魅惑の手打ちパスタと近江牛の饗宴 下松市「Ristorante Sorriso(リストランテ ソリッゾ)」
- グルメ
今回は、下松市にあるイタリアンレストラン「Ristorante Sorriso(リストランテ ソリッゾ)」をご紹介します。手打ちパスタと近江牛を組み合わせた逸品料理が自慢のお店で、そのこだわりと味わいを存分に堪能してきました。
手間暇かけて作られる手打ちパスタ
伺ったのは、下松駅近くのイタリアンレストラン「Ristorante Sorriso(リストランテ ソリッゾ)」。
自家製の麺を使った料理と近江牛を使った赤ワイン煮込みをメインに据えたお店です。
まずは、店主の原田康次さんがひとりで仕込みを行うという自家製手打ちパスタから。
生地は温度や湿度に合わせて調整され、折っては伸ばす工程を15回以上繰り返して作られます。この丁寧な作業によって、もちもちとした食感と歯ごたえが特徴のフェットチーネが完成するのです。
さらに、茹で時間を短縮するため、生地の厚みや麺幅も毎回微調整。パスタを通じて、生地がまるで生きているような感覚を楽しむことができるのも、このお店ならではの魅力です。
パスタ作りの技術だけでなく、提供までのスピード感も重要視されています。1‑2時間寝かせた生地は、注文が入るとすぐに茹で上げられ、食材の鮮度を最大限に活かした一皿が提供されます。
ソースへのこだわり—近江牛の旨味を最大限に引き出す
「Ristorante Sorriso」では、フェットチーネに合わせるラグーソースにもこだわりがあります。
使用するのは滋賀県産の木下牛。適度な脂と旨味の詰まった赤身が特徴で、パルメザンチーズやトマトソースとともに煮込むことで、濃厚ながら軽やかな味わいに仕上げています。
ラグーソースは、木下牛の旨味をしっかりと引き出し、平たい麺に絡めるとパスタ全体がソースの美味しさで包まれます。
最後にパルメザンチーズを加えれば完成です!
- 自家製手打ち麺のフェトチーネ 木下牛(近江牛)のラグーソース 1,500円
一口ごとに、赤ワインの香りがふわりと広がる至福の味わいです。
さらに、ラグーソースには細かく刻んだ野菜もたっぷり使われており、栄養バランスも考慮されています。
この贅沢なソースとフェットチーネの組み合わせは、食べるたびに新しい発見をもたらしてくれるようです。
特製“木下牛の赤ワイン煮込み”
木下牛を使用したメイン料理のひとつが「赤ワイン煮込み」。
すね肉を使用し、玉ねぎやトマトソースと一緒にオーブンでじっくり煮込むことで、硬い部位も驚くほど柔らかくなります。ナイフがすっと入るほどの柔らかさで、舌の上でとろけるような食感と濃厚な旨味が楽しめます。
- 木下牛(近江牛)の赤ワイン煮 2,200円
また、この赤ワイン煮込みには特製の付け合わせも魅力的です。
焼きリゾットとマッシュポテトが添えられており、リゾットの香ばしい食感とポテトの柔らかな甘みが絶妙なコンビネーションを奏でます。
焼きリゾットは外側がカリッと、中はしっとりと仕上げられており、赤ワイン煮込みのソースとの相性も抜群です。一皿に詰まった多彩な風味が、特別な食事体験を提供してくれます。
創意工夫の詰まった付け合わせ—焼きリゾットの誕生秘話
付け合わせの焼きリゾットは、元々ライスコロッケを作る過程で生まれたものだそうです。生米からリゾットを炊き、それを焼き上げることで独特の香ばしさと食感が生まれます。
この料理は、お孫さんたちにも大人気だとか。
さらに、この焼きリゾットは、仕込みから完成までに試行錯誤を重ねた結果生まれた一品です。その背景には、「家族みんなで楽しめる料理を作りたい」という思いが込められています。
こうした心のこもった創作料理が、訪れる人々の記憶に深く刻まれる理由の一つと言えるでしょう。
お店を訪れる価値—味わいを通じた幸福感
「Ristorante Sorriso」では、食材への徹底したこだわりと、料理への情熱を感じられる時間が待っています。一皿一皿が特別で、心を込めた料理がもたらす幸福感は、まさに一年頑張った自分へのご褒美にぴったり。
原田さんは、「お客様が美味しかったねと言ってくだされば、それが一番の喜びです」と話していました。その言葉どおり、このお店では何度でも訪れたくなる美味しさと温かさを体験できます。
下松市で本格イタリアンを味わいたいときは、ぜひ「Ristorante Sorriso」を訪れてみてください。手打ちパスタと近江牛が織り成す絶品料理が、きっと忘れられないひとときを演出してくれるはずです。
★今回の内容は、2024年12月10日(火)山口朝日放送『YOU!どきっ』のコーナーを記事化したものです。