『nytimes.com』のHPより

2024年1月、アメリカの「ニューヨーク・タイムズ 」が「2024年に行くべき52ヶ所」を選出。

北米やフランスのパリに次いで「山口市」が３番目に紹介され大きな話題となっています。

記事では、山口市は観光客で混雑することなくコンパクトな街で、

気軽に歴史が体験できたり、魅力的な場所もたくさんあると評価されています。

今回はそんな記事で紹介された山口市のスポットをまとめてご紹介しますよ！

非の打ち所がない庭園と見事な五重塔「瑠璃光寺五重塔」

ニューヨーク・タイムズでも「非の打ち所がない庭園と見事な五重塔」と評された 国宝「瑠璃光寺五重塔」。

山口市の香山公園にあります。

室町時代に、守護大名・大内氏が推し進めた大内文化の象徴と言え、

今もなお山口のシンボルの１つとして挙げられます。

季節によって違った姿で、訪れる人たちを魅了します。

残念ながら、現在五重塔は

雨や風で傷んだ檜皮葺きの屋根などを取り替える”令和の大改修”の真っ只中で、その姿を見る事は出来ません。

（改修工事は2026年3月までの予定）

ただ、最新技術を使い疑似的に体験できる仕掛けや

少しでも見られるように塔を覆うシートの一部の透明化（予定）など

訪れた人たちに楽しんでもらえる工夫も施します。

五重塔の歴史が分かるパネルもありますよ！

夜間はライトアップもされていて、

3月末までは大内氏の歴史と思想をテーマとしてプロジェクションマッピングも開催中です。

ニューヨーク・タイムズでも紹介された瑠璃光寺五重塔。

山口市を訪れる際は、是非立ち寄りたいスポットです。

その人柄が選定に後押し？ お寺の敷地内で作陶　水ノ上窯

瑠璃光寺五重塔から少し西に進んだ先にあるお寺「洞春寺」。

その敷地内に作陶の場を構えた「水ノ上窯」では、

山口市出身の陶芸家・舛井岳二さんが日々作品を生み出しています。

舛井さんは、中国・宋の白磁や李氏朝鮮時代の白磁からインスピレーションを得た作品づくりを目指しているそうで、

白をベースとし、無駄な装飾を削ぎ落としたミニマルかつ凛とした佇まいは、

和洋問わずどんな料理や食卓、家具とも馴染みそうです。

「NY Times」の「2024年に行くべき52ヶ所」に山口市を推薦した写真家のクレイグ・モド氏は、自身の公式ホームページで、「なぜ山口市を選んだか」について記しています。

『craigmod.com』内より

それによると、2021年に山口市を訪れた際、「この街で多くの人に出会い、皆親切だった」としつつ、「水ノ上窯の（舛井）岳二は親しみやすさにおいて抜きん出ていた」と称賛しています。

舛井さんについて、「話しやすい」「兄弟のように感じた」などと特別な思いを記しており、山口市の記憶の中でも舛井さんの人柄がひときわ強く輝いていることがわかります。

舛井さんとの出会いが、モド氏にとって山口市が特別な場所になった大きな理由の一つではないでしょうか。

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魅力的なコーヒーショップ

NY Timesでは “chic coffee shops” が山口市の魅力の１つと語られていました。 

“chic”、つまり「上品」「エレガント」「おしゃれ」なコーヒーショップがたくさんある街なんです。

実際そのうちの１つとして店名が紹介されたのが、こちらのお店。

山口市の中心商店街の一角、山口井筒屋から徒歩３０秒ほどの場所にある「LOG COFFEE ROASTERS」。

さわやかな水色の外装が目を引く３年前に誕生したスペシャルティコーヒー専門店です。

アーケード内にあるので、雨の日でも濡れずにアクセス可能です。

店を切り盛りするオーナーの武本直樹さんは自動車メーカーの元エンジニア。

その日の気温や湿度などに合わせた焙煎を行い、データに基づきその豆が持つ特長を引き出そうと日々取り組んでいます。

この店が扱うコーヒー豆はシングルオリジンを中心にブレンド・デカフェなど常時１０種類以上。

シングルオリジンはフルーティーな酸味が特徴の浅煎りから、ビターな魅力が魅力の深煎りまで幅広く取り揃えていて、時間帯やその日の気分に合わせたお好みの一杯を選べます。

「たくさんあって選べない」「自分の好きなタイプが分からない」という人でも、会話をしながら店主がおすすめの味を提案してくれますので、気軽にお店を訪れてみてくださいね。

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古くから受け継がれる歴史や文化、

まちに滲む人のあたたかさ、

共存するさまざまなお店。

ゆったりとした時が流れるコンパクトな街・山口市に、是非おいでませ。

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