新名物誕生!下関の海の幸がキャラクターになった「しもやき」 下関市「元祖しもやき本舗」
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唐戸市場から徒歩約5分、唐戸はれて横丁の向かい側に店を構える「元祖しもやき本舗」。(山口県下関市中之町2-11)下関を代表する海の幸「ふく・くじら・あんこう」をモチーフにした、かわいらしい焼き菓子「しもやき」を販売するテイクアウト専門店です。
下関市には有名な海産物が数多くありますが、それらを親しみやすいキャラクターにし、新しい形で楽しめるのが「しもやき」の魅力。観光途中のおやつにはもちろん、下関らしいお土産を探している方にも注目してほしい一品です。
今回は、その魅力やオーナーの思いなどをご紹介します。「元祖しもやき本舗」を立ち上げたオーナーの杉垣文康さんに、お店を始めたきっかけや商品のこだわり、これからの展望について伺いました。
ここでしか出会えない「しもやき」3種類

「しもやき」とは、下関ゆかりの「ふく・くじら・あんこう」をモチーフにした焼き菓子です。
下関に新たな名物を、とオーナーの杉垣文康さんが考案したもので、見た目のかわいらしさだけでなく、生地や中に入れる餡にもこだわった一品です。
観光客はもちろん、子ども連れの家族やカップルなど、幅広い世代から親しまれています。
デザインだけじゃない。味も異なる三種類のしもやき

- しもやき 350円(ふく・くじら・あんこう)
しもやきの中でも一番人気は、ふくをモチーフにした「ふく」。中には、ふぐの白身をイメージした白いカスタードがたっぷり入っています。
実は裏側には、ひっそりとハート模様も。「意外と気づかれないんです」と杉垣さんが教えてくれました。食べる前に、ぜひ裏返してチェックしてみてください。

「くじら」には、十勝産のこしあんと、下関市吉母の海塩を使用しています。くじらの潮吹きをイメージしているそうで、あんこの甘さの中に塩味を効かせた一品です。
こしあんの甘さを塩味が引き立て、甘いものが好きな方はもちろん、甘さ控えめの和菓子が好きな方にも楽しみやすい味わいです。
そして「あんこう」の中には、十勝産のつぶあんが入っています。「あんこう」には、奥様の咲希さんも太鼓判を押す十勝産のつぶあんを使用。杉垣さん自身が納得した食材を厳選しているそうです。
3種類それぞれ味が違うため、家族や友人とシェアして食べ比べてみるのも楽しそうです。
東京から下関へ移住し、異業種からお店をオープン

オーナーの杉垣文康さんは、2024年に東京から下関へ移住しました。下関を移住先に選んだ理由は、海産物のおいしさや海の近さ、景色の良さに加え、福岡方面へのアクセスの良さなどが移住の決め手になったそうです。
杉垣さんは以前、13〜14年ほどシステムエンジニアとして働いていました。
「これまでとはまったく違うことをしてみたい」と考え、2025年11月29日午前11時29分、「いいふくの日」に合わせて「元祖しもやき本舗」をオープンしました。
お店を始めるきっかけになったのは、
「下関には有名な海産物があるのに、それをキャラクターにした焼き菓子や和菓子は意外とない。こんなものがあったら面白いのでは?」
というひらめきでした。そこから「ふく・くじら・あんこう」の3匹が、「しもやき」のキャラクターとして誕生しました。
ただ、キャラクターを考案するだけでなく、食材にもこだわりが。杉垣さん自身が生産者や提供元へ連絡を取り、納得した食材を一つずつ選んでいるといいます。
一度に焼けるのは各5個。焼きたてを味わえる

しもやきは、1つの鉄板で3種類をそれぞれ5個ずつ焼き上げます。焼き上がりまではおよそ5〜7分。
基本はテイクアウトのお店ですが、焼き上がりを待つための椅子も店内に用意されています。

注文を受けてから焼き上がりを待つ時間も、店内に散りばめられたしもやきキャラクターを探しながら楽しめます。
山口県産「きらら牛乳」を使ったドリンクも

お店の魅力はしもやきだけではありません。ドリンクにも杉垣さんのこだわりが詰まっています。

- アイスカフェラテ 450円
アイスカフェラテには、山口県産の生乳を使用した牛乳ブランド「やまぐち県酪乳業」の「きらら牛乳」をたっぷり使っていて、提供先の方から「そんなに牛乳を使うの?」と驚かれたほどだそう。

取材時の2026年7月には、6月に人気だったアイスコーヒーを上回り、アイスカフェラテがドリンクの人気1位になっていました。
そのほかにも、牛乳・アップルジュース・コーラ・紅茶・緑茶などを販売しています。
しもやきとドリンクをお得に楽しめる「しもドリセット」もあるため、一緒に注文してみてはいかがでしょうか。
夏限定!ブルーベリーたっぷりの「ひやしもやき」

この夏に登場した期間限定商品が「ひやしもやき」です。
使用しているのは、下関市豊浦町にある「春瀬農園」のブルーベリー。土づくりからこだわり、自然豊かな環境で育てられたブルーベリーを使用しています。
杉垣さん自身も頻繁に農園へ足を運び、商品に使うブルーベリーを選別しているそうです。

春瀬農園の野菜はInstagramで販売情報が告知されると売り切れることもあるほど人気。そんな農園とのコラボによって生まれたのが「ひやしもやき」です。
カスタード×ブルーベリーをたっぷりサンド

「ひやしもやき」は、通常のしもやきを半分にカットし、冷たいカスタードとブルーベリーソース、ブルーベリーの実をたっぷり挟んだ一品です。
大きく口を開けて頬張りたくなるほど、具材がたっぷり。

ふくの裏側にあるハートマークも、もちろん健在。外側は香ばしく、中はやわらかな食感に仕上がっています。
濃厚なカスタードの甘さに、ブルーベリーの甘酸っぱさがアクセントを加えています。ブルーベリーは収穫時期によって味わいが変化し、7月上旬は酸味が強めで、季節が進むにつれて甘みが増していくそう。
筆者が取材した7月中旬は、少しずつ甘みが増し始めている時期でした。その時期ならではのブルーベリーの味を楽しめるのも、農園と直接つながっているからこその魅力です。
「ひやしもやき」は夏季限定で、8月末までの販売予定。「ひやい(=冷たい)」状態で食べていただきたいので賞味期限5分となっており、購入後すぐに味わうのがおすすめです。今しか楽しめない夏のしもやきを、ぜひ味わってみてください。
しもやきをもっと楽しむ方法
しもやきには、食べるだけではない楽しみ方もあります。

お店から徒歩約1分の場所には、『アイドルマスター シンデレラガールズ』に登場する、海をこよなく愛するアイドル「浅利七海」が描かれたマンホールがあります。

亀山八幡宮やふくとともに描かれており、「しもやき」のふくと一緒に撮影するのもおすすめです。
全国各地に設置された『アイドルマスター』20周年記念マンホールと、下関ならではのしもやき。ファンならぜひ一緒に写真に収めてみてはいかがでしょうか。
オリジナルグッズも販売

店内では、3匹のしもやきキャラクターをデザインしたオリジナルグッズも販売されています。

- ランチトートバッグ 1,650円
- ハンドタオル 770円
- 缶バッジ 330円
- オリジナルTシャツ
- 子ども用100・120・140サイズ 2,200円
- 大人用XS~XL 2,900円

トートバッグには、3匹のかわいい後ろ姿までデザインされています。
下関のお土産としてはもちろん、自分用に選ぶのもおすすめです。

店内を見渡すと、時計にもしもやきキャラクターが。秒針の先には「ふく」がデザインされています。こちらは販売商品ではありませんが、店主の遊び心を感じられるポイントの一つ。
来店した際には、ぜひ店内のどこにキャラクターが隠れているか探してみてください。
お客様への気配りにも感じる杉垣さんの人柄

取材中に印象的だったのが、杉垣さんのお客様への接し方です。ベビーカーで来店した海外からのお客様にも自然に声をかけ、退店の際にはスムーズに店を出られるようサポートしていました。
しもやきのキャラクターや商品に対する愛情だけでなく、一人ひとりのお客様を大切にしていることが伝わってきます。
取材当日は、臨月を迎えていた奥様の咲希さんにもお話を伺うことができました。ご夫婦でお店を支えながら、新しい下関名物を育てています。
下関から山口県へ。広がっていく「しもやき」

2026年のゴールデンウィーク、5月4日には、1日で365個を販売。オープン当初の販売数を上回る記録になったそうです。
杉垣さんは「いつかこの記録も超えたい」と話します。
そして今後は、下関市内だけでなく、山口県内の事業者や生産者とのコラボレーションも考えているとのこと。春瀬農園との「ひやしもやき」のように、地域の食材や人とつながることで、「しもやき」の楽しみ方はさらに広がっていきそうです。
最新のコラボ商品や期間限定商品の情報は、公式Instagramで発信されています。
唐戸市場や周辺観光を楽しんだ際には、少し足を延ばして「元祖しもやき本舗」へ。ここでしか出会えない「ふく・くじら・あんこう」の3匹と、新しい下関の味を楽しんでみてはいかがでしょうか。





