実家のように”ほっ”とする手料理 喫茶・軽食 山口市「jikka」
- グルメ
- ライフ
ふと食べたくなる、温かさの詰まった実家のごはん。心がホッとしますよね。
そんな実家のような、心を満たす優しい手料理が食べられる軽食喫茶をご紹介します!
8月オープン!金・土は軽食喫茶として営業「jikka」
山口市の道場門前商店街から徒歩約5分。
一の坂川沿いの静かな場所にひっそり佇んでいるのが、今年8月にオープンしたばかりの「jikka」(山口県山口市中央1丁目3-19)です。
お店には駐車場はありませんが、周辺に有料駐車場がいくつかあります。
(ちなみに最も近いのは「トラストパーク道場門前商店街」。)
店内は素朴でナチュラルな雰囲気。
それぞれデザインの異なる椅子やテーブルが個性を放ちながらも統一感があり、店主さんのセンスが光っていました。
金曜日・土曜日は軽食喫茶として営業し、基本日曜日をレンタルスペースやチャレンジキッチンとして運営を行っています。
今回はランチをいただきました!
実家のように「ほっ」とする週替わりメニュー
提供するメニューは週替わり。
(お店のInstagramでメニューの告知もしています。)
様々なものを提供しますが、共通するのは「実家のように食べて安心する、ほっとするごはん」だということです。
この日のランチは「豚の生姜焼き」です。
ジュージューとお肉が焼ける音といい香りに心躍らせながら席で待っていると、運ばれてきました~!
- 週替わりランチ(豚の生姜焼きlunch) 1,500円
豚ロースを使った生姜焼きはお肉が大きくて分厚くボリュームがありました。
火を止めてからしょうがをすりおろして加えているので、しょうがの香りとピリッとした味わいがよく効いていて美味しく、ご飯が進みます。
セットのおみそ汁は舞茸やごぼう、豆腐など具沢山。箸休めにぴったりな山口県特産寒漬けも付いていました。
ランチを注文された方は+200円でドリンクをつけることができますよ。
私は島根県津和野町・「香味園 上領茶舗」さんの「ざら茶ブレンドティー」の中からローズブレンドを選びました。ほのかなバラの香りとざら茶の優しい甘みで食後にリラックスできるのでおすすめです!
定食以外のメニューではマカロニサラダやおにぎり、おみそ汁などを単品で注文できます。定食だけでは物足りないという方や、子連れで来られた際に自由に組み合わせて子供の食事として利用できるのも便利です。
野菜やお米など地元産の食材を中心に使用しているだけでなく、食事を提供する際の器も県内の作家さんが作られたものや県内のこだわりの店舗で購入したものを使っています。
そこには「自分がこの町に楽しませてもらっている。住む地域で楽しむのがベスト」と話す、オーナー・山野井さんの地域貢献への思いも込められています。
お料理だけではなく、器にも注目してみてくださいね。
さまざまな繋がりが生まれる場所に
元々、料理が好きだったという山野井さん。
「子どもやその友達が来た時にわいわい食べてくれるのが嬉しくて料理をしていて、子育てをする中で食事は愛情を注ぐものであり、親からの愛情や温かみを感じるもの情緒を安定させるものだと感じてきた。食事を食べてくれた人が『美味しい!』と言ってくれるとこちらまで幸せをもらえる。料理は人と人を愛情でつなぐと思う」と話します。
しかし、この「jikka」は料理を提供するためだけに作った場所ではありません。
山野井さんにはもう一つ、看護師としての顔があります。
総合病院に25年、地域の整形外科クリニックに6年勤務し、現在も訪問看護を学ぶためパートタイムで働きながら、この軽食喫茶・レンタルスペースとしての「jikka」と関節リウマチ医療相談や自費訪問介護/看護事業「実家」を開業しました。
飲食を始めようと思ったのも、
「関節リウマチ等の患者さんの相談に乗る際に、お茶を出したり食事を出したりできたら」と考えたのをきっかけに、「医療と料理を掛け合わせてやってみよう」と思ったのだそうです。
さらに、「この場所をやりたいことへのチャレンジの一歩として利用し、イベントを開いたり、チャレンジキッチンとして料理をふるまったり、また、みんなでわいわい集まったり、人と人の新しい繋がりが生まれて、プラスになることが増えていってくれれば」とレンタルスペースやチャレンジキッチンとしても気軽に利用してほしいと言います。
様々な形で新たな温かい繋がりを生む「jikka」。
ぜひ足を運んでみてくださいね。