「むぎ」と「まめ」でレトロな喫茶空間 下関市「喫茶むぎまめ舎」
- グルメ
下関駅から徒歩で行ける場所に、レトロで素敵なビルがあります。
そこには、可愛いドーナツの看板が。
今回は、ずっと気になっていた、「喫茶むぎまめ舎」さんへ行ってきました。
「喫茶むぎまめ舎」とは
「喫茶むぎまめ舎」（山口県下関市細江町2丁目-2-10和田ビル1階）は、パン屋で修行した店主が営む、レトロな雰囲気漂う喫茶店。
手作りのドーナツや常時5~6種類ある焼き菓子を楽しめます。
また平日はランチ営業もされており、ドーナツは取り置き予約・テイクアウトも可能です。
お店はこちらのビルの一階にあります。
元々は、ウニの瓶詰工場だったというこちらのビル。かなり歴史がありそうですが、手を加えて使われている為、味が出て趣があります。
ビルに入ると、正面に当時のエレベーターの跡があり、昔の様子を垣間見ることができます。「喫茶むぎまめ舎」の入り口は、こちらの左側です。
レトロで落ち着いた空間
店内は天井は高く、大きな窓もあり、とても開放感があります。
インテリアはアンティーク調や古家具で統一されており、落ち着いた雰囲気。
どこか懐かしさを感じる佇まいの店内。
古い家具や道具が大好きだという店主が、「昔の学校」のようなイメージを大工さんに伝え、オープンされました。
入り口の木のドアも、大工さんがイメージに近いレトロな建具を探してつけてくれたのだとか。
また、正面にある大きなカウンターは、
ご近所にあった酒屋さんの角打ちカウンターを譲り受けたもので、使い込まれてヴィンテージ感たっぷりです。
オープンするまで
店主は下関出身。高校を卒業後、大阪の調理専門学校で製菓・パンを学び、大阪や京都のパン屋さんで数年働いていました。
下関に戻りカフェで働きつつ、いつかは漠然と自分のお店を持ちたいと思っていたそう。
当時このビルの一階がイベントスペースとして貸し出されているのを知り、月に数回出張の喫茶店をされていました。
当時、今も2階にある古道具屋の「チポーラ」さんが既にこのビルで営業されており、建物全体が今のような空気感に仕上がっていたそう。そのレトロな雰囲気に惚れ込み、こんな空間でのんびりと過ごしてもらえたらという思いから、こちらでお店を出すことを決めたそうです。
ちなみに「チポーラ」の店主は、気さくで誰にでもオープンな素敵な方です。お話しも楽しいので、「むぎまめ舎」に来たら2階にも立ち寄ってみましょう。
喫茶店といえば
自分でパンが焼けることを活かし、美味しくて、落ち着ける雰囲気の喫茶店をやろうと開かれたむぎまめ舎。
まずは美味しいこと、がベースにあります。
そして喫茶店と言えば、たまごサンドとドーナツ。こちらの看板メニューです。
- たまごサンド ハーフ（写真）440円
- たまごサンド フルサイズ 660円
たまごサンドは、とにかくふわふわの食パンでサンドされており、食べ応え抜群！毎日この為に焼かれる角食は、余った分があれば店内で購入することもできます。
そして、もう一つの名物、ドーナツ。
- ドーナツ類 230円
味はプレーンとシナモンの2種類（写真はプレーン）。こちらもオープン時から変わらないメニューです。
さすがはパン職人が作るドーナツ、ふわふわもっちりした食感で、優しい甘さが広がります。
ちょっとした手土産や差し入れにもぴったりで、取り置き予約をされた方の来店も多いです。またバレンタインの時期だけ、チョコでコーティングされたドーナツが登場しますよ。
そしてこのドーナツ、コーヒーの相性が抜群なのです！
伺うと、京都で働いていた際に通っていた喫茶店があり、そこのコーヒーの味が好きで、「むぎまめ舎」を開く時にオーナー様へ連絡を取り、そこから仕入れをされていらっしゃいます。
相性抜群なのは、ドーナツや焼き菓子を実際に食べてもらい、それらに合うようオリジナルで焙煎をお願いしているから。
- コーヒー 450円
今は月に一度のペースで仕入れているそうで、仕入れ後1週間程は豆の販売もありますよ。
ちなみにランチタイムにはプレートもあり、2週間ごとにメニューが変わります。
今の時期はこちら「チキンのそら豆フランスパンサンド」です。この時期らしい爽やかなランチですね。パンはもちろんお店の手作りです。
- ランチプレート 1,200円(ドリンクつき)
平日限定で数にも限りがあるので、気になる方はこちらもお電話で取り置きが可能です。(ランチタイム 11時〜14時)
美味しいものと心地よい時間を
かなりの音楽好きでもある店主。お店を探している段階から、ライブが出来る空間も念頭に探していたとのことで、むぎまめ舎ではご縁があったアーティストを招いてライブの開催もあります。
落ち着く空間で、日々の息抜きをしに来るのもおススメです。美味しいパンとコーヒーがホッと一息つかせてくれますよ。
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