える秋吉台も、母屋の横の大きな倉庫も気に入り
「次の店舗はここだ!!」と山口さんの心にビビっときたそう。
いつかは道の駅のような気軽に人が集まる場所にしたい
看板犬モンゴくんと山口さん♪
今後はパン屋に併設してカフェ、そして民泊もしていく予定だそう。
東京では保護猫活動などもされていたようで(現在はお休み中)、
「裏の空き地はドッグランにして、そこで譲渡会を開いたり、ヤギやにわとりもいたら面白くない?
近くには温泉もあるし、ここで民泊できてパンもカフェもあって、ドッグランもある。
人が集まれる道の駅のようなそんな場所にしたい!」と今後の展望を話してくれた山口さん。
美祢市在住の私としてもそんな素敵な場所ができたらと思うと今からわくわくします。
ぜひ実現してほしいと願うばかりですね♪
看板犬モンゴくん&18匹の応援団
東京ではカフェの看板犬として活躍していたモンゴくん。
実は山口県防府市生まれで、長門の愛護会から山口さんの家族になったんです!
今度は、生まれ故郷である山口県で看板犬のお仕事♪
そんなモンゴくんの他にも保護猫など18匹と暮らす山口さん。
おいしいパンと19匹のかわいい応援団に会いにぜひ一度行ってみてくさだい♪
運が良ければ縁側に挨拶に来てくれるかも…?