餃子屋の本格バングラデシュカレー!? お味は!? 下関市「餃子KOUDA」
- グルメ
スパイシーに味付けされたジャガイモに骨付きの鶏肉。
ルーには鶏ガラの旨味もしっかり溶け込んでいます。
今回は本場の調理法を元に作られたバングラデシュカレーをご紹介します。
餃子屋さんで本格バングラデシュカレー
白い外壁に緑の屋根が印象的なこちらのお店、下関市の「餃子KOUDA」。
この店ではもちろん餃子も販売しているんですが、気になったのは右側の看板。
「バンディカレー」とは、バングラデシュのカレーという意味でこの夏からの新商品なんだそうです。
お店を切り盛りする神田まつゑさんも「ここのバンディーカレーだけは他のカレーと絶対違うのでぜひ召し上がってください」と太鼓判を押します。
実は、まつゑさんと息子で店長の昇(のぼる)さんにレシピを伝授してくれた方がいるそうなんです。
それが、マハディーさん。
バングラデシュ出身の近くの日本語学校に通う学生さんで、まつゑさんにとっては息子みたいにかわいい存在なんだそうです。
でも、バングラデシュカレーって、インドカレーとなにが違うのでしょう?
マハディーさんによると、「インドのカレーがちょっと甘い感じですけど、バングラデシュは辛い感じ」とのこと。
それでは作り方をさっそく見せてもらいましょう!
味付けはジャガイモから。それがバングラデシュの流儀
作り方は特徴的で、まずはじめにジャガイモに味付けするそうなんです。
使うのはこちらのターメリック。
色々な国のターメリックがありますがバングラデシュのターメリックは香りと色が違うそうです。
つづいて、バングラデュのガラムマサラ、そしてインドのガラムマサラも入れていきます。
そしてチリパウダーも入れますが、マハディーさん基準だと日本人には辛すぎたそうで、
いろいろ調整して、日本人にも受け入れられる今の辛さに落ち着いているそうです。
このじゃがいもをフライパンに油をしいて焼いていきます。
マハディーさんによると、こうやって具材のジャガイモに味を付けて火を通すのが、バングラデシュのやり方なんだそうです。
ジャガイモに味が染みて、おいしそうですよね♪
もうひとつの具材、鶏肉はブラジル産の『ハラル』のお肉を使っています。
『ハラル』とは、イスラム教徒の人たちが食べられるようイスラムの教えにのっとって処理されたお肉のこと。
マハディーさんもそうなんですが、留学生の多い下関駅周辺ではニーズが高いそうなんです。
鶏肉は骨つきのまま、先ほどのジャガイモを焼いた残りの油で焼いているので、鶏肉にもスパイスの旨味がたっぷり染み込みます。
同時進行で、カレーのルーも作っていきます。
カルダモン、シナモン、クミンシードなどに下関市のニンニクや萩のタマネギを入れていきます。
また、ショウガも下関産のものを使うなど、山口県産のものをこだわって使用しているそう。
ここに先ほどの鶏肉を投入!鶏ガラの旨味が染み出た油も一緒です。
さらにスパイスやトマトを加えて、煮込みます。
あ、そうそう。バンディーカレーには、まつゑさんが作る卵焼きもトッピングされるんですよ。
初体験バングラデシュカレー そのお味は!?
それでは盛り付けていただきましょう。
スパイシーなジャガイモと骨付きの鶏肉。
鶏ガラの旨味が溶け込んだルーをかけて、まつゑさんの卵焼きと自家製のピクルスをのせたらバンディーカレーの完成です。
- バンディカレー 850円
気になるお味は!?
バングラデシュカレーはスパイスの香りが本当に豊かで、ちょっとピリ辛で、その辛味もおいしい!
まつゑさんも以前は辛いのはあんまり食べられなかったのに、辛味も旨味もこのバングラデシュカレーだけは不思議と魅力的で食べられたそうですよ。
そして、スパイスを絡めたジャガイモも甘くて、ホクホク!
もちろん、まつゑさんの卵焼きも甘くてふわふわでおいしかったですよ。
そして、もちろん、もちろん!ここは餃子屋さんですので餃子も絶品。
肉汁あふれる「肉汁餃子」に、野菜だけで作った「あいまる餃子」。
それぞれ4個ずつはいった「ミックス餃子」も「餃子KOUDA」に行ったらチェックしてみてくださいね。
口の中においしい幸せが広がりますよ。
★今回の内容は10月3日放送『YOU!どきっ』の「あちこちグルメ」を記事化したものです