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一の坂川のほとりに佇む歴史と香り豊かなお茶 山口市「お茶の鴻雪園」

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『New York Times』の影響で注目を集める山口市。

瑠璃光寺五重塔と商店街を結ぶ一の坂川沿いは、桜やホタルなど季節折々の表情を見せることから人気の散策スポットになっています。

桜の季節の店舗前・2022年春(筆者撮影)

今回はその散策ルートに店舗を構える人気のお茶屋さんを紹介します。

 

70年の歴史をもつお茶の老舗

鴻雪園提供

訪れたのは「お茶の鴻雪園」。

入口脇に置かれたソフトクリームを抱えた人形「ニックン&セイチャン」が目印となっています。

 

創業は1953年(昭和28年)で今年で71年目という歴史あるお店。

5代目の代表・髙津一(たかつはじめ)さんにお話を伺いました。

創業当時は米屋町商店街に店舗を構え、お茶の卸が主だったそうです。

その後、駅通り商店街・道門商店街・本町と場所を移転し、5年前の2019年に現在の後河原の古民家に移ってきたそうです。

 

 

多種多様なお茶にスイーツも!

 

店内に足を踏み入れると、50種類以上のお茶が目に飛び込んできます。

ハーブと緑茶、焙じ茶を組み合わせたブレンドティーは、その香りと味わいが心地よく、特にハーブの風味が先行し、その後に緑茶の風味が広がる面白みがあります。

茶葉だけでなく、茶筒や茶器などもラインナップされ、京都から仕入れたお茶に合うお菓子も揃っています。

 

 

こちらは、外国の方にも人気だという「ほうじ茶と紅茶のブレンドティー」。

ティーバッグが2つ入っていますので、ホッとひと息つきたいときにサッと取り出して飲むことができます。

  • ほうじ茶/紅茶 ティーバッグ4g(2g✕2P) 200円

 

また、店内ではオリジナルのスイーツやドリンクも楽しむことができ、なんと53種類ものメニューが揃っています。(温・冷は1種類とします)

その中で特に「黒蜜きなこソフト」や「白玉あずきソフト」は近所の子どもたちから大変人気で、価格も手頃に抑えられているため、小銭を握って足繁く通う光景が見受けられます。

  • 黒蜜きな粉ソフト【抹茶】 550円

 

そして、2月23日からは春にぴったりの新メニュー「さくらラテ」が登場します。

  • さくらラテ 400円

 

これは、ほんのり甘いミルクに桜の花の塩漬けで風味づけされ、ちょっぴり塩味があって「オトナのラテ」として楽しむことができます。

この季節限定のドリンクは、髙津さんが桜にちなんだ商品をという思いで考案し、やっとこの春商品化することができました。

 

キッチンカー出店で魅力発信も

 

また、2017年に導入したキッチンカーで県内各所に出店しています。

3月~11月の週末はほぼイベントに出店。

鴻雪園提供

 

キッチンカーに乗るのは髙津さんお一人だけ。

お店の宣伝にもなるので多少遠くても積極的に出向いて行くそうです。

「キッチンカーでお店のことを知ってもらって、一の坂川の店舗にも足を運んでいただけたら嬉しい」と話していました。

 

そして、桜の季節を「1年で一番忙しい時期」と話す髙津さん。

お店の前には毎年長蛇の列ができるそうで、今年は待ち時間を減らすために知人のキッチンカー仲間を招く計画を進めているのだとか。

 

これから山口市を訪れる観光客が増えてくることが予想される中、「鴻雪園」は地域の人々に愛され、訪れる人々に特別なひとときを提供していってくれるのではないでしょうか!

 

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